2019年2月5日~8日 宮崎市、椎葉、高千穂、延岡

画像1 1泊目は宮崎市内。クラフトビールの店で軽くやってから、みやざき魚菜 志ほへ。とにかく魚が旨い。地の魚。ぱっちんえびの塩焼きもよかった。そして何より気配り。料理の間隔が開いたら、お待たせしてすみません、と、そっとカラスミや島ラッキョウを出してくれる。〆はミニウニ丼。大満足。
画像2 椎葉の鶴富屋敷。茅葺き屋根の上を銅板が覆っている。源平合戦の時、弓の名手として登場する那須与一の弟が、平家の落人を追ってこの地に来た。その末裔那須家の屋敷である。
画像3 鶴富屋敷の隣には旅館があり、昼食も食べることが出来る。鶴富御膳。お煮しめがこの地のご馳走だが、優しい味で大変美味しかった。蕎麦も実に香り高くて旨かった。
画像4 屋敷の脇に鶴富姫の墓がある。墓の上にジョウビタキがとまっていた。悲恋の主人公、鶴富姫は平家の子孫。本来は那須大八郎に討たれる宿命だったが、愛し合い子を授かる。大八郎は帰還命令を受けて去らねばならなかったが、姫は後に那須姓を名乗った。
画像5 鶴富屋敷の近くにある民俗芸能博物館。椎葉村は柳田民俗学の原点の地。充実した展示内容。山の祭に供えられるイノシシの様子を剥製で展示。
画像6 十根川神社には国の天然記念物、樹齢800年という大杉が社殿脇に根を下ろしていた。
画像7 十根川は重伝建保存地区。美しい石垣の上に屋敷が整然と立ち並んでいる。手前の小屋には猪肉、鹿肉ありますと看板が出ていて、さらに、猪しし犬訓練所という文字も書かれていた。
画像8 廃線となった高千穂鉄道の線路の一部区間を利用して、スーパーカートという車両を運行している。ハイライトは高千穂鉄橋。しばらく停車して、写真を撮らせてくれたり、しゃぼん玉を作って、インスタ映えする写真背景を演出してくれる。
画像9 高千穂峡。真冬で寒いのに、ボートを漕いでいる観光客もいた。中国からのお客さんが大変多かった。
画像10 高千穂神社の神楽殿では毎晩、夜神楽を実演している。ダイジェスト版ではあるが、4演目を上演。宿で貸してもらった座布団に座っての観劇。
画像11 総勢5名で舞手と地方を務める。舞台奥には天照大神が隠れた岩戸が設えられている。舞台は神庭と呼ばれ、切り紙の飾りが張り巡らされている。
画像12 最後の演目はご神体の舞。男神と女神の交わりをユーモラスに演じ、最後には両神が客席の中に飛び込んで、モーションをかける。この夜はイケメンの外人さんが狙われて、場内の爆笑を誘っていた。
画像13 夜神楽を見た翌朝、高千穂神社へお詣りした。本殿前には立派な夫婦杉があり、恋人や夫婦が手を繋いで3回まわると御利益があるそうだ。カミさんにやってみるかと訊いたけど、鼻で笑われた。
画像14 高千穂の国見ヶ丘は雲海の名所。時間が遅かったので、雲海は名残だけ少し残っていたが、それでも十分に神の里、高千穂の雰囲気は味わうことが出来た。
画像15 天岩戸神社西宮。左手に神楽殿がある。ここにも中国人旅行者のグループがバスで来ていた。
画像16 天安河原へ下る手前の土産物屋にいたネコ。大あくびを連発していた。そんなに退屈かい?
画像17 天安河原。ここで石を積むと願いが叶うらしい。見渡す限り、大小様々な石がこれでもかと無数に積まれていて、呆れてしまうほど。
画像18 天安河原へ行く途中の遊歩道脇で見かけた苔。見とれてしまう。
画像19 高千穂から延岡へ向かう途中、日之影町の石垣の村に寄ってみた。見事な石垣は江戸時代から作り始められたという。文化庁から文化景観地区に選定されている。
画像20 狭い谷間の棚田もまた石垣が支えている。亀甲形の石組みもあった。ミカンを収穫しているおばあさんの竹籠が美しい。有名な竹細工の作り手によるものと後で分かった。
画像21 延岡の五ヶ瀬川の堤防では天下一ひむか桜と呼ばれる河津桜と菜の花が花盛り。ピンクと黄色の美しい取り合わせ。
画像22 昨年完成したばかりの延岡駅。蔦屋書店の経営母体CCCが全体を管理運営していて、書店だけでなく、図書館機能ももち、特産品の紹介コーナーもある。駅内には無料で使用できる読書スペースがたくさんあり、老若男女が利用していた。
画像23 今回の宮崎旅行の一番の目的は、ここ「きたうら善漁。」。父親と漁をして獲ってきた魚介などを食べさせてくれる。撮影禁止。非常に満足感の高い食事だった。魚もさることながら、最後のご飯が凄かった。
画像24 きたうら善漁。のメニューは謎解きのようだった。で、帰る時にこの挨拶状と品書きを一緒に封筒に入れて渡してくれた。再訪の機会あればいいなあ。
画像25 最終日、宮崎へ向かう途中、美々津に立ち寄った。美々津千軒と呼ばれたほど栄えた時代があった港町。
画像26 美々津は古い街並みが広範囲にわたって残っている。重伝建保存地区。中を見学できるお宅もある。どの家にも中庭と井戸があるようだった。
画像27 美々津の想いいれカフェ、3年前に民家を改装してオープン。コワーキングスペースにもなっている。雛祭りの準備中だった。コーヒーがとても美味しかった。
画像28 カフェの暖簾は、沖にある小島に立つ美々津灯台をモチーフにしたもの。店主はイラストレーターの女性で、ギャラリーのようにもなっていた。
画像29 美々津から西都原古墳群へ。鬼の窟と呼ばれる古墳。横穴式の石室に入って中を見学できた。周囲には前方後円墳などがたくさん並んでいる。
画像30 宮崎県立西都原考古博物館。実に盛り沢山の展示だったが、専門的すぎてなかなか難しかった。副葬品の錆びた鉄兜なども見られる。最上階は500円で美味しそうなランチが食べられる食堂。お年寄り達で賑わっていた。

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