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夢見る若者に伝えたいお金の話
おはようございます。栗山陽輔です。
今日は「夢見る若者に伝えたいお金の話」というテーマで書いていこうと思います。
結論から言います。
お金に関して、夢見る若者に伝えたいことは、「まず支出を把握しよう」です。
順番にお話ししようと思います。
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僕は19歳の頃から8年ほど大阪や東京で役者をしていた時期がありまして、たくさんの夢見る若者に会ってきました。同年代から後輩、出会う場も役者としての現場のみならず、バイト先などで様々な夢を追う人たちと関わる機会がありました。
ジャンルも幅広く、舞台や映画の役者、声優、バンドなどの音楽、イラストを描いたりマンガを描いたりアイドルをやっていたりと多種多様でした。
彼らの多くは、ジャンルは違えど同じような思いを抱いているものです。
好きなことをしたい。
食っていきたい。
売れたい。
といった思いですね。もちろんそれだけではないでしょうが、好きなことを仕事にして、収益を得て、経済的に自立をしたいと思うことは当然の流れであるような気もします。僕もそうでした。
ですが、ここで問題があります。
食っていくため、生活していくのに、自分がいくら必要なのかを分かっていないのです。
こういうこと言うと、「売れて、いっぱい稼いだら、それで生活できるでしょ」という人もいます。
中には「別にお金持ちとか、有名人にならなくてもいいんだけど、普通に生活していけるくらいで十分だから」という人もいます。
いくら必要なのかと聞いているのに、いっぱい稼ぐとか、普通に生活していけるくらいとか、漠然とした答えになることが多いのですね。
中には「20万ぐらい」と答える人もいるでしょう。ではなぜ20万なのか。20万は多いのか少ないのか。30万でないのはなぜか。
15万ではいけないのか。
つまり何が言いたいかというと、生活するのに必要なお金は人によって違うってことなのです。
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そんなの当たり前だろって思われるでしょうが、どれだけの人が自分の支出を正確に把握しているでしょうか。
貯金しようと思ってるのに全然貯まらないとか。
いつの間にか何かに使っちゃってお金がなくなってるとか。
残業したり、バイトの時間増やしたりしてるはずなのに、ずっと生活がギリギリであるだとか。
そういう状態である人が多いものなのです。
支出を把握するとは、
自分には一か月にどれだけのお金が必要なのか。
一年ではどれだけ必要なのか。
生活を維持する最低ラインはどれくらいか。ゆとりのある生活にはどれだけあればいいのかを把握することです。
何故、こうした支出の把握が、夢見る若者に伝えたいことなのかと言いますと、それがまず第一の「食っていくための目標金額」だからです。
具体的な目標があるからこそ、手段を選択できるんです。
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こういうお金の話は、どうにも煙たがられてしまいます。
「お金のためにやりたくない、やりたいことをやりたいんだ」
その気持ちはよくわかります。
ですが変な話、バイトで稼ぎながら音楽活動を続けているバンドマンは、音楽活動というやりたいことはやれている状態ですね。
「バイトじゃなくて、音楽一本で食っていきたいんだ!」
と言われるかもしれませんが、それは正確には音楽で稼ぎたいなのか、バイトをやめたいのか、どちらなんでしょうか。
バイトをやめることができたなら、時間が生まれますね。その時間を自分の活動に使うことができるかもしれない。
でもそれでは経済的な問題がクリアできないから、バイトをやめることもできない。
経済的な問題は常について回るものです。
だからこそ、そのまず一歩目が自分に必要な金額の把握。支出の把握なのです。
月に15万必要ならば、15万すべてをバイトで稼ぐ必要があるのか。
なんとか音楽で月に一万稼ぐ方法を探して、バイトは14万にして、その分バイトをする時間を減らして、やりたいことをする時間を捻出するのか。
そういったやり方、手段を選択するために、目標の設定は重要なのです。
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これは経験上の話ですが、
「そんな細かい話はどうでもいい、とにかく稼げばいいんだ!」
「とにかく30万以上あれば食っていけるんだから!」
といった考えを持って、20万や30万、それよりも大きな金額を漠然と考えている方というのは、月1万円の稼ぎをないがしろにします。
1万くらい稼いでも仕方ないと考えるのです。
1万円では確かに食べていけないですからね。
でも1万円は、時給1000円のバイトなら10時間、通勤時間や税金を考慮するならば、もっと多くの時間をかけなければ得られない金額です。
やりたいことで、1万円稼ぐ方法を模索して、その分余裕のできた10時間ほどの時間を、また自分のやりたいことに使うことだってできるのです。
自分に必要な金額を理解できているから、こういった方法も取れるのです。
やりたいことで1万円稼ぐことも大変ですが、例えば小劇場の役者だったら、チケットバックを利用して、頑張ってチケットを手売りして、1万円を目指すことができますよね。
でも20万30万と漠然と考えているだけの人は、チケットバックで数十万稼ぐのは無理な話ですから、チケットバックの金額なんて意味がないと考えて、手売りの努力を怠ることも多いのです。
少なくとも、若い頃の僕はそんな役者でした。
1万円を稼げない者が、数十万稼げるわけがないのですがね。
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と、いうわけで長くなりましたが、お金の話でした。
日本人の金融リテラシーというのは世界的に見ても本当に低いらしいです。
それも当然の話で、誰も教えられてないからなんですね。義務教育にお金の授業なんてありませんから。
だからこそ自分で学んでいかなければなりません。
ずいぶん偉そうなことを書いてしまったかもしれませんが、僕もまだまだ知らないことばかりでわからないことばかりです。だからこそ今後も勉強していきたいですし、こうして記事に書くことで誰かと共有できて、一緒に学んでいけたらいいなと思っている今日この頃です。
お金の話は今後も定期的に書いていきたいと思います。
今日は本当に最初の最初の第一歩のお話でした。
支出の把握が、はじめの一歩です。
それでは皆さん、よい一日を。
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