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2023年1月14日 太平山(341m)

日程:大平下駅9:00→9:50大中寺10:05→10:30ぐみの木峠10:40→11:00太平山(浅間神社)→11:15太平山神社奥宮→11:20太平山神社11:25→11:30太平山神社随神門→11:40謙信平(軽食)12:10→12:34六角堂→12:40國學院栃木→12:53栃木駅前→12:55栃木レザー13:07→13:18瀬戸ヶ原堰→巴波川→13:25山本屋総本店13:35→倭町→14:30海山亭いっちょう16:10→16:35栃木駅

メンバー:横井、秋田、小形、長崎

2023年、今年の山はじめは栃木市の太平山(おおひらさん)。結局、参加者は4名のみとなったが、全員ここへ来るのは初めて。集合はJR大平下駅だが、ぼくは東武線1本で新大平下駅まで行って、そこから歩いた。ちなみに山の名前は太平山だが、旧町名は太の点があると4画になるのを嫌って大とした、らしい。ので、駅名は大平山。途中、利根川を渡る橋の上から熱気球が見えた。渡良瀬遊水池あたりに基地があるらしい。

JRの大平下駅。太平山、あるいは太平山神社の下にある駅、ということだろう。
東武の方はさらにその新駅ということか。

さてJR組と合流して、山麓を歩いて大中寺を目指す。

ボケの花を正月用に出荷した後だろうか。近くの梅の木はもう花を開いていた。
のどかな山裾の道を歩いて行く。
大中寺の手前、関東ふれあいの道に、ネコが1匹、ポーズをとっていた。
大中寺の長い階段では少年野球選手らがトレーニングに励んでいた。
大中寺入り口の馬頭観音像。
さらに長い階段を登って大中寺本堂へ。

大中寺は、昔、上杉謙信と北条氏康がここで和議を結んだと伝わる古寺。

本堂下には見事なロウバイの花が甘くかぐわしい香りを漂わせていた。
大中寺本堂前にはねじれた不思議な古木が立っていた。

大中寺の脇を抜けると、いきなり急な山道。

正月になまっていた体には、いきなりの急登がこたえる。

このルート、思っていたより、登っていく人はいる。登り切った所はぐみの木峠。一服していたら、介護犬をともなった人が登ってきた。

介護犬は7歳、次々やってくる登山客に愛嬌を振りまいていた。

峠からは太平山神社方面へ向かう。途中で左へ折れ、浅間神社の裏手が太平山山頂。その浅間神社すぐ下に何も説明書きのない石の祠があり、正月祝いの飾りがしてあった。ひょっとしたら太平山神社奥社のさらに奥社か、大昔の神社跡かもしれない。

これが謎の祠。すぐ上が浅間神社。
山頂で記念撮影。事前の天気予報では暑くなるのではないかと心配したが、寒かった。

山頂を踏んで、太平山神社方面へ下る。すると奥社、別名、劔宮とも武治宮とも。さらにその下に太平山神社。ここは車で上がってこられるようで、大勢の参拝者がいた。それにしてもお社がたくさん並んでる。足腰の健康に御利益があるという足尾神社にお詣りした。

太平山神社本殿。
本殿向かいの絵馬掛けにかわいい七五三参りの絵馬を見つけた。

長い石段を下ると随神門。風格のある仁王様が守っておられた。

太平山はもとはお寺。ゆえに随神門が立っている。享保八年築。

その先は車道を平行移動して歩き、謙信平へ。北条氏との和議の後、上杉謙信がここから関東平野を見渡したことからその名が付けられたとか。あいにく曇り空で見晴らしはきかなかったが、晴れていれば富士山やスカイツリーまで見えるらしい。

奥には奥多摩秩父方面の山並みも見えるはずなのだが。

周囲は桜の名所。花の時季は大渋滞だろう。お茶屋さんが数軒並んでいる。名物は、焼鳥、玉子焼き、団子。昔、夜泣きする鶏は不吉ということで太平山神社におさめる風習があったそうで、その鶏がこのあたりで繁殖したため、その卵を焼き、肉は焼き鳥にして功徳とした、さらに神社に供えられた米で作られた団子も加わり、3つの名物となった。

日の出屋で焼鳥、玉子焼き、団子の3種セットを注文。展望台の席まで運んでくれた。
大きな玉子焼きはほんのり甘い。焼鳥も身がデカイ。団子は粒あんでよろしい。
目の前にロウバイ。素晴らしいロケーション。
ロウバイだけでなく、気の早いスミレまで咲いていた。

山を下り、六角堂を横目に、國學院栃木へ。バスが出るまで時間があるので歩こうとしたら、1台バスがやってきた。あれ、と思って運転士さんに確認したら、本当は学生さん専用バスだけど、今日は土曜でガラガラだから乗っていっていいよ、と言ってくれた。ラッキー。しかも栃木駅までノンストップ。240円。

けっこう年季のいった車体だったが、助かった。

駅前で下車。と、長崎君御用達の栃木レザーのアンテナショップ。冷やかすだけのつもりだったが、コンパクトな財布が5500円と安かったので、ついつい買ってしまった。最近、この会は山の会ではなく買い物ツアーに成り果ててるなあ。

こちらが栃木レザーのアンテナショップ。お洒落な商品がたくさん並んでいる。

巴波川沿いの蔵エリアへ向かう。

カトリック教会。大谷石かなあ。
駅前の一等地なのに廃屋があった。
遊覧船が人気。川面には数種類のカモ、川の中には大きなコイがたくさん泳いでいる。

川べりを歩いて、老舗の和菓子屋へ。名物は鉱泉せんべい。草団子を買った。

山本屋総本店の鉱泉せんべい。レトロな缶が美しい。
昔の包装紙。めっちゃ、お洒落だなあ。

さらに大通りへ。地の野菜や土産などを扱う店で、岩下新生姜グミを買ってしまった。ご当地グミには目がない。先日の蔵巡りでは福島の桃グミも買った。ちなみに、栃木市は岩下生姜の本拠地で生姜ミュージアムもある。

店の軒先に大根が干してあった。
いいねえ、この床屋。しかも安い。
荒物屋には手作りのほうきや竹籠などどっさり。安くてびっくり。
思わず手が出そうになったが、かろうじて我慢できた。

14時過ぎ、大半の店がランチタイムを終えて中休み中。下調べしておいた通しで営業している店へ向かった。メニューは居酒屋価格だったので大衆的な店だとばかり思っていたら、すごい立派で大きな店だった。しかも昼を過ぎてるのに広大な駐車場にめちゃくちゃ多くの車が停まっていた。なんじゃ、この店は。海山亭いっちょう。

これで店の左半分。裏手に何と栃木レザーの工場があった!
入口はこんな感じ。料亭みたいでしょ。

店内はとことん合理化されていて、入店時も画面に人数、希望の席を入力して案内を待つ。案内されたのは他とは隔離された席。個室もたくさんあるようだ。注文はすべてタブレット画面。品目がやたら多いのにもびっくり。コース料理から鍋、寿司、麺類、丼、つまみ、何でもある。生ビールで新年の乾杯。

マグロユッケ、なめろう。
日本酒、サワー、焼酎など好きなものを好きなだけ飲んで〆はココファームの赤ワイン。
ピザも焼きたてで旨かった。

たっぷり2時間弱吞んで食べて、ひとり3000円だった。さあ、駅へ向かおうと歩くと、蔵の町ソースの幟。そうそう栃木は、ジャガイモ入りの焼きそばが名物。店をのぞくと各種ソース。大昔は唐辛子を扱っていたとのこと。

焼きそばソースを買った。
栃木駅。太平山方面に陽が沈んでいくところだった。

今年は山の花、どれぐらい出会えるだろうか。楽しみだ。

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