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【栗原政史おすすめ】優しい人柄が伝わってくる写真家・川島小鳥

こんにちは、すこぶるいい天気ですね☀️

昨日まで冬のような感じでしたがまた秋が戻ってきたような気がします🍁

そんな優しい感じのする本日ご紹介する写真家は、川島小鳥さんです。

プロフィール

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1980 –
早稲田大学第一文学部仏文科卒業後、沼田元氣氏に師事。写真集に『BABY BABY』(2007)、『未来ちゃん』(2011)、『明星』(2014)、谷川俊太郎との共著『おやすみ神たち』(2014)、『ファーストアルバム』(2016)、台南ガイドブック『愛の台南』(2017)。第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。

川島さんは写真界の芥川賞と呼ぶべきところとも言える「木村伊兵衛写真賞」を受賞されています。
代表作としては「未来ちゃん」「明星」などがよく知られているのではないでしょうか。

代表作① 「未来ちゃん」

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『未来ちゃん』は、佐渡島で会った
不思議な魅力の女の子の一年間を追いかけた、
川島小鳥さんの代表作である写真集。
おかっぱ頭に、真っ赤なほっぺの女の子が、
天真爛漫に、いろいろな表情を見せてくれます。
写真集としては異例の、12万部を記録した一冊です。
第42回講談社出版文化賞写真賞の受賞作品。

おかっぱ頭の、まっかなほっぺの女の子にすごく惹かれる写真集となっています。
まさに奈良美智さんが描く少女にどことなく似ている気も。
そして、なぜか全ての写真にどこか違和感が残っています。全体的に何か現実離れした違和感というか。
その理由として、「未来ちゃん」はモデルとされている少女はいますが、「未来ちゃん」はフィクションであるという理由です。
現実世界にはいない「未来ちゃん」という世界観が伝わってきます。


代表作② 「明星」

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川島小鳥は前作『未来ちゃん』(2011年)の刊行以後、台湾の人々と風土に魅せられ、3年間で30回にわたって台湾に通い、7万枚を超える写真を撮りました。『明星』はその集大成ともいえる写真です。そこには台湾で出会った人々と彼らと過ごした時間が、優しく真摯なまなざしで捉えられています。

明星は、台湾の人々を3年かけて切り取った作品です。
台湾という異国の地ですが、この写真集はなぜか懐かしく、国境の差を感じさせない写真となっています。
そして誰でもないそれぞれの個性を見せてくれているような気がします。
それは川島さんが、それぞれの被写体に真摯に向き合い優しい眼差しをむけているからのように感じます。みていて優しくなる写真ですね。

この写真集で第40回木村伊兵衛写真賞を受賞されております。


代表作③ 「BABYBABY」

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人気沸騰中の写真家、川島小鳥。彼のデビュー作にして、版元の倒産により入手困難となり、ファンの間では幻の写真集と言われた『BABY BABY』が遂に復刊。一人の少女を4年間撮り続け、青春の甘酸っぱいひと時を見事に収めた儚くも美しい写真集。

この写真集は、川島さんのデビュー作です。
一人の少女を4年間撮り続けて、青春の甘酸っぱさを詰め込めた写真集になっています。
また、なんとも言えない距離感がこの写真たちにはあり、どういう関係なのかが気になる作品となっています。



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