2020年8月 礼文岳登山 5 栗コロッケ 2020年9月2日 13:29 標高490mの礼文岳山頂から眺める利尻富士。山頂付近を覆っていた雲が、下山直前にようやく少しだけとれた瞬間。礼文島は4回目だが、礼文岳に登ったのは初めて。花目当てで6月や7月に来ると、どうしても花が多いコースを優先してしまう。今回は大雨で島内各地の道が崩れていて、歩けるコースは3ヵ所しかなかった。結果的にはいい機会となった。 宿の車は毎朝、7時45分に出発する。香深港を出る朝の便に間に合わせるため。礼文岳コースを選択した3名は、この登山口で下ろしてもらった。もう一人は我々年寄りと違って若いから、猛スピードで先へ先へ登っていってしまった。 最初は高度を稼ぐ登り道。すぐに利尻富士が見えてきた。気温は20℃ちょっと。灼熱の関東から来た身としては、信じられない爽やかな気候。 行く手を見上げれば、空と雲の気配はすでに秋模様。足下の葉っぱも少し赤くなっていた。 登山道脇にはそれほど花はなかったが、オオヤマサギソウはちらほら観ることが出来た。 こちらもオオヤマサギソウ。かたまって生えていた。 花よりもキノコ類が目に付いた。これは何とも風変わりな様子のキノコ。種類、名前不明。 こんなキノコもあったし、もっと大きな傘のキノコもたくさん。富士山で食用として採ったイグチに似たようなのもあったが、怖くて採れない。 これはベニテングダケではないかしら。緑のコケとの彩りは大変美しいのですが。 タマゴダケ。かな? 殻からアタマを出したばかりのように見えた。 あちらこちらで見かけたのは、ツルリンドウ。控えめな色合いは好みのタイプ。 林と笹原の中を、涼しい風に吹かれて歩くのはとても気持ちがいい。このコース、最初と最後に少し登りがあるが、途中は尾根道で歩きやすい。 さて、礼文岳山頂が見えてきた。最後の登り。左手には利尻富士が見えている。 山頂は360度の眺望。ぐるりと海に囲まれた景色は、素晴らしい。山名標の根元に、なぜか首だけの石仏なのか地蔵なのかが置かれていた。 こちらは山頂の三角点。加計呂麻島で知り合った三角点マニアの師匠へ早速、ラインで報告。 しばらくの間はこんな感じで、利尻富士の山頂は雲に隠れたままだった。船や海岸から見る利尻とは違って、見下ろす感じの角度は新鮮。 山頂でついついパノラマ写真を撮ってしまった。そういう気にさせられるんだな。 山頂付近の花、その1。ハナイカリ。 山頂付近の花、その2。チシマワレモコウ。 山頂付近の花、その3。ネジバナ。これでも一応、ラン科。よく見ると、ベロを出してる。 昨夜、星観荘に泊まっていた某大学の先生、バイクで来ていて、一足先に登頂。利尻富士の雲が晴れるのを待っていたが、諦めて下山していった。 ここからは下山時の花の写真。ミヤマアキノキリンソウ。 ヤマハハコ。 ゴゼンタチバナの実。 これはたくさん咲いていた。ヨツバヒヨドリ。 アザミは何アザミかしら。チシマアザミかなあ。虫の名前も不明。 キンミズヒキ。 ミヤマアキノキリンソウに黒い蝶か蛾が止まっていた。クロセセリ? うーん、分からない。どうせならベニヒカゲを見たかったなあ。 #利尻富士 #礼文岳 #オオヤマサギソウ #ハナイカリ #チシマワレモコウ 5 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート