2019年9月17~18日 燧ヶ岳

画像1 燧ヶ岳の最高峰、柴安嵓。標高2356m。まるで墓石のような山名標柱が立っていた。晴れていれば尾瀬ヶ原が見渡せたはずだが、真っ白で何も見えなかった。
画像2 バスタ新宿から尾瀬号に乗り込んだ。尾瀬戸倉まで3800円と、新幹線で行くよりずいぶん安い。
画像3 尾瀬戸倉でマイクロバスに乗り換え、鳩待峠まで。昔はこの休憩所前までバスが入ったと思うが、今は少し下に駐車場ができていた。
画像4 山の鼻に向かって木道を下っていく。我々の前にはスカート姿の軽装若者3人組が普通の靴で歩いていた。夕立でも降ってきたらどうするのかしら。
画像5 山の鼻を過ぎると、いよいよ尾瀬ヶ原。草紅葉と呼ぶにはまだ早かったが、でも秋色に染まり始めた湿原。前に誰もいないのが爽快。
画像6 熊が出没するようで、熊除けの鐘が置いてあった。ミズバショウの葉っぱは熊に食い荒らされていた。
画像7 池塘にはヒツジグサの小さな白い花。葉っぱは色づき始めていた。白い雲と青空が映えて美しい。
画像8 後ろを振り返れば、至仏山が聳えている。山を構成する蛇紋岩のために固有種の植物が多い。
画像9 小屋で働いている青年が背より高い荷を担いでやってきた。靴はフツーのスニーカーだった。
画像10 行く手には明日登る燧ヶ岳。池の向こうの白樺林が美しい。
画像11 ちょうど整備中の木道。それぞれの材木の端に設置工事を行った年度が焼き印されていた。
画像12 竜宮小屋の窓辺では招き猫がひなたぼっこしていた。
画像13 見晴には山小屋が6軒。どこも小ぎれいな佇まい。ここ尾瀬小屋のテラスはとびきりオシャレだった。
画像14 宿泊した弥四郎小屋の前には弥四郎清水が湧き出している。冷たくて、きりっとしていて、とても美味しい。この水で淹れたコーヒーは小屋の名物。
画像15 見晴の小屋の中でも一番尾瀬ヶ原に近いのが、弥四郎小屋。こじゃれた佇まいが好ましい。
画像16 小屋近くのオゼアザミの花にヒョウモンチョウが飛んできた。ウラギンヒョウモンかもしれない。
画像17 弥四郎小屋の浴室からの贅沢な眺め。10数年前に来た時は、女性風呂は磨りガラスになっていて外が見えなかったと聞いたが、今は女性用風呂からも外が見えたそうだ。
画像18 風呂上がりは小屋のテラスで尾瀬ヶ原を眺めながら、生ビールをぐびり。700円なり。幸せなひととき。
画像19 夕刻、日が傾いてくると、至仏山に斜めの柔らかい光が当たって縞模様を描いていた。その中をひとり小屋に向かって来る人。映画のワンシーンのようだった。
画像20 弥四郎小屋の夕食。揚げたてのトンカツがメイン。レンコンや切り干し大根和え物も美味しかった。酒は吟醸「尾瀬の酒」ワンカップ。
画像21 食事中に、同行したコーチが表を見てきて、夕景が見られると言うので、皆で外へ出た。至仏山にかかっていた雲が、朱色に染まって、美景を見せてくれた。
画像22 翌朝、霧雨。小屋の前に出ても至仏山は山裾が少し見えるだけだった。
画像23 小屋の朝食もなかなか充実していた。温かいオムレツを食べられるとは思わなかった。
画像24 レインウェア、ザックカバー、スパッツと雨支度をして見晴新道を登る。周囲のブナ林が美しい。
画像25 6合目。登山道は泥にまみれた、ぬかるみ道が続いていた。
画像26 ぬかるみを想定して革の登山用ブーツを履いてきたが、泥んこ。スパッツもべったり泥がへばりつく。
画像27 柴安嵓に近づく。相変わらず周囲は真っ白で、展望はきかない。
画像28 柴安嵓から下って、登り返して俎嵓に着いた。こちらは祠も三角点もあって、いかにも山頂らしい風情だった。
画像29 御池方面へ下山していくと、目の前が開けて、熊沢田代が見えた。視界の範囲内には人っ子一人いない。
画像30 さらに下った広沢田代。下山で疲れたのか、道標にもたれかかって休憩している人がいた。もう一息で御池に着くのだが。

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