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重賞勝ち馬考察:ライオットガール(レパードS)

父:シニスターミニスター
母:マリアビスティー
母父:ハーツクライ


 父のシニスターミニスターはアメリカ血統がたっぷりと詰まった種牡馬。一方、母のマリアビスティーはヨーロッパ血統が中心の繁殖牝馬。己がもたない資質を互いに補い合う、理にかなった構成です。

 それでいて面白いのは、父と母が伝える“血の方向性”にそれほど違いがないうこと。父は「ボールドルーラー×プリンスキロ」資質の持続力、母はハイペリオン的な持続力が主軸。米・欧の異なる血を使いながら、持続力という点ではちゃんと足並みが揃っているのです。

 シニスターミニスターの配合的に注目したいのは、『リファール』との親和性でしょうか。母方にこの血をもつシニスター牝駒は41.9%(31頭中13頭)が勝ち馬。シニスター牝駒全体の32.2%(214頭中69頭)を上回る成績を残しています。

 しかも本馬の場合、母のマリアビスティーがリファールを4×4でクロス。かなり濃厚に凝縮されています。これがニックス効果をより鮮明に際立たせたのではないでしょうか。


※数値や一言メモは個人の主観です


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