見出し画像

チーム名=自己分析? ~【櫻坂46】すごろく大会の班分け~

今年1月に入ってからの「そこ曲がったら、櫻坂?」では、2週にわたって、「すごろく大会」企画が放送された。
今や、この番組のお抱え鑑定師と言ってもよい「よっちゃん(濱口善幸)さん」に占いをしてもらえる権利をかけて、5つのチームに分かれて、ゲームが行われた。
どういう経緯で、5つに分かれたかは不明であるが、チームごとに「名前」を考え、「オリジナルTシャツ」をデザインして着用していた。
各チームのリーダーは、年女である「98年組」が務めたのだが、それぞれの構成メンバーを見ていると、何か共通する部分を持っているもの同士が集まっているように見受けられた。

①チーム「エレガント」
・リーダー:関さん
・メンバー:菅井さん、井上さん、守屋さん
このチームは、もちろん、グループ内の二大お嬢様である菅井さんと関さんがいることが、チーム名の由来だろう。
そこに、「ラヴィット」でもお嬢様キャラが感じられるエピソードを披露していた守屋さんが加わることで、チームの特色が決定づけられたと言えるかもしれない。
井上さんも、正統派の和風美人であり、関さんとよく出かけたり、遊んだりしているようなので、気心の知れた仲間と言えるだろう。
この4人は、その見た目のお嬢様要素とは裏腹に、結構な天然ドジっ子キャラのメンバーが多く、普通にしていても、おもしろ要素が満載である。
MCのお二人や他チームも、彼女たちが相手であれば、いじりやすいことから、ダイジェストになることもなく、番組内でも頻繁に登場していた印象がある。
フリスビーキャッチの場面でも、関さんが大きくそらした円盤を追いかけ損なって、盛大にころんでしまった守屋さんや、正面に来たイージーと思われた円盤キャッチを失敗する菅井さんなど、ポンコツシーンのオンパレードであった。

②チーム「マイペース」
・リーダー:小池さん
・メンバー:上村さん、小林さん、遠藤さん、大沼さん
このチームは、絵がうまい人が集められたようだ。
リーダーの小池さんが作ったTシャツは、群を抜いてクオリティーが高いものとなっていた。
5人とも、グループ内でも独自の雰囲気を持っているメンバーと言えるだろう。「マイペース」というチーム名が、非常にしっくりとくる。
今回の放送では、復帰したばかりの小林さんが、澤部さんと「叩いて被ってじゃんけんぽん」対決をして、見事勝利をおさめたのがとても印象に残った。もちろん、小林さんの運動神経の良さが発揮された結果なのだが、それにも増して、ジャンケンにほとんど勝っていたのが素晴らしい。
年間の番組出演数がトップクラスで活躍している澤部さんに、運で負けていないどころか、勝っているというところに、小林さんの勢いを感じることができる。
今は、少しずつ、勘を取り戻しているようだが、元来、要領が良く、飲み込みも早い器用さが小林さんの特徴でもあるので、今年の活躍も大いに期待できるだろう。

③チーム「賑やかし」
・リーダー:齋藤さん
・メンバー:土生さん、大園さん、増本さん
このチームは、不思議な世界観をもったメンバーが集められている。
一期生の中で、他の追随を許さない独自ワールドを展開している土生さんと、二期生の中で「大不思議」と呼ばれている曲者の増本さんがいる時点で、このチームの特異さは説明不要だろう。
今回は、それぞれのメンバーが自分の良さが出し切れないまま、すごろく大会は終わってしまったが、それでも、彼女たちのワールドを十分に感じることが出来たのではないだろうか。
それでも、「ボールのせのせゲーム」では、抜け目なく戦略を立ててゲームに取り組むことが多い齋藤さんが、その意地を見せてくれていた。片足立ちのまま、両手いっぱいに50個のカラーボールを載せたことで、チーム関西との対決に完全勝利したのは、見事と言わざるを得ない。
齋藤さんは、チームのTシャツデザインでも、彼女らしさを発揮していた。「欅かけ」の頃、メンバーのキャッチフレーズを考える際に、彼女が考案した四文字熟語を披露したのだが、そのセンスに対して、若干のダサさがMCからも指摘されていた。
去年もウシ柄の微妙なデザインを披露していたのだが、今回も、「寅櫻」という文字に、虎柄をあしらうという独特の芸術センスを見せていた。
その独特さ故に、メンバーも少し恥ずかしそうにTシャツを着ていたのが面白い。
ここでは、Tシャツデザインに定評がある増本さんに任せるべきだったかもしれないが、チームの特色を表すという意味では、齋藤さんがデザインするのが正解だったのかもしれない。

