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2023年5月 利尻島

礼文島は曇り空だったが、鴛泊港に船が入ると、なんと利尻富士がはっきり見えた。歓迎してもらってるようで嬉しい。港近くのうみねこゲストハウスまで歩く。2年前に友人と2人でお世話になった。昨年は別の宿に泊まったので、挨拶だけしに寄った。

左隣の倉庫みたいな建物が火事を出して大変だったらしい。幸い被害はなかったようだが、挨拶にも来なかったらしい。

まだチェックインの時間ではない。玄関にメッセージボード。

部屋番号が書いてあり、キーはチェックイン後に渡してもらうことになっていた。

で、2階の206号室に荷物を置いて、近くを歩こうと出かけた。明日は雨の予報なので、今日のうちに歩いておきたい。向かったのは、温泉。手前に利尻山神社。まずはご挨拶。

初めて参拝する。カラスが1羽、完全にこちらを狙っている。隙あらば襲ってやるとばかりに頭上近くを飛んでいく。マジで大声出して、木の枝を投げつけたりしても、執拗に狙ってる気配。
閉まっていた神社の戸を開けて入ると、こんな貼紙。やはり悪質なカラスだったのだ。

お詣り終えて、高山植物園へ。道路脇に八重桜がたくさん咲いている。

まだまだ十分見頃。風が強く、撮影するのはけっこう難しい。
そして高山植物園には多くの花が待っていた。アッツサクラ。
こちらはリシリゲンゲ。他にはキクバクワガタ、チングルマ、エゾイソツツジ、四季咲きコマクサ、エゾゴゼンタチバナなどなど多種の花を見られた。

さて、お隣の利尻富士温泉へ。お湯は無色のあっさり系。露天風呂へ出ると、湯船にサクラの花びらが浮かんでいて、風流この上ない。いい気分。体があったまり過ぎて、汗がしばらく止まらなかった。
宿に戻ると、かなこさんが待っていてくれた。再会のご挨拶。今夜はお客はもう1人だけ。常連さんみたい。今夜の晩メシは、一昨年も去年も食べに行った居酒屋力丸。念のため電話を入れておいて出かけた。宿もそうだが、食事の店も、5月はまだお客が少ないようだ。

突き出しと冷酒。
ニシンの昆布〆。こりゃ旨い。

大将は決しておしゃべりではないが、話しかければ、そして店が空いていれば、ちゃんと聞いて返してくれる。3年目、いつもカウンター右端のこの席、と言ったら、うーん、ちょっと思い出したかな、なんて笑ってた。覚えられなくて当然だよね。
あれこれ食べて、お燗も追加して、お勘定。また来るからね。

力丸。海沿いに立つ。

外は風が強く、来る時も送っていただいたが、帰りは店の近くのセイコーマートで明日の朝食やこの後呑む酒類を調達し、セコマまで迎えに来てもらった。宿に帰ると、同宿の同年輩の女性が談話室にいた。50年前に礼文島の桃岩ユースでヘルパーをしていたというのんちゃん。その後、しばらくは島から離れていたが、また通い始めて、今では桃岩YHに年4回は来てるそうな。礼文島だけでなく、道内各地や沖縄方面などあちこち旅してらっしゃるようだ。ここには2泊してから星観荘へ行き、6月1日の桃岩YH開所日に備えるという。あれ、星観荘休みと言ってたのにと聞くと、ナイショ、ナイショと笑ってる。

北海道の日本酒、国士無双を飲みながら、のんちゃん、さらには宿主夫妻、トールさんとかなこさん4人で消灯時間の23時まで楽しくおしゃべりさせてもらった。

翌朝、利尻富士は雲で隠れてるが、お天気は悪くはない。朝から雨というわけではないのならと、歩くことにした。ペシ岬へ登ろう。

20分ほどで岬の頂へ。
少し下ると、灯台。恋する灯台なんてクソ恥ずかしいコピーが付けられている。正気の沙汰とは思えぬ。

宿へ戻り、朝メシ。で、今日はどうするか。天気が良ければ、自転車を借りて島を一周するつもりだったが、いつ降り出してもおかしくない。ならばバスにするか。ここで、かなこさんがさすがの大活躍。素晴らしいプランを提案してくれた。のんちゃんも一緒にそのプランに乗っかることとなった。
まずはお昼近くまでまったりする。

談話室の窓辺にはかわいい置物があれこれ。
宿泊客はいろいろチャレンジして名を残していく。
ゲストを見送る時のうみねこコスチュームを纏うのんちゃん。

11時55分発、時計回りのAコース路線バスに乗車。1日乗車券を2000円で購入。われわれ以外にはお客は1人。その人も割とすぐに下車して、貸切バスになった。右手に見えるはずの利尻富士は、途中で山腹をチラリと見せただけ。あとはずっと雲の中。終点沓形バスターミナル下車。13時過ぎ、昼メシは人気ラーメン店味楽。去年は大行列のため別の店へ行った。さて、どうか。おお、すんなり入れるわ。

