何を得て、どう利用するのか

こんばんは、「こんな状況なんだからストレスが溜まって当然だろ! 酒飲まなきゃやってられないぜ!」と、特に影響も受けていなくてもこういった言い訳にしている人は一定数いるんじゃないかなと思っている栗山僕です陽輔です。
肝臓が疲れている。そして太ってきている。

今日は「何を得て、どう利用するのか」というテーマでお話しさせていただきます。

先日、前の職場の人と少し話したのですが、昨今の影響をどれほど受けているのか訊いてみたら、どうも会社は全く傾いていないらしいことを教えてもらいました。
前の職場は飲食店ですので、当然のことながら客足は減り、売り上げもオチ、散々な状況であるらしいのですが、会社自体はその飲食店だけではなく、六次産業展開をしている会社で、その中のある分野が、今回の影響を受けて売り上げが一気にあがり、他の事業がどれほどうまくいっていなかったとしても、会社としては全く痛くもない状況であるらしいです。
今回のことがあって、あれがああなってあそこの需要が減って、その結果人がどういう風に動きが変わって、そうなると必然的にあれの需要が多くなって、売り上げが上がり、単価もどんどん上がっていき、黒字が半端ないそうです。

言っちゃなんですが、ウハウハな状況らしいです。

そんな話を聞いて、なるほどなと思ったのですが、昨今の空気感の中では、たとえ自社の営業利益が上がったとしても、それを堂々と出すわけにはいかない雰囲気が蔓延していますね。だからこそ世の中に出回る話題は暗いニュースばかりになり、さらに雰囲気は悪くなる。

僕の前の職場の会社の話ではなくても、例えば、間違いなく缶ビールや缶ハイボールの需要は多くなっていて、居酒屋に卸していた分が減ったとしてもおそらく余りある収益が飲料メーカーに生まれているはず。
でも今の状況で「うちの会社は絶好調です!」なんて言っちゃったら総スカン食らうことは誰でもわかりますよね。だから皆黙っているんでしょうが、他にも今回のことで事業が軌道に乗った会社もあるんじゃないかなと思ってます。

が、実際にマイナス方向に影響を受けている方が大勢いらっしゃるのは事実。そこはちゃんと受け止めて、その中から自分がコントロールできるものとできないものを見定めて、今後を見据えながら、自分が何をすべきか考える。

僕自身には、今のところ日常的な生活にも収入にも影響はありませんが、職業訓練校に通っている身としては、多分に今後影響を受ける可能性がある。三か月後に訓練校を卒業する時、就職先が見つかるかどうか、ですね。
こういう話は実際その場でも出ていたりするのですが、「まぁ大丈夫だよ」という意見も「いやマズイと思う」という意見もありますが、大事なことはそのどちらの意見が正しいか、どちらの意見が当たるかではなく、その可能性がある中で、この三か月間をどう過ごすかだと個人的には思っています。

今、僕が持っているのは圧倒的な「時間」です。
これに関して言えば、自粛が展開されているこの世の中で、僕だけではなく多くの方が「得た」ものだと思っています。
さらに外出できないことから、例えば休日に天気がいい日だったら「どこかに出掛けたい」という誘惑が生まれることもありますが、その誘惑を断ち切る「機会」を得たと考えることもできる。
僕の場合ですと、休日も家にいることが多いので、逆に「休みの日に、これだけ天気がいい日なのに一歩も外に出ていない罪悪感」みたいのなものが、綺麗さっぱりなくなっております。うん、考え方次第っす。

というわけで僕の場合は今の状況を整理すると、職業訓練校自体は現時点で休校になる予定はないので、ここから得られるものは「機械加工、CADなどの技術と知識」であって、これを持って就職をする場なのですが、こういった知識や技術を必要とする業種は製造業であり、日本の、さらに僕の住んでいる地域の製造業は自動車産業が主体なので、大手自動車産業が稼働していない現状では、雇用が少なくなる可能性がある。まぁこれは誰でもわかることですね。

そんな状況の中で、それでも自分が製造業に携われる可能性を高めるために、今の訓練校で学んでいるものをレベルアップさせて資格などに挑戦してみるのも一つの手段。

けれども僕は、三か月もあるのだから、全く違う業種の勉強をしてみようかなと思っています。
僕が三か月前に前の仕事を辞めて、職業訓練校に通っているのは「土日休みの安定職」に再就職するためであって、製造業界に行きたかったからではないので。

僕はたぶんそんな時間の使い方をするでしょうが、どうにも連絡を取ってみた一部の友人は「暇だ」と言っていることが多いので、むしろその暇さを利用していこうよと思っている今日この頃です。

収入が減ったりして生活に影響がある方にはその方なりの戦い方があるでしょうし、学校が休校になって暇な学生さんにもそれぞれの戦い方があると思います。

時間に余裕がある方には、全く違った分野に手を出すいい機会だと僕は思いますよ。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは皆さん、よい夢を。

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