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#05 不登校がきっかけで、日本の教育について考えてみた

どうも、不登校中学生の父、栗ワッショイです。

#03では、不登校になって3日目くらいの、走って逃げ出した朝の話を書かせてもらいました。
その後、しばらく壮絶な生活が続くことになります。

走って逃げ出した日から、我が家は、無理矢理、学校に行かせようとするのはやめようという方針にしました。
逃げ出した時の姿を見てしまったら、無理矢理にでも学校に行かせる事が正解だとは思えなくなりました。
原因は分からないのですが、とにかく、みんなと一緒に学校に行くことは出来ないし、教室に入ることも出来ません。体が拒否反応を起こしている感じですね。
なので、しばらく学校は休ませることにしました。

ただ、そうなると次に考えるのは「勉強」ですよね。
授業を受けなければ勉強が遅れてしまい、もし、また学校に行く気になったとしても、勉強がついていけないからまた学校に行けなくなってしまう…ということもあるかもしれません。

個人的には、学校の勉強なんて出来なくても良いと思っています。
学校の成績なんてどうでも良い。
実際、僕が子どもの頃、学年で成績トップクラスだった人達は今、何をしているのだろう?
みなさんは、学年トップクラスだった人達が、今、どうなってるか知ってますか?
学校の成績が良かった人達は、全員、世の中のいわゆる「勝ち組」と言われるような人生を送っているのでしょうか?
学年トップクラスだった人達は、人生の「成功者」となっているのでしょうか?
逆に言うと、学校の成績が悪かった人は、絶対に「勝ち組」にはなれないのでしょうか?
学年ビリだった人は、絶対に「成功者」にはなれないのでしょうか