焦がし醤油ラーメン、麺は細麺に変更。これと瓶ビール。スープが抜群に旨い。メンマもチャーシューも自家製かな、高レベル。満足なり。

土産物屋を覗いてから、岬公園へ。と、おおエゾカンゾウがちらほら咲いてるじゃないか。

昨年6月には礼文島でエゾカンゾウの大群落を見たが、こうして気の早いのがいく株か咲いてるというのもいいもんだなあ。

そいて、そして、クロユリもあちこちに咲いてるではないですか。わーお、今回の旅の締めくくりに相応しい大自然からのプレゼントだあ!

公園周回道路のすぐ脇にクロユリ。
こちらをしっかり向いて咲いていてくれるなんて。なんて可愛いヤツだ。

で、バスまでの間を最後は利尻ふれあい温泉で過ごす。パーフェクトなプランだよね。

こちらの湯は薄茶色に濁ったお湯で本当に温泉らしい温泉。しかも源泉浴槽は加熱なしのぬる湯。いつまでも入ってられる。露天風呂は波が打ち寄せる海が目の前。いやー、いい温泉だ。

休憩室で一休みした後、表のバス停へ出ると、ダイヤよりずいぶん早いが1台バスが来た。逆回りのバスだったが、そこで待つのは寒いでしょう、ターミナルまで行くので乗って下さいと言ってくれた。感激。ありがとう。ターミナルでAコースのバスに乗り換え。

これに乗れば、1周したことになる。すでに2000円の元はとれている。

しばらく走ると、やっと雨が落ちてきた。ここまで降らずによくもったもんだ。鴛泊の町中で下車。セコマに立ち寄る。初めて傘を使った。かなこさんから、雨が降ってるし、迎えに行こうかとメッセージが入ったが、まもなくこやみになり、歩いて帰った。

と、見上げれば、りしりんの背後に虹が出ていた。ナイスなバス旅の〆だねえ。

さて、今夜は一昨年友人と食べに行った中華料理店、笑う門へ。1人ではあまり食べられそうにないなとは思っていたが、とりあえず、前菜的に生ビールとピータン豆腐、焼き餃子を注文。

豆腐、一丁あるんじゃないの?
焼き餃子、フツーの餃子の1.5倍から2倍ほどの大きさ。前にも食べたけど忘れてた。

もっと食べたいが、残念ながらギブアップ。旅先で無理すると、戻したりすることがあるので、自粛。麻婆豆腐も食べたかったけど。で、またまたセコマに寄った。

すっかりお世話になったセコマ。先ほど見かけた北海道の銘酒4種類をゆうパックで自宅に送った。後で後悔しないようにね。

宿に戻ると、今夜から加わった青年、くぼっちを交えて、呑みアンドおしゃべり。彼は冬の北アルプス登ったり、挫折したと言ってたがキリマンジャロに登ったりしてる強者。いいねえ、若くて元気ある人は。明日は早朝から島を徒歩で1周するそうな。がんばれー。というわけで、彼は一足早く22時ごろに部屋へ。その後またまた4人でおしゃべり。ああ面白かった。
翌朝、最後の日。早くから目が覚める。

4時半ごろ、山だけでなく海も真っ白。
談話室で朝食後、かなこさんがコーヒーを淹れて下さった。
本当は6月1日からスタートするキャンペーンだが、あちらこちらでポイントをゲットして400はクリアした。あとは帰りの船でQRコード読み取れば達成。

さあ、8時55分発の稚内行きに乗ろう。ターミナルへ行くと、ツアーの団体客がすでに大行列。しかも船は最悪の最古船、通称ボロアース。案の定、乗り込むと2等桟敷には空きスペースナシ。寒いけど甲板の椅子で。
宿の前でもずっと手を振って見送ってくれていたが、出航時には、3人でうみねこコスプレして旗を振ってくれた。嬉しいやら恥ずかしいやら。ありがとうねー。行ってきまーす。

スマホなので小さくしかお見送り写せなかったが。
寒い中、それなりに甲板席にも人がいる。

帰りの飛行機は稚内から羽田直行便はとれなかったので、夕方発の千歳行きで乗り継ぐ。午後の稚内行きの船では間に合わず、朝便に乗ってきたというわけ。すなわち5時間、稚内で暇つぶし。やれやれ。
今回も本当に収穫の多い礼文島、利尻島の旅だった。また来年も来られるといいな。

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