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2022年9月5日 丹沢表尾根《三ノ塔(1205m)・烏尾山・行者ヶ岳》

日程:菩提峠駐車場9:30→10:39二ノ塔11:06→11:15三ノ塔11:39→12:12烏尾山12:22→12:36行者ヶ岳(周辺探索)13:26→13:38烏尾山13:57→14:21三ノ塔→二ノ塔→15:43菩提峠駐車場

メンバー:横井、秋田、長崎、渡部

丹沢へサガミジョウロウホトトギスを見に行くことになった。実は15年前に、山の師匠、今はなきノブさんに連れて行ってもらいサガミジョウロウホトトギスを見たことがある。ただし、その場所は今は廃道となって行けないようだ。丹沢の貴婦人、という別名を持つ美しい花だ。
しかし、夏の丹沢、暑いんでないの? と素朴な疑問。荻窪駅近くで車に拾ってもらい、菩提峠駐車場へ。満杯だったらヤビツ峠まで戻らなくちゃいけないかも、なんて話もあったが、さすが、夏の丹沢、しかも平日に来る人はそうそういない。バイク1台、車1台のみ。

ヒルがいるかもしれないとの事前情報により、完全防備、靴には塩水スプレー、と
対策は万全。その代わり、ひどく暑かった。
すでに紅葉し始めている木があった。
大山も間近に見える。
標高が760m、さすがに少しは涼しい。しばらくは林道を歩く。
やがて、林道から登山道へ入る。ヤビツ峠までバスで来た人は、
ここまで2㎞を歩かねばならない。朝のバスで来た人が何組かいた。

杉林の中を登る。日陰で涼しいはずだが、それでも汗がだらだら流れる。いわゆる表尾根に上がるまで、ひたすら登る。ふう、汗まみれ。水分1リットルほどしか持ってこなかったが、大失敗だった。

周囲は杉林。このあたりは風も抜けない。
きれいなトカゲがいた。
さすが丹沢、登山道はきわめて快適に整備されていた。しかし、だからといって、
楽に登れるという訳でもない。登りはしんどいのだ。

やっと、二ノ塔に到着。ひと休み。

50分ほどで二ノ塔。まずまずのペース。
すでにこの時点で相当大量の汗をかいている。Yさん、思わず下着姿になっている。

この先、一度下って、登り返し、三ノ塔へ。本日の最高地点。

せっかく登ったのに、一度、下らなくてはならない。貯金の無駄使いみたいでイヤだなあ。
ふうう、三ノ塔到着。数組の登山者が休憩していた。風が気持ちいい。
2個目のおにぎり。旨い。
少し遅れて、Yさん、W君、到着。
本日の最高地点、1205m。

三ノ塔から烏尾山へは、三ノ塔まで以上に、下まで下って登り返す。烏尾山頂の山小屋が初めは見下ろしていたのに、はるか上に見えなくなるまで下る。汗が止まらない。かなりバテてきた。

はるか下に見下ろしていた烏尾山頂、しかし、ずっとずっと下まで一度下っていくのだ。
地蔵様に見送られながら下っていく。ちゃんとお詣りしましたよ。
どこまで下るんかいな、と思っていたら、ようやく底が見えた。
烏尾山山頂から箱根方面。冒頭の写真は、帰り道の同じ光景だが、
黒い雲が山の上にびっしりかかっていたっことが分かる。

さて、本日のお目当て、サガミジョウロウホトトギスは行者ヶ岳の少し先との情報。行者ヶ岳山頂に荷物をデポして、カメラだけ抱えて先へ進んだ。

行者ヶ岳山頂の石碑。
この標識に荷物をぶらさげさせてもらった。一応、念のためのヒル対策。
行者ヶ岳山頂の三角点。
こんな足下もおぼつかない崖っぷちに咲いているのだ。

花の写真は別ページでたっぷり。大量の汗をかいてしんどい山歩きだったが、なんとかお目当ての貴重な花、丹沢の貴婦人を見ることができて大満足。そんなややお疲れ&満足の面々の記念撮影ショット。

疲れてるねえ、みなさん。

さあ、帰りはさっさと下ろう。

16時前に無事、下山。

後発隊が下ってくる前に、名水、護摩屋敷の水へ行き、顔を洗い、美味しい水をガブガブ飲んで、上半身の汗を拭い、新しいTシャツに着替えて、やっとさっぱりした。

冷たくて美味しい水だった。

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