「変」ではなく「化」 ~【櫻坂46】2年目に目指すべき方向性~
櫻坂46のさまざまなコンテンツを配信しているGyaOにて、「COUNTDOWN JAPAN 21/22」で「BAN」を披露している様子が観られるようになった。
今年の後半は、ライブの回数が多かったこともあり、今回のステージも抜群の安定感でパフォーマンスをしている。
フェス用の新衣装での楽曲披露ということで、おなじみの「BAN」も、違った印象で鑑賞することができる。
新しい衣装は、パンツスタイルが基本なのだが、メンバーによってハーフパンツ、ショートパンツ、ワイドパンツ、フレアパンツ、ハイウエストパンツの5種類のレザーパンツとなっているようである。細かな違いは、上の映像で確認していただきたいのだが、「BAN」のスカートを拡げる振りも表現できるように工夫されているのが素晴らしい。
フェスでは、どうしても生歌部分が多くなるのだが、全く危なげない歌唱力で観客を魅了していたのが印象的であった。
このパフォーマンス力をもってすれば、明日の紅白でも、新規のファンを獲得することが出来るだろう。全員での全力パフォーマンスに、今から期待が高まる。
パフォーマンスを終えた後、メンバーの中から、小池さん、井上さん、大園さん、松田さんの4名がコメントを残している。
有観客で出来ることに対する感謝と、観客のレスポンスが温かかったことにも触れていた。
最後には、来年の目標として、小池さんが「化」という文字をあげている。
ここで、「変」ではなく、「化」にしたところが、非常に素晴らしい。
「変」という文字には、以下のような意味がある。
上の成り立ちをみても分かるように、「変」は、連続的に進化するというニュアンスが薄く、変わる前と後では、大きな断裂があるという意味が強い。欅坂46時代からの良い部分を継承しつつ、さらに進化させるという意味では、この「変」という文字は適当ではないだろう。
一方、「化」には、次のような意味がある。
「化」の方には、「新しく生まれる」「形が無かったものが、具現化する」という意味合いがあることがわかる。
来年をこの「化」という方向性で乗り越えようとしていることに、櫻坂46の未来を感じることができる。
1年目で大きく成長した彼女たちが、来年以降も、さらに加速度的に進化していく姿をしっかりと注目していきたい。
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