④チーム「根は真面目」
・リーダー:理佐さん
・メンバー:尾関さん、原田さん、松田さん、森田さん
このチームは、楽屋などでは、割と他のメンバーに絡んで、ふざけている様子がエピソードとして出てくる、ムードメーカー的なメンバーが多い。
そんな普段の様子から、性格もふざけているのかと思いきや、実は「根は真面目」という意味では、このチーム名もぴったりである。
理佐さんと森田さんという、運動神経が良いメンバーがいるため、身体を動かす系のゲームは安心して見ていられる。
リーダーの理佐さんと、仲良しエピソードがよく出てくる尾関さんや原田さん、森田さんがいるため、チーム全体の雰囲気が良いのも特色と言えるだろう。
「座布団早抜きリレーバトル」では、理佐さんのフィクサーぶりも発揮されたようだが、これも、「番組に出ている時」と「楽屋にいる時」のギャップを目の当たりにできる場面であった。
それは、「THE普通」であることが悩みと言っている松田さんが、理佐さんから、アンカーを押しつけられたシーンなのだが、そこでは、「普通」から脱却するために、要求されたことは何でもやってみるというチャレンジ精神を見せてくれたシーンと言うこともできるだろう。
昨年から「レコメン」のWパーソナリティーとなった彼女が、オテンキのりさんからの無茶ぶりを全て受け入れて、予想を超えた形でやってみせる姿に、ついつい振ったのりさんが素で笑っている場面を何度も聴くことができた。
このあたりに、彼女が「2021年下半期にブレイクした女性タレント」で第10位に入り、世間から急速に認知されている理由があるのではないだろうか。

⑤チーム「関西」
・リーダー:田村さん
・メンバー:幸阪さん、武元さん、藤吉さん
このチームは、その名前の通り、関西出身のメンバーが集まっている。
今回は、兵庫出身のメンバー3名が違うチームに入り、それ以外の関西出身メンバーが集まった形となっている。
ただ、この余りにも当たり前でひねりのないチーム名に、リーダーの田村さんやメンバーの「ノープラン」で「こだわりが無い」様子が現れているように感じられる。
止まったマスのゲームには、ほとんど勝っていないのだが、サイコロで大きな数を出し続けたことが、優勝につながっていた。
今回は、藤吉さんの愛すべきポンコツぶりが目立っていたのではないだろうか。
一人目で投げたフリスビーは相手まで届かず、座布団早抜きでは、座布団が引き抜けず、澤部さんとの綱引きではあっさりと負けるという、なかなかの成績であった。
運動会企画で、吊されたボールを跳び蹴りする時も、ジャンプするどころか、両手をあげたまま転んでいくという予想外の姿を見せてくれていた。
ライブでは迫力のあるクールなパフォーマンスを見せてくれるだけに、彼女のマンガのようなずっこけシーンに、思わずキュンとしてしまうファンも少なくないはずである。

番組最後に、グループ全体を占った結果が紹介されていたが、今年もなかなか波瀾万丈となりそうである。
それでも、11月~12月のところで、「困難を乗り越え、結束が高まり、最高の運を掴む」となっていたのが救いと言えるだろう。
今年一年、どんな伝説が作られていくのか、今からとても楽しみである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?