同じことを繰り返す。反復のススメ

こんばんは、ここ数日なんだかぼーっとしてしまっていて、気づいたら二日も記事を書いていないことに気づいた栗山陽輔です。焦ってます。

さて今日は「同じことを繰り返す。反復のススメ」というテーマでお話したいと思います。

僕の場合ここで書いている文章だったり、ツイッターやブログやYou tubeなどで何かしらの発信を行っている方も多いでしょうが、そういった発信を続けていく際にどうしても考えてしまうことが、「同じようなことをして、飽きられたらどうしよう」というものです。

昨日はこんなことをした。一昨日はこんなことをした。ああいうことはひと月前にもう発信してしまったと考えてしまって、常に新しい何かを見つけて発信し続けなければいけないと思ってしまうものなのですね。

ですがこれは発信者側の勘違いに近いような気がするのです。

まず一つ。新規顧客のことを考えていないから。
発信を見てくれる人は、常に移り変わっています。ずっと自分の発信を追いかけてくれているような有難い存在の方もいらっしゃるでしょうが、いつも誰かしらの新しい方がたまたま見に来てくれることだって当然あります。
そういった方々に「過去の記事を見てね」というのはあまりにも不親切ですし、顧客側からすると、過去の記事までさかのぼってみなければいけない理由が存在しないので、読者であることをやめてしまうのですね。
これはつまり、よくわからない人の発信しているコンテンツを過去まで遡って読み込んでその人が過去にどんな発信をしているかを知る作業をするか、それとも読むこと自体をやめるかの二択です。
誰がそんな面倒なことをしてくれるでしょうか?


次に、一回話した程度では、基本的に伝わらないから。
これも当たり前の話なのですが、例えば僕が一回だけ、失敗を恐れすぎる正解主義の話をしたとして、その文章を読んだどれだけの人がその内容を覚えているでしょう?
キャラクターは動機が大切だという話に、どれだけの人が耳を傾けてくれていたでしょう? 
結局、根気強く何回も何回も話し続けるしかないのだと思います。日常生活だってそうですよね?
主婦の方が、旦那さんに何度も何度も同じ注意することってよく見る光景ですよね。「飲み終わった空き缶はゴミ箱に捨てておいてね」って言って、その時は旦那も「わかった。わかった」とかいうくせに翌朝になるとテーブルの上に空き缶が置いてあったりするものです。
人間ってね、本当に情報が脳に定着しないものなんですよ。

別に僕はこういった場所で文章を書くことによって誰かに僕と同じ考えになれと押し付けるような気は全くありません。

でも僕自身もそうだった経験があるのですが、たとえば、何か精神的に辛いとき、何かの映画や小説や自己啓発本を読んで、ちょっと気持ちが楽になることってあるんです。

でも、すぐ忘れる。ころっと忘れる。で、また辛くなる。

だから何度でも知る必要があるんです、脳ってそれくらいいい加減なものなんですよ。

それにこういった文章を書くことで、僕自身の定着にしているという意味も実は含んでいたりいなかったり。


こういった繰り返しの話をしますと、多くの人が心配するのが、誰かから「その話はもう聞いたよ」と言われてしまうことです。
その時は「あなたにはもう話したかもしれませんが、まだまだ知らない方がたくさんいらっしゃるんですよ」と伝えればいいのです。ちょっとお付き合いくださいってね。

それでも、もしその方が「他のやつのことなんか知るか! 俺が聞いたことない話をしろ!」とおっしゃったら、その方は顧客ではなくクレーマーです。「ファンだったのに!」とかおっしゃるかもしれませんが、その正体はファンの皮を被ったクレーマーです。

ちゃんと顧客に目を向けることを大事にしたい今日この頃です。

さて、そういったわけで、僕はこういった文章を書き始めて約半年が経ちました。(間に一か月ぐらい空いてたりするけど)

自分の中で「書く内容が何もないときに、どれだけ何かを絞り出せるか」と考えていたこともあって、実はあまり反復というのは意識的に行っていません。

けれども今後は積極的に反復も行っていくよという宣言のようなものだと受け取ってもらえたらうれしいです。

もちろん、何かに新しく気づいたり考えたりしたらどんどん書いていく所存ですが。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは皆さん、よい夢を。


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