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2022年6月7、8日 くじゅう連山

日程:
6/7 牧ノ戸登山口12:39→13:05沓掛山→14:06扇ヶ鼻14:22→15:16牧ノ戸登山口
6/8 長者原ビジターセンター8:53→8:59タデ原湿原→10:17雨ヶ池→10:53坊がつる→11:06テントサイト→11:07法華院温泉11:38→12:20雨ヶ池→13:24長者原ビジターセンター

メンバー:単独行

6月に格安航空券で大分往復がとれたので、ミヤマキリシマを観に行くことにした。今年は花が不作との情報は事前にあちこちで見かけた。大分空港からレンタカーで牧ノ戸登山口へ。ここから扇ヶ鼻までが1時間半ほどで行ける。花の様子も分かるだろうし、手頃かなと思ったのだ。歩き始めてすぐ、キブシのような花が目に入った。よく見ると、サラサドウダンか、白い花。シロドウダン、かな。この写真を撮っていた女性に、千葉からミヤマキリシマを観に来た、と話したら、あらお気の毒、今年はダメよ、とぴしゃり。

牧ノ戸登山口駐車場の休憩所。肉まんを昼食にした。
ここが登山口。
行く手にくじゅう連山の山並み。
初めは歩きやすい登山路。

しばらく歩くと、おお、やった。ミヤマキリシマ、ご対面。小ぶりな花でかわいいなあ。

ミヤマキリシマ
遠くの山の上の方にはミヤマキリシマがたくさん咲いているように見えた。期待は膨らむ。

しばらく登ると、険しい岩山。沓掛山1503m。

突然、大きな岩が現れた。沓掛山。

少し下ると、それなりのミヤマキリシマの花。花の写真は別サイトで。

もう咲き終えた花もあったが、十分見頃のミヤマキリシマ。

分岐点の手前に広い場所があり、たくさん登山者がいた。そうそう、平日というのに、思った以上に大勢の人が山に来ているようで、久しぶりに登山道でたくさんの人とすれ違った。

おそらく大半の人のお目当ては百名山の久住山。
ここが分岐。ぼくは軟弱に右手の近い扇ヶ鼻へ。そちらもそれなりに人は多かったが、
より多くの人は左の久住山から下山してきていた。

さあこの先が本当なら一面のミヤマキリシマ大群落のはず。実際に見た景色はこんな感じ。

このあたりは比較的咲いているエリアだった。
今年、花が少ない原因は、虫の害だという。葉っぱすら見当たらないこのような
株があちらにもこちらにも見られた。
扇ヶ鼻の手前の光景。本当は一面、ミヤマキリシマの花、のはずだが。残念。

やがて扇ヶ鼻のピーク。1698m。団体客がどっさりいて、下山していくまで待たねばならず。

登山口が1333mだったので、365m登ってきたことになる。
ピークから南を見やれば、阿蘇の山並み。いい景色だ。
東の方には、久住山と中岳など。
星生山方面にもそれなりのミヤマキリシマ群落が見えた。
まあ、近くへ行けば、似たようなものかもしれないが。

同じ道を引き返す。少し色が薄いミヤマキリシマもかわいい感じしていいなあ。

ミヤマキリシマ

さて、翌日は長者原ビジターセンターから法華院温泉を目指す。本当は法華院温泉に泊まろうと2月頃予約の電話を入れたのだが、すでに満室だった。この日、すれ違った名古屋から来たという高齢女性グループはなんと2泊も法華院温泉でしてきたとか。そりゃないよな。
さて、まずはタデ原湿原を一巡り。木道が敷かれている。

長者原ビジターセンターの駐車場は9時前というのに満杯だった。
道路の反対側の駐車場に車を置いた。週末だったらどうなるんだろう。
奥に聳えるのは三股山かな。
タデ原湿原にはあまり花は見られず。

歩き始めは明るい森の中を行く。

道幅も広く歩きやすい道。

そして、少し山道を登ると、やがて湿原に出た。雨ヶ池。ここまで来て、やっとミヤマキリシマが見られるようになった。

湿原は乾いていたが、雨が降ると水が貯まるので雨ヶ池と呼ばれるようだ。
雨ヶ池周辺にはミヤマキリシマがちらほら。
雨ヶ池越えが本日最高地点で1335m、その先に見晴台があった。
坊がつる、そしてテント場が見える。

朝早くに出てきたのであろう、本日もすれ違う人が多い。しかもグループで来てる人が多い。自分たちのおしゃべりに夢中で、山道一杯に広がってる人たちや、道を譲って待っていてあげても挨拶ひとつしない人など、マナーの悪い客が目に付いた。登山路はぬかるんでいる箇所も多い。

ここはまだマシな方かな。もっと悪路もあちこちに。
坊がつるに近づくと、石畳の道に変わった。
そして坊がつるに辿り着いた。景色がぱあっと広がる。

坊がつるを抜けると、テント場。ソロ用テントが多いように見えた。

坊がつるのテント場。

そして、まもなく法華院温泉が見えてくる。

温泉の手前にもミヤマキリシマが所々に咲いていた。
法華院温泉。

ちょうど日帰り入浴開始の11時なので、早速、売店で入浴券を買おうとしたら、浴槽にお湯が溜まってないという。えー、そりゃないでしょ、2時間かけて歩いてきたのに、はいそうですかって帰れないよ。すると、少ししか溜まってないけどそれでもいいなら、と半額にしてくれた。250円。先客1名。お湯は湯の花が多い、気持ちのいいお湯。寝そべるとかろうじてほぼ身体を湯に浸けられる。

出てくるお湯が時々少なくなったりして、なかなか溜まらない。

まあなんとかお湯に浸かり、簡単な食事を終えて、同じ道を引き返す。雨が途中で降ってきた。森の中は気にならないが、雨ヶ池は濡れるので、ザックカバーをしてパーカーを着た。

平治(ひいじ)岳だろうか、山頂付近はかなりミヤマキリシマが多いように見えた。
雨の中を雨ヶ池を通り過ぎる。

やがて雨は止んだ。また森の中へ入ると、鳥の声だけでなく、セミがしきりに鳴いていて驚いた。まだ早いよね。

セミ時雨の中を気持ちよく歩いて、長者原へ戻った。


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