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ニックス考察:リオンディーズ×マンハッタンカフェ(牡牝共通)


※24年4月更新


 該当する13頭中6頭が勝ち馬。テーオーロイヤル(重賞2勝)、ディオ(東風S)、リプレーザ(兵庫CS)など、勝ち上がった馬はみな2勝以上を挙げています。頭数が少ないので、あくまでも仮説になりますが、この組み合わせが成功するのは二つの理由があると考えられます。

 ひとつはマンハッタンカフェが突進型の血であること。マンカフェはボールドルーラーのスピードと、ホイストザフラッグのパワーが主体。突進力を強く伝えるタイプです。リオンディーズの「ヌレイエフ≒サドラーズウェルズ」のパワーを、マンカフェが後押しすることが好結果に繋がっているのかもしれません。

 そしてもうひとつは、マンカフェがノーザンダンサーの血をもたないこと。リオンディーズは前述の「ヌレイエフ≒サドラーズウェルズ」のほか、「ニジンスキー≒トライマイベスト」4・6×5を内包。血統内に5本のノーザンダンサー血脈が存在します。配合的にややクドさを感じる構成です。その点マンハッタンカフェはノーザンダンサーをまったくもちません。リオンディーズの血の煮詰まりを絶妙に緩和してくれます。


 余談になりますが、これとおなじ仕組みが働いていると考えられるパターンが、マンカフェ以外にも存在します。京都2歳Sを勝ったジャスティンロックの母の父・アッミラーレです。

 アッミラーレもボールドルーラーとホイストザフラッグを併せもつ突進型の種牡馬。さらにノーザンダンサーをもちません。サンデーサイレンス直仔という点も含めて、マンカフェと大枠の構成が似ています。
 


 リオンディーズ×母の父マンカフェからテーオーロイヤルがでたのと、母の父アッミラーレからジャスティンロックがでたのは、おそらおくおなじ理屈でしょう。


このニックスを活かした活躍馬

※活躍馬がでるたび更新します。
 

テーオーロイヤル


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