重賞勝ち馬考察:ダンシングプリンス(JBCスプリント)

ダンシングプリンス

父:パドトロワ
母:リトルブレッシング
母父:バブルガムフェロー


 短距離で活躍した父のスピードを、母のパワーでガッチリと支える構成。ゆったりした走法と、先行力の高さは、父のパドトロワから譲り受けたものでしょうか。ただカペラSを勝ったときのように、乾いた馬場の前傾ラップでも強いことを考えると、本質は母方の影響が強いタイプとみています。

 母のリトルブレッシングは“ハイペリオン血脈”が非常に豊富。具体的に言うと、バブルカンパニーがハイペリオン5×5・5、ノーザンテーストが同4×3、スコッチプリンセスが同4×5・5。ほぼハイペリオンと言ってもいいくらいです。頑丈さが本質であるなら、このパフォーマンスにも合点がいきます。

 父のパドトロワは軽いアメリカ血統のスピードが主体。軽さが上擦らないよう、重石役としてハイペリオンがいる意味はとても大きいです。


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