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一つひとつを大切に ~【櫻坂46】4th「五月雨よ」ミニライブを観て~

昨晩開催された4枚目シングル「五月雨よ」ミニライブを観て、改めて、櫻坂46の素晴らしさを実感した。
表題の「五月雨よ」や「僕のジレンマ」、「車間距離」については、音楽番組や冠番組でも楽曲披露されたため、振付やフォーメーションなどの予備知識がある状態であった。
それでも、ミニライブでは、フルでパフォーマンスをするため、今まで観たことがない振付も確認できる楽しさがある。
特に、「僕のジレンマ」と「車間距離」については、ショートVer.のみが披露されただけであるため、今回のミニライブで初めてみる箇所も多い。

衣装が、制服衣装であるため、楽曲ごとの演出を全て味わうことができないのが残念であるが、これは、来週のコンサートで観ることができるかもしれない。
ステージ背景が少し暗めであったので、濃紺の衣装との差が少なく、引き画では見づらい箇所もあったが、その分、指先や顔の変化が際立っていたように感じられた。
ミドルテンポの「五月雨よ」と「僕のジレンマ」については、楽曲全体のゆったりとした雰囲気と振付の切れとのギャップが、観ていても小気味よい。
メンバーの皆さんが、一回ごとのパフォーマンスをとても大切にしているのが画面からも伝わってくる。
それぞれに個性を発揮しつつも、顔や手の角度が揃っていることから、熱心にリハーサルを重ねていることもわかる。
ライブの際は、いつも以上にパフォーマンスに熱が入るのだが、今回は、卒業するメンバーがいることもあり、特にミスするわけにはいかないという緊張感で、全体的に張り詰めている様子も感じられた。

今回のミニライブで初めて披露される楽曲もあり、振付がどうなるのか、皆楽しみにしていたことだろう。

OVERTURE
① 五月雨よ
② 恋が絶滅する日
③ I’m in
④ 制服の人魚
⑤ 断絶
⑥ 車間距離
⑦ 僕のジレンマ

4thシングル「五月雨よ」配信ミニライブ セットリスト

今回初となる4曲は、どれも甲乙つけ難い素晴らしい出来であったこともあり、観ていたファンの反響が凄まじかった。
アップテンポの曲が多かったため、彼女たちが得意とするダンスパフォーマンスを見せつける形となっていたのが、嬉しい限りである。
中でも、5曲目に披露された「断絶」は、櫻エイトの表現力が爆発しており、そのパフォーマンスに釘付けになるファンが続出した。
今日になって、振付が「ジャマイカビール」を担当したs**t kingzのshojiさんであることが発表され、ファンも納得であった。

今晩の「バズリズム02」でも彼らの特集が放送されるようなので、密かに楽しみにしている。
元々センターを経験しているメンバーが、櫻エイトとして選抜されているため、これから披露する度に、どんどん化けそうな雰囲気がビンビンに伝わってくる。
TAKAHIRO先生とは違うテイストの振付でも、あっさりと自分たちのものにして、観客を惹きつけるだけのパフォーマンスまで仕上げているのが流石である。

4枚目シングルで初めて組まれたユニット曲「制服の人魚」も、なぜかクセになる楽曲と言えるだろう。
実際のステージでは、ハンドマイクで歌いながらダンスをしていたので、歌割りが確認できたのも嬉しい。
振付自体も、少し味付けが異なっているようにも感じられるため、TAKAHIRO先生ではない可能性もある。
このように、メインとしてTAKAHIRO先生が構築してきた世界観に、スパイスのように異なる振付が入ってくることで、櫻坂46としての表現力に幅が出てきていることが、彼女たちの進化を表していると言えるかもしれない。

「恋が絶望する日」と「I'm in」は、楽曲を聞いたファンの予想通り、激しい振付となっていた。
楽曲を披露した直後のMCで、息が上がっていた皆さんの姿を観ても、その激しさが十分に伝わってきた。
それでも、パフォーマンス中は、そんな素振りも見せずにやり切っているのが、頼もしい限りである。

こんな素敵なライブを見せられてしまうと、もう来週のライブも期待せざるを得ない。
彼女たちのライブには、毎回驚きと感動がある。
次はどんな手で来てくれるのか、今から楽しみである。

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