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くるくるとめまぐるしく変わる表情・・・ ~【櫻坂46】理佐さんのSHOWROOMを観て~

「五月雨よ」が発売されてから、もう1ヶ月が経ってしまった。
GW前は、メンバーの皆さんが出演するTVやラジオ番組が楽しみで、非常に心待ちにしていた。
いざ、GWが始まってしまうと、朝に晩に登場するメンバーを追いかけているうちに、気がつけばラストの日となっている。
そんなラストを飾ってくれたのは、理佐さんである。
卒業を前にして、かねてよりやりたいと言っていた齋藤冬優花さんとのSHOWROOM配信が実施された。
どちらかと言うと、「画伯」気味のお二人による、レゴ組み立てと砂場に興じる回のようである。
作ったり遊んだりすることに夢中になって、無言となりがちな場面も多いが、その中でも櫻坂46の楽曲をBGMにしながら、時折、鼻歌が聞こえてきたりする、限りなくオフな様子を楽しむことができる。
お気に入りの子たちが、無心に遊んでいる姿が観られるだけで、何をするわけでもないのに、癒やしの時間として成立しているのが素晴らしい。
途中、何をやらせても器用にこなしてしまう小林さんも登場したが、一緒にやることもなく、やりたそうな雰囲気を残したまま、次の仕事に向かってしまった。
こんな一期生ならではの空気感が観られるだけでも、ファンにとっては、貴重な機会と言えるだろう。
理佐さんも言っていたが、こんなゆるっとした時間も、彼女が卒業してしまうと、なかなか観ることが出来なくなってしまうのかもしれない。
1時間の予定で始めた配信だったが、ギリギリ延長して、1時間10分ほどで一旦終了した。レゴが完成していないこともあり、理佐さんは、かなり残念そうだった。
そんな彼女の気持ちを汲んでくれたのか、二人のSHOWROOMは再開した。
途中、何度か切れてしまうこともあったが、それでも、投げ出すこと無く、レゴを作り続けている姿が、理佐さんらしい。
齋藤さんの方は、観ているファンに気を遣いながら、話を振ったり、コメントをひろったりしている場面もあったが、理佐さんは、目の前のレゴを完成させることに集中している。
4枚目シングルの特典映像でもある理佐さんのドキュメンタリーでも、彼女のことを話すメンバーたちから、「子供っぽい」「ギャップがある」という意見があがっていたが、今回の理佐さんも、ファッション誌やライブでのかっこいい部分しか知らない人にとっては、新鮮な姿に映るだろう。
レゴの各パーツが出来る度に、「見て見て~」と言いながら、完成したものをカメラ前に持参してくる姿からは、今年24歳となるレディの面影すらない。
その後、砂場遊びをしながら、普段は考えないような身の回りのことや、地球や生物の起源などについて、「何で?何で?」と疑問を投げかけている姿は、もう完全に「子供」である。
こんなゆるっとした雰囲気のSHOWROOM配信を観ていても、彼女が「世界」に入り込んだときの豹変ぶりに驚かされる。
かねてより、そばにいる人によって、顔つきが変わるのが、彼女の特徴と感じていたのだが、そんな一面を今回の配信でも見せてくれた。
もしかすると、グループで一番の憑依体質なのではないかと思えるほどだ。
この特徴は、女優をやっていく上で、大切なものとなるだろう。
ご本人は、自分が掲げる目標が高すぎるためか、その目標としたものとのギャップに打ちのめされて、自信が持てないと口にすることが多いが、客観的に見ても、十分要求されるレベルに達していることは、皆が認めるところである。
これからは、独り立ちして、モデルや女優として活躍していくことになるのだろうが、そこでは、要求されるレベルをはるかに超えた姿も期待できるのではないだろうか。

気がつけば、理佐さんの卒業コンサートまで、あと2週間ほどである。
これについては、お二人が口を揃えて、「絶対観た方がいい!」と言っている。内容については、当然、まだ言えないようだが、もうリハーサルは少しずつ始まっているのだろう。
卒コンまでの間に、4枚目シングルのミニライブもあるので、なかなかに大変な期間となってくることは間違いない。
卒コンのセットリストも、どのような構成となるのか、今から楽しみしかない。
守屋さんと梨加さんの卒業セレモニーの時に披露されたように、欅坂46の楽曲もやってくれるのだろうか。
どちらにしても、理佐さんの最後に相応しい素敵すぎるライブとなることだけは確かである。

今年のGWもそうであったように、楽しい時間はあっと言う間に過ぎ去ってしまう。
過ぎゆく時間の早さは、心の充足感に比例するらしい。
理佐さんが卒業してしまうまでの期間、心残りの無いように、最後まで精一杯の応援をしていきたい。



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