正しさの次にくるもの

こんばんは、何の理由もないのだけれど、どうしようもないほどの無気力の波に呑まれている栗山陽輔です。
マジでなんもやる気がしない。

さて今日は「正しさの次にくるもの」というテーマでお話しさせていただきます。

世の中のスピードが、僕の予想していたものよりも随分と早いようで、少し前には、ファンが推しに投げ銭する場をつくるべきだという流れが主流だった気がするのに、もうすでに支援の場を作ることは当たり前みたいになってきて、すでにレッドオーシャンと化している節があるような気がします。
支援を求めるべき状況にある方々もたくさんいらっしゃるだろうと思いますが、当然ながら支援する側の財布にも限度があるわけで、あらゆる場から支援を求められても、どれだけその場が当人にとって大切な場であり、協力したい意志はあったとしても、物理的に不可能な流れがすでに生まれてきている気がしますね。
つまりもう、支援の場をつくることが求められているのではなく、次の何かが求められている段階に入っていると考えてもいいのではないかなと思ってます。

不思議なことに大抵の人の対応とか適応とかは遅いものなのに(僕みたいな人間にいたっては動いてすらいないのだけれど)、ほんの一部の動きの早い人たちによって世の中は随分動かされていくものなのだなぁと感心しております。僕は見ているだけの人間なので、別に他には何も思うところはないのですが、単純に面白いなと思っています。今の状況で面白いという言葉を使うことは不謹慎だと言われる可能性もあるでしょうが。別にこの騒動を面白がっているという意味では全くありませんので誤解なきよう。

人という存在の、価値観の変動の早さが面白いと言っているのであります。

もっと大きな視点で見た時に、なんとなくもう世界は正しさの段階に入ったのではないかと思っています。

事は発生しているのに、実感がわかないままに悠然として甘く見ていた無知の段階から、情報が錯綜する混乱の段階を経て、今のような段階にまで進んできた。

今は緊急事態宣言が出されたりして、明確に「家にいること」が正しい判断であることが周知の事実のようになっています。緊急事態宣言が出ているような場では、不要不急外出の自粛が正しいことであり、不用意な外出や、仕事で外出せざる状況にあるサラリーマンは、そんな会社の対応を完全に「正しくない」ことだとして認識している節がありますね。
「正しいこと」と「正しくないこと」が明確に線引きされてきているのです。
少し前まではコロナに対して、そんなに騒がなくてもいいんじゃないか、とかいう考えもあるにはあった。それが混乱の段階だと思いますが、それが終わりつつあると思うのですね。

だから何が言いたいとか、全然ないのですが、何となくそんなことを思っているだけなんですよ。

でもたぶん、この「正しい」ことが社会に蔓延している状態は、おそらく長続きしません。歴史的にみても人間って、正しさで統治されていることって、あまりないような気がするんですよね。
正しさを求めているはずなのに、正しいままではいられない。なんだかそういう自己矛盾のようなものを人間って孕んでいるような気がするんですよ。

最近「サピエンス全史」という本を読んでいるのですが、その中にホモサピエンスが他の人類種を圧倒できた要因に虚構の認知というものがあるらしくて、これ滅茶苦茶面白いんですが、この考え方で行くと、現代社会の「正しさ」って間違いなく「虚構」に当たるので、絶対的なものではなく、変動するのが当然のものなのだろうかとか考えてます。

正しさってのは一つの価値観に過ぎなくて、正しさを完全に無視なんてしたら社会はなりたたないんだけれど、正しければそれでいいという価値観はすぐに変わっていく。
今回の騒動が起こる前だって、緩やかにだったけれど、正しいものという価値観は失われつつあって、個人のそれぞれの価値観が生まれていた。生まれたというか変わっていたというか。
モノ消費からコト消費になってヒト消費になり、といった具合に。

さて、今回の騒動で、次は何がくるだろうか。
支援の段階が終わって、次はどうなるのだろう。
もしかすると協力かもしれない。共存かもしれない。いや共闘かな。僕にはそんなことわかりようもないのだけれど。

少なくとも、今のこの「家にいればそれで正しい」時間というのは一か月ももたないと思うので、今後も色々な流れが生まれてくるだろうなと考えている今日この頃です。

今日の文章は何も考えないで書いているので、全く筋が通っていないかもしれませんが(普段の文章も筋道がしっかりしているとは言い難いですが…)今日は何だかそんな気分だったのでこんな文章を書かせていただきました。

頭の中を、もうちょっとじっくりと整理していきたいです。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。

それでは皆さん、よい夢を。

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