自分のコンテンツの存在意義を考える

こんばんは、今日はちょっとこの毎日書いている記事について書いてみようと思います。

もしかしたら、見方によっては姑息な感じに受け取られてしまうかもしれないようなことですが、隠すようなことではないですし、自分の活動の趣旨をきちんと説明しておくことは大事なことだと僕自身は思っているので、たまにはこんな文章を書いたりもします。

これまでも何度かちらりと書いてきたことはありますが、僕のこの記事は、ほぼほぼ僕に元々エンゲージメントが高い方しか興味を持ってくれないようなコンテンツになっています。つまりですね、僕はこんな文章を毎日書くことを自分の「宣伝」としたいという意志がほぼないということなんですね。もちろんこれらの記事をたまたま見てくれた人が、僕の映画等を見てくれたりしたらとても嬉しいですし、本当に有難いことだと思っています。本当にありがとうございます。

しかしながら、僕自身の重心はそこに置いているわけではないのです。
結論を言いますと、僕はこれらの記事を「複利的なコンテンツ」だと位置づけて考えているのです。

ちょっと考えてみてください。

僕はこれまで、結構自分の作品作りに関して、意識していることや、気を付けていること、大事だと考えていること等々、作品を面白くするための技術論的な話を書いてきています。さらには最近では「映画分析」なるものまで始めました。
そんな話に興味がある方がいらしてくれるとしたら、その方々はどんな方だと思いますか?

簡単ですね、僕の作品に、もしくは僕自身に何かしらの興味を持ってくれている方です。

これまで、この記事を読んでくれている方々というのは、僕が過去に作った作品を気に入ってくれたり、映画祭等で関わっていただけたり、上映会で作品を気に入ってくれたり、配信している作品を観てくれたり、何だかんだと、そういった僕の作品を通しての「入り口」をすでに通って来てくれた方々がほとんどだと思っています。あと友人知人、役者時代の共演者等々ですね。
もちろん繰り返しになりますがこれらの記事から興味を持ってくださった方もゼロではないと思いますが、確実に数は少ないでしょう。

だって、見ず知らずの無名の自主映画監督の作品の作り方なんて、知りたいですか? 興味沸きますか?

自分では書いているのにこんなこというのは何ですが、僕はYou tubeやブログなどで「作品の作り方」や「演出の仕方」みたいな内容を出している見ず知らずの方のコンテンツには全く興味がありませんし、一切見ません。
もし見るとしたら本当に尊敬しているレベルのクリエイターの場合や、本当に面白いと思える作品に出会った時、その作品を作ったクリエイターに興味が沸いたときだけ。

また、僕は過去作をアマゾンで配信していますが、それらが再生されるタイミングというのは、いつが一番多くなるでしょう? 僕がSNS等で宣伝をしたときでしょうか? 誰かがたまたまアマゾンで見てくださって、それを誰かに宣伝してくれたときでしょうか?

もちろんこういった効果は確かにあります。ですが僕は、一番それらへの注目度、つまりは検索数が多くなるタイミングというのは、僕が新作映画を発表した時だと思っているのですね。これが複利的なコンテンツという意味です。

僕が新作を作って、上映する。そのためにはあらゆる宣伝方法を試みますが、それで見てくださった方が、僕の新作を気に入ってくれた時、もし僕の名前や過去作を検索してくださった際に、アマゾンで過去作が観れたり、毎日コラムのような記事を僕自身が更新していること、その期間がすでに長いことなどを知ってくださったら、僕の新作を単純に気に入ってくれただけで、気まぐれで検索しただけの瞬間よりも、エンゲージメントが高くなる可能性が高まるだろうと考えているからです。

変な話ですが、配信のロイヤリティ、つまりは収益って本当に本当に微々たるものです。配信なんてしないでDVDを一枚でも二枚でも売ったほうが圧倒的に利益はでます。

でも興味を持った時に検索をしてくれて、その時に出てくる情報が2500円で売られているDVDの通販情報よりも、会員無料で配信されている作品の情報の方が、アクセスのハードルが圧倒的に低く、もう一歩先にまで進んでくれる可能性が高いと僕は考えているのですね。

あと僕がYou tubeではなくAmazon Prime Videoだけで配信しているのは、単純にプラットフォームのブランド力にあやかっているだけです。視聴するのに月額利用料が必要なプラットフォームですが、その価格等を加味してもブランド力にあやかる効果の方が高いだろうと考えているだけです。

結論としまして、僕の全てのコンテンツは新作を作っていくことで、加速していくものをイメージしているということです。なので僕のやるべきことは結局、新作を作ることへと、最終的には行き付くわけです。

さてさて、なんだか偉そうな話をしてしまいましたが、こういった内容とは関係なく、配信している作品も、毎日書いている記事も、アクセス数などが多くなるのは本当に嬉しいものだったりしますので、ちょっとでも興味を持っていただけたら有難いです。

そして、毎日更新していく中で、記事単位のアクセスは微々たる変化ではあるものの半年前より確実に多くなっているので、新しい記事を書くこと自体が過去の記事の宣伝にもなりえているのではないかと考えている今日この頃です。

続けることの強みというのは、こういった部分にもあるのですね。

長くなりましたが今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは皆さん、よい夢を。

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