2019年3月18日~20日 秋山郷

画像1 秋山郷屋敷集落の上の鳥甲山。今年は珍しく雪が少なく地肌がかなり見えている。ふだんなら鳥甲山にもっと雪がへばりついて、さかんに雪崩を起こしている。
画像2 秋山郷の入口、見玉不動尊近くの水場脇にはフキノトウが顔を出していた。
画像3 見玉不動尊の仁王門。行基作と伝わる本尊不動明王を祀る本堂への階段は雪に埋もれていた。
画像4 この日の宿は小赤沢集落の民宿、出口屋。近所を散歩すると、雪が溶けたすぐ側からフキノトウが芽を出していた。
画像5 思った以上に戸数があった小赤沢集落。楽養館という入浴施設があるが冬季は休業中。
画像6 集落の中の道路は完全除雪され、さらに豊富に流れ出る山の水で凍結防止されている。長靴でないとこの道は歩けない。
画像7 出口屋の料理はどれもとても丁寧に作られていて美味しかった。中でも野沢菜は出色の美味しさ。これを天ぷらに揚げたのが出て来て驚いたが、大変美味しかった。
画像8 出口屋のご主人は秋田の阿仁マタギの末裔で、この地に移り住んでから6代目。この日は残念ながら熊肉はなかったが、イノシシ肉のハンバーグは美味。
画像9 熊を狩ると山で解体せずに里へ下ろす。見物人を大勢集めて、熊の胆を取り出し、本物であることを見せるためだと言う。胆嚢は手でよく揉んでから板で挟んで平らにのばす。このサイズで100万円とのこと。
画像10 先代の時代の熊狩りの写真。獲物は大物である。熊狩りは本来は4、5人で山に入って行うが、最近は人が減って、なかなかそうした狩りができないそうだ。
画像11 先代は地元に貢献し、勲章ももらったお方。蓑と笠の出で立ちが様になっている。現当主は村議で、栄村議会の議長でもある。
画像12 集落内の家の周囲にはうずたかく薪が積み上げられていた。煙突から立ち上る煙が暖かく見える。
画像13 秋山郷の最奥は切明。道路は切明まで除雪されていた。ここには温泉宿が3軒あるが、雄川閣は昨秋閉鎖、あとの2軒は休業中。林の木々も根の周囲の雪が溶けて春間近。
画像14 和山集落の旅館、仁成館はご主人が亡くなって数年前に営業をやめていた。夫人がひとり、2匹の甲斐犬と共に静かに暮らしていた。
画像15 夫人の好意により仁成館のお風呂に入らせてもらうことが出来た。窓の外には鳥甲山、浴槽にはとてもいい温泉が掛け流しでざあざあ流れていた。
画像16 夫人がぴーちゃんと名付けて餌を与えているノスリ。見かけぬヨソ者がいたために警戒して下りて来なかった。
画像17 秋山郷、上ノ里に立つ、のよさの里牧之の宿。ここも残念ながら冬季休業。目の前に大迫力で鳥甲山が立ち聳える。露天風呂からもこの雄大な景色を楽しめる。
画像18 秋山郷の入口にあたる津南町には周辺の縄文遺跡から出土した土器などを展示する、なじょもん、という施設がある。本物の縄文土器を手に持って触らせていただけた。びっくりした。大感動。
画像19 2泊目の宿は越後田中温泉しなの荘。近くには庚申塚があり、二十三夜講の石碑も立っていた。
画像20 津南町のマンホールの蓋。この地方で普通に飛んでいて「ばっとり」と呼ばれているムササビ、町の花ノギク、町の鳥ウグイス、そして名水百選竜ヶ窪のイワナ、がデザインされている。
画像21 かわいい越後田中の駅舎。木の椅子にはザブトンが敷かれていて、来訪者が書き込むためのノートが置いてあった。
画像22 しなの荘のすぐ目の前を信濃川が流れている。川を背景にして不動明王が祀られていた。
画像23 宿の部屋から、信濃川の向こうに沈む夕陽を眺める。部屋の近くで川は瀬になっていて、瀬音が聞こえてきた。
画像24 しなの荘の内湯の外には半露天の小さな浴槽があった。残念ながらここから川は見えない。
画像25 帰りに立ち寄った五十沢(いがさわ)温泉ゆもとかん。混浴の露天風呂は、大きい岩風呂と小さな風呂のふたつ。

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