ストレスは行動力に変えられる

こんばんは、この自粛期間中に髭でも伸ばしてみようかと思っている栗山陽輔です。ボーントゥビーワイルド。
是非、ステッペンウルフの「ワイルドでいこう！」を聴きながらこの記事をお読みください。（記事の内容とは関係ありません）

今日は「ストレスは行動力に変えられる」というテーマでお話しさせていただきます。

今日の夕方にツイッターの方でも呟いたことなのですが、僕は基本的に毎日夜に一時間程近所を歩くようにしているのですが、土日は家に籠ることが多いので、あえて陽の出ている時間帯に歩くことで日光に当たる習慣とかを設けているのです。
それで、僕の近所は田舎なので、一時間程歩いていても、ほぼ誰かとすれ違うことはありません。画像のような場所だったりするので、人に会うことの方が稀だったりします。

しかし、今日は違いました。

今日もいつもの時間にいつもと同じ道を歩いたのにも関わらず、誰かとすれ違うことがとても多かったのです。
まぁ多いと言っても二十人ぐらいなので都会とかに比べてあら少なすぎる数ではあるのですが、普段のことを考えるとちょっと吃驚するような光景でした。

初老のご夫婦が二人でウォーキングをしていたり、子連れの方が走りまわっていたり、中学生らしき少年がランニングしていたり、犬の散歩をしている人が何人もいたりと。

これ、別に「家にいろよ！」と言いたいわけでは全くなく（僕だって歩いているし）、健康を害さないためのウォーキングやランニングは認められていたりするので、全く自然の光景なのでありますが、いかんせん普段との差が歴然としているのでさすがに驚きました。

どうしてこんな風にいつも以上に外を歩いている人が増えたかを考えてしまったのですが、まず当然のこととして、自粛要請があって、外出しづらくなって、身体がなまり、運動をしたくなったから、というのもあると思います。
中学生らしき少年がランニングしてたのは、体力が有り余っているのでしょう。
しかしながらですね、別に普段からそんなに運動なんてしてないんじゃないか、と思えるような（ちょっと失礼かもしれないけれど）方々もたくさん歩いてらしたんですね。犬連れて猛ダッシュしているおっさんとかまでいましたから。

それは何故かというと、今のコロナの蔓延による不安感や、鬱々とした状況、さらには病気に対する恐怖感といったストレスが、行動力に変化したのではないかと思ったのです。

つまり、今の状況が不安だ、病気になったらどうしよう、ちょっとでも健康でいなきゃ、健康のために運動でもするか！　という流れで、普段全然していない運動を始めた方々が一定数いるだろうと思えたのですね。

これちょっとだけ面白いなと思いました。
ストレスというのは一般的には悪いものだと思われていることが多いのですが、心理学者の中には適度なストレスはいいものだと考えている方も多いそうです。
もちろん過度なストレスが心にも身体にも悪影響を与えることは皆知っています。しかし、完全にストレスがなくなった環境では、人間は行動意欲をなくしてしまう。
よく言われているのが、「これでもう大丈夫、もう安心だ！」と思ってしまった時点で人間は病気になりやすいらしいです。
バリバリ仕事をこなしていたサラリーマンが定年退職した時や、手のかかる子供が手を離れていった後の親だったりですね。安心すると病気になりやすい。皮肉ですね。

ですので、適度なストレスというのは、逃げずに立ち向かったほうがいいと言う方々もいらっしゃいます。今回の件で言えば、ストレスが適度かどうかはわかりませんが、どうしたって社会に蔓延する漠然とした不安感は、どこに行ったって逃げられるものではありません。なのでもしかしたら一定数の方々は、「仕方ない、運動でもするか！」と考えたのかもしれないと思ったのです。

で、この話の難しいところは、適度なストレスと過度なストレスの境界が曖昧なところです。絶対的な線引きはできません。だからこれまでの時代の流れからストレスに立ち向かい過ぎて心を壊してしまう人が多かったから、ストレスが悪であるという意識を社会に広めざるを得ないのだと思います。
でも結局、見極めるのは自分自身でしかありません。
難しいですが、僕の場合はストレスを感じた時に「立ち向かわなきゃ」と思った時点で立ち止まるようにしています。
逆に「このストレスを、逆手にとって利用できないだろうか」と姑息な感じで悪いこと考えている時はどんどん行動するようにしています。これも現時点の僕の指針であって、絶対的なものではない。常に柔軟に対応していきたいと思っています。
誰かに助けを求めることを忘れずに。

そんな感じでストレスとうまく向き合っていきたいなと感じている今日この頃です。

いつもの散歩だけでは、この自粛期間中に太ってしまうだろうなと感じたので、明日から運動量を増やそうかと思ってます。何しようかなー。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは皆さん、よい夢を。