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2024年10月 京都2

ライブ翌日は祝日、休みの店も多い。朝メシは、四条烏丸の大垣書店内のメゾンカイザーで。

2人分の朝メシ。温めてくれた。

今日は何しようかねえとカミさんと相談して、西本願寺へお詣りすることにした。バスで島原口へ。裏口からぐるり表へ回り込む。

西本願寺の南側にひときわ派手な造りの唐門が聳え立つ。国宝。桃山時代の豪華な装飾を凝らした檜皮葺き唐破風の四脚門。
西本願寺の西南に立つのは龍谷大学大宮学舎。この右奥には立派な図書館もある。

ぐるーっと回って、やっと御影堂門から境内に入ることができた。

御影堂門の門柱下には、こんな立派な飾り。
境内ではちょうどこの日から献菊展が始まっていたが、菊の花はどれもまだ蕾ばかり。

阿弥陀堂の広い堂内では、お経が上げられていた。

大きなお寺は中を見て回るだけでも大変。バスで京都駅へ移動。ひゃあー、大混雑してるわ。バンドの他のメンバーたちは、今日、車や新幹線で東京へ帰る。ご苦労様。
伊勢丹地下で土産物を物色、おっとその前に昼メシだ。伊勢丹の食堂街へ行くと、どの店も長蛇の列。和久傳などは本日予約満席。比較的、待ち時間が短くて済みそうな寿司清で順番待ち。

ランチセットB。
エスカレーターで下へ降りて、食料品フロアへ。

土産物を買い回って、ホテルへ戻った。晩メシは、裏の小路の端っこに赤提灯を掲げる小さな店が気になってしょうがないのでそこへ。

酒房菜菜。カウンターのみ6席ほど。

ビールは、スプリングバレーを4種類、サーバーからグラスに注いでくれる。1杯400円。こりゃいいね。2杯吞めば普通のビアジョッキ程度。まずは豊潤。次いでアフターダーク。

森のレバさし。何だろうと思ったら、アミタケだった。ゴマ油をまぶしてあるので、口に含むと、確かにレバ刺しのような食感と香りが味わえる。
おつくりは、ツバスとしめさば。ツバス、旨いねえ。しめさばは安定の味。

酒は京都の銘柄が並んでる。坤滴を冷酒で。初めて飲む。なかなかいける。そもそもこの店はマスターのお父さんが始めた店だそう。この界隈の家も、売ってしまう人もいたりして、必ずしも保存一徹という訳でもないらしい。ちょっと先に駐車場があったが、ホテルにするといって一帯を買い回ったが、結局は頓挫して駐車場になったのだとか。いろいろありますなあ。その隣は、九州の会社がマンション建設中だしなあ。

結局、この日、18時から2時間ほど飲ませてもらったが、他にはお客なし。

ギンナン、小鉢を2種類、ナス煮とカブ酢漬け。そして、天使の海老というのを焼いてもらった。

味が濃くて美味しい海老だった。とくに味噌が旨かった。
この酒も初めて飲んだ。お燗してもらった。いいねえ。

〆は、京鴨陶板焼き。ジュウジュウ焼きたての鴨はジューシーで美味しい。お勘定は、9400円。いいねえ、こういう店。ごちそうさま。
ホテルまでは徒歩3分。まだ20時過ぎ。一休みした後、銭湯へ行くことにした。銭湯の隣に気になる店があったのだ。夜の銭湯もまた賑やかだった。この銭湯、人気なんだなあ。

奥が銭湯、白山湯。手前の店が小料理ひろめ。

ひろめは、カウンターに先客3名。皆さん、こてこての京都人みたい。ママさんは有名料理屋で修業された方らしい。ま、お腹はいっぱいなので、ビールと漬物程度で。

ちゃんとした糠漬けきゅうりだった。ママさんは常連さんたちと、衆議院選挙や最近のインバウンド客の動向などに関して、思い切り辛口のコメントを言いまくっていた。インバウンド客は増えているものの、貧乏旅行者ばかりになって、全然お金を落としてくれないのだそうな。次に機会があれば、ちゃんと料理を食べられる時に来るかな。

いやあ、銭湯から地元居酒屋ルート、面白かった。
さて、最終日、ひとりで早朝ウォーキング。

油小路蛸薬師に、本能寺跡という石碑があった。本能寺は京都市役所南に現存するが、信長が殺された当時はあの場所ではなくて、ここだったそうな。それは知らんかったなあ。
ウォーキングの目的地は二条城。城の周りをジョギングやウォーキングする人が大勢いるのは、これまでにも朝このあたりを歩いたことがあって、知っていた。今朝も多かった。

最後の朝メシは、最初の朝に行った高木珈琲の近く、ザ・ブリッジという店へ。

ピザトーストとサラダ、ヨーグルト、コーヒーで1000円。まずまずの内容かな。モーニング文化が栄えてる岐阜や名古屋の人々からしたら、なんと高くてお粗末な、と笑われるかもしれないがね。
店内の客はすべて外国人。10名以上の揃いのリュックを持ったグループもいた。

4泊したイビススタイルズ京都四条、今後再訪することはないな。ここ、昔はホテルユニゾという別ホテルだった。こういうケースが多いみたい。それに加えて、ホテルを新築したり、マンションを作り替えたり、町屋を一棟貸し宿にしたり、とにかく京都は来る度にホテルが増えるばかり。

4泊世話になったホテルのロビー。外人客たちは、ここで朝メシや昼メシ、晩メシなどを、コンビニ調達してきて食べていた。

チェックアウトして、京都駅まで移動。コインロッカーは連休明けというのに結構塞がっていた。
最後の昼メシは、駅前の京都タワー地下のフードコートで。

焼肉屋の店。串焼きにした焼肉や、焼肉重などをウリにしている。フードコート全体には修学旅行の団体が入っていて、賑やかだった。

軽く飲み食いして、帰りの新幹線は少し早めのに変更した。

ジパング倶楽部の割引で買っているため、ひかりにしか乗れない。その事情は、ジャパンレールパスで安く乗っている外国からの客たちにも共通なので、ひかり号は年寄りか外人ばかりでいつも混み合っていることになってしまう。
車内のお供は缶ビールと惣菜セット。

来る時は雲に隠れて富士山が見えなかった。帰りは見えるかな、と思っていたら、やったー。

富士川橋梁(?)から富士山。山頂に雪がないと締まらないなあ。

とりあえず、次回、京都でのライブは、別のバンドで3月にやることが決まっている。がんばらなくちゃ。


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