顧客が商品を購入する理由を考える

こんばんは、今日は朝から何故か頭の中でタイタニックのテーマが流れていたので、今からタイタニックを観ようか迷っている栗山陽輔です。

今日は「顧客が商品を購入する理由を考える」というテーマでお話しさせていただきます。

顧客が購入する理由なんて、それが「欲しかった」からに決まっているじゃないかと言われてしまいそうですが、今回はその顧客のさらに奥にある思いについて考えていきます。

つまり、ある商品の顧客となって、購入してくれた方の中にはどんな思いがあったかを掘り下げることによって、その思いを持っている方々が今後の顧客となりうるということを把握しておこうという意味です。
ちょっとややこしいですね。僕自身まだまだ掴みかねているテーマですのでご了承を。

「事業は顧客から創造される」

というのは、有名なドラッカーの言葉ですが、物凄く抽象的で、深い意味を内包しすぎているので、考えれば考えるほど、新たなことに気づかされます。余談ですが、少し前からドラッカーのマネジメントを購入して読み始めた僕ですが、あまりに難解なため、本当に少しずつしか読み進めることができていません。奥が深い。

さて、ここでは映画館で映画を観る方々について考えてみたいと思います。映画というエンタメを映画館で楽しむ顧客です。今日の状況を含ませずに、普遍的な意味で考えていきます。
顧客が映画館に足を運ぶ理由は、まず映画を楽しむためです。ここは当たり前ですね。ではそのひとつ奥の段階を想像してみます。

その人は何故、映画を楽しみたいと思ったのか?

まず一つ、日常の中で非日常を味わおうと思ったからと考えられます。日常の中で刺激がなかったのかもしれない。仕事でストレスが溜まったのかもしれない。ちょっと現実逃避したくなったのかもしれない。それとも、ただ単に時間に余裕ができて、退屈だったからかもしれない。
そういった理由があるとして、非日常を味わおうとしたならば、何故映画だったのかという新たな疑問も浮かびます。多くのエンタメは、顧客に非日常を提供することで成り立っています。音楽ライブに行くとか、スポーツをしたり、またはスポーツ観戦をするとか、カラオケに行くとか、釣りをするとか、お酒を飲みに行くとか、ちょっと綺麗なお姉さんがいる店に行くとか、世界にはたくさんのエンタメで溢れています。(これらが軒並み新型コロナの影響を受けているのは書きながらもやはり大変な事態だと実感しますが)

では、エンタメというものが溢れている世の中で、映画を選ぶ人の心の奥にはどういった思いがあるのか。

ちょっとこのペースで書いていると文字数が足りなくなる気がするので、まずこの時点で考えられるものを上げていきます。考えられる理由はおそらく、こういった形で分類できます。

・現実か現実ではないか
・受動的か能動的か
・金銭的余裕があるか
・時間的余裕があるか
・慣れているか、もしくは得意か
・誰かと行動するか一人で行動するか

今思いつくままざっと並べたもので、まだ不完全だとは思いますが、例えば「仕事が終わって何か楽しいことをしたいと思った人」がいるとして、その人が、現実の中で、能動的に、金銭をそれほど掛けることなく、時間に余裕があり、得意なことで、一人で行動することを選んだとするならば、もしかしたらその人はその晩に「家で得意な料理を作って、一人でゆっくりと晩酌したりする」かもしれない。
現実ではない中で、能動的に、金銭面もある程度かけ、時間もそこそこで、慣れたことじゃなく新しいことで、一人で楽しみたい人は、帰り道で新しいゲームを買って家で遊ぶかもしれない。

こんな考え方もできるかもと思って整理しているのですが、こう考えると、映画館に足を運ぶ人というのは、まず大きく二つに分類できます。

現実か、現実じゃないかで分ければいい。
映画はもちろん基本的にはフィクションなので現実ではないのですが、映画館に足を運ぶことを現実の楽しみとして捉えている方もいる。
恋人や家族や友人と時間を過ごすためのスポットのような利用の仕方をする人です。この分類に入る人は映画そのものの内容よりも、映画館に足を運んで映画を観るという時間を過ごしたことが大事なので、その時間を現実に過ごすことが目的です。
対象的に、僕のような孤独な人間が映画館に足を運ぶのは基本一人ですし、映画館の雰囲気を楽しむというのはもちろんありますが、映画の内容が重要です。面白い映画が観たい。それが僕のような人間の理由。つまり映画、物語という現実ではないものを求めて映画館に足を運ぶ。

ここを分けて考えていれば、映画館を経営する場合に、どちらのタイプの顧客を増やしたいのかで、対応は変わってきます。
現実として楽しむ顧客を増やしたいのに、映画の内容を拘って選定して上映しても、おそらく動員には大きく影響はしません。でも一人で映画館に来るタイプの人間は増えるかもしれません。その辺りを分けて考えていこうという話です。

長くなってきたので今日はここまでにしておきます。
今後ももう少し考えていきます。現在進行形で考えていることなので、明日になったら、今日とは違うことを言っているかもしれませんが。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは皆さん、よい夢を。


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