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アレキサンドリアのアタナシオス

アタナシオは336年から366年の間の30年間に5回、アレキサンドリアの町から追放されます。そして、17年間追放先で暮らし、信仰のために苦しみました。しかし、アレキサンドリアから追放されている間、司教アタナシオは、西方において、最初はトリーアで、次いでローマで、ニケア公会議の信仰と、修道制の理念を守り、広めることができました。アタナシオは修道制の理念をエジプトで偉大な隠修士アントニオス(251頃-356年)から学びました。アタナシオはアントニオスの生き方に常に従いました。霊的な力に満ちた聖アントニオスは、聖アタナシオの信仰を支えたもっとも重要な人物といえます。最終的にアレキサンドリアの司教座に復帰した後、アタナシオは、キリスト教共同体の宗教的な和解と組織の再建に努めることができました。アタナシオは373年5月2日に亡くなります。この日をわたしたちは典礼でアタナシオの記念日として祝っています。

『アントニオス伝』が、中世原典思想集成、第1巻「初期ギリシア教父」に収録されております。

読後の感想については、各々の読者に委ねたいと思います。

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