自分のためか、他人のためか

こんばんは、こんな時期だからと普段はやらない筋トレを気合いを入れてやってみたら、足がプルプルで家の階段の上り下りさえまともにできなくなっている栗山陽輔です。

自粛期間中なのに、なんだかんだとやることが多くてしっちゃかめっちゃかで、随分遅い時間にこの文章を書いております。

さて今日は「自分のためか、他人のためか」というテーマでお話しさせていただきます。

深夜なんで、ちょっと難しいテーマです。
こういうテーマで話し始めるとまず間違いなく多くの方が、「他人のためが正しくて、自分のためがダメなんでしょ」と思うだろうと思えるのですが、この辺りの話がどうにも難しい。
人って、まぁ人にもよるでしょうが、20年ぐらい生きていると、だいたいこういった問題にぶちあたるんです。「自分のことばかり考えないで、もっと他人のことも考えてみろよ」って、誰かから言われたりする経験、多くの方があるのではないでしょうか。

こういった言葉を表面上だけで受け止めてしまうと、まず間違いなく正しくて美しい言葉だから、真っすぐに受け止めなきゃいけないような気持ちになってしまって、その結果どうなるかというと「他人のことを考えられずに、自分のことばっかり考えてしまう自分は何てダメな人間なんだ…」と自己否定に入ってしまう可能性もあるのです。
いいですか、清く正しすぎることというのは、多くの人を蹴落としてしまう一面もあるのです。
清廉潔白、正しきが上に正しき、という考え方を持っている方というのは、世の中に多くいらっしゃいます。それ自体はなんら間違っちゃいない。だって正しいんだから。
でもね、僕は正しいだけの人間なんて存在しないと思っているのですよ。これも当たり前っちゃ当たり前なのですが、正しさを信じすぎている人程、誰かを傷つけてしまう可能性があるし、誰かを傷つけたことに無自覚であるとも思います。
あ、えっとちょっと脱線しました。正しいことができていると自分で信じられる人はそれでいいと思うんですが、僕が言いたいのは「正しいことができない自分を認められない人間」についてです。

もうね、こういうことはいいんですよ。前提として、自分はそういう考え方をしてしまう人間なのだと認める以外に道はないのです。いいですか。ちょっと今の僕は深夜で変なテンションになっていることは自覚していますが、もう今夜は言いたいこと言いますよ。

自分のことばっかり考えてしまうのは当たり前なんです。別にそうじゃない人は、もうここで読むのやめてもらって構わない。でも、そんなに強い人ばかりじゃないんだよ。
誰だってさ、自分を認めてもらいたいんだよ。全員じゃないかもしれない。でも一部の強い人を除いたら人間なんてそんなもんだよ。認められたくてさ、そのために頑張ってさ、必死になってやってても掛けられる言葉が「自分のことばかり考えるな」だったら、受け入れられないでしょ。
極端かもしれないし、ちょっと僕自身の感情が入り過ぎているかもしれないけれど、自分以外誰も自分のことなんて考えてくれない状況で、なんとかそれでも誰かから認めてもらいたくて頑張っているのに、そんな言葉掛けられても、受け入れられるわけないじゃんって僕は考えているのですよ。
いや、考えているというか、そうやって考えていたんですよ。

そんな難しいことはもうハッキリ言って考えなくていいから、そんなことを考えてしまうことも含めて認めてしまえと今の僕は思います。
つまりですね、自分のことばかり考えてしまうなら、とことん自分のことばっかり考えていけばいい。そうしたらね、結局他人に行き付くんだ。だって自分のことを認めてもらいたかったら、他人に認めてもらわなくちゃいけないんだから。

ここまでわかったらね、他人のことこそ真剣に考えるべきなんだってわかってくるんだよ。他人は何をしたら喜ぶのか、何をしてほしいのか、何に困っているのか、どうやったら他人は自分という一人の人間を認めてくれるのか。

ここ、繋がっているでしょ? 
「自分のことばかり考えるな」って言葉は、表面上では自分と他人を分けてるように捉えている人も多いだろうと思う。
でも、そこは地続きなんだよ。自分と他人って結局切り離せないものなんですよ。

だからね、「自分のため」だけに頑張る人は他人から嫌われていく可能性が高いし、「他人のため」だけに頑張る人はただ単に自滅していく可能性が高い。
自分のためと、他人のためを、いかにどうやって重ねていくかを考えることが大切なんです。
そこにあなたの仕事があるんです。

その交差点を探すんです。きれいごとなんかに惑わされちゃいけない。否定的な言葉に怯んでいちゃいけない。

こんな感じの文章を感情の赴くままに今日は綴ってみました。ちょっと感情的すぎますが、今日はこれで終わってやると心に決めてしまった今日この頃です。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。

それでは皆さん、よい夢を。


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