自己否定について考える

こんばんは、栗山陽輔です。
五月ですね。いやぁ五月です。時が経つのは早い。

今日は「自己否定について考える」というテーマでお話しさせていただきます。

自己否定、自己否定感というのは、おそらく結構たくさんの方が持ってしまっている感情だと思います。「自分はなんてダメなんだ」とか「自分なんて」といった具合のものですね。
こういった感情、僕自身もかなり強く持ってしまう方でして、33歳になってようやく「自己否定からは何も生まれないから、無理やりにでも自己肯定感を」と考えるようになり、自己否定を自己肯定に変えるための論理(という名の屁理屈)を用いて、まず肯定することを習慣的に意識しているのですが、そもそも何故、人間は自己否定の感情を持ってしまうのでしょうか。

僕自身、随分長い間、自己否定感の塊みたいな存在だったので、自分の過去を思い出してみたりしながら考えてみたところ、おそらく大きな理由として二つが上げられると思ったのです。

まずひとつ。
自己否定をしなければいけないと思い込んでいるから。
これはですね、色々なパターンがあると思うのですが、例をあげるならば、成長向上心が強い人に見受けられるものだと思っています。つまりですね、向上心が強い故に、自分の理想の姿が自分の先にあって、その姿が明確であるために、現時点での自分が認められず自己否定に走るような場合です。

他にも、例えば自己肯定をした瞬間に成長が止まってしまうと思い込んでいたりだとか、自己否定をしなければ自分は変われないと思い込んでいたりだとかです。この辺りは僕自身心当たりがありすぎるので、すごく複雑な気持ちになってしまうのですが…。


自己否定をしてしまう理由、二つ目は、自己否定における、快感のようなものに浸ってしまっている場合です。

これ、すごく説明が難しいのですが、結構あるのですよね。自虐というか、悲劇のヒロイン感に浸ると言うか…
あとちょっと言葉が厳しくなりますが、自己否定に浸っていると、心を閉じていることが通常の状態になるので、周りから傷つけられることが実は少なくなるのですよ。つまり守りに入っていられるのです。
誤解を恐れずに言いますが、悲観している状態というのは、状態としては楽なんです。いや、自己否定感に苛まされること自体は苦しいことなんですよ。
でもね、悲観的でいる時ってね、楽なんですよ。なんていうかな、能動的でなく受動的でいられるような感覚があるんですよね。ちょっと今の僕には言葉を見つけられないのですが。

否定的なことに浸っていることにおける快感というのは、リストカットのような自傷行為と似たところがあって、自傷行為って、どうして何度も繰り返してしまう人がいるかというと、身体に痛みを与えることによって、脳内にエンドルフィンっていうものが分泌されて、エンドルフィンってのは脳内麻薬って言われるもので、痛みを和らげる鎮痛作用をもたらすんですね。そして同時に多幸感をもたらすとされているんですよ。
痛みが快感に変わるって、こんな風に証明されていたりするんですね。
だからなかなか自己否定って厄介なんです。

なんだか理屈ばっか並べてしまっているのですが、具体的な例を出すのがどうにも難しく…

なんていうかな、例えば何かで腹が立った時に、感情のまま怒鳴り散らす人っているじゃないですか。ご飯食べにいったりして、ほんの些細な事で店員に怒鳴ってたりする人。あれって、怒鳴るという行為自体は感情の発散だから当人からすると快感なんですよ。気分がいいんです。でもですね、僕も昔何かの際に誰かに向かって怒鳴ったりしたこともありますが(仕事とかでね)、確かに一時的な感情の発散を感じることはできるんですけど、すぐに空しくなるんですよね。

つまり快感はあっても、幸福感がないってことです。
快感=幸福、ではないのです。
まぁドーパミンとセロトニンの違いだったりするのでしょうが、話を自己否定に戻します。

さて、ここまで長々と自己否定に陥ってしまう理由について考えてきたのですが、ならばどうして「自己否定からは何も生まれない」のかを説明できなければ、自己否定が必要だと思い込んでいる人には伝わらないはず。と、いうことで、今度は自己肯定について考えてみたい。自己否定と自己肯定の両方を比べて、自己肯定をするべき理由が多ければ、「自己否定をするべきではない」という結論に行き付く。

と、いうわけで自己肯定について考えていこうと思いますが、いつものように長くなったので明日に続きます。

文章を短く簡潔に伝える技術について、そろそろ考えていかなきゃいけないなと感じている今日この頃です。

もうしばらくしたら、この記事に1000文字以内とか制限を設けたりしようかしら? 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは皆さん、よい夢を。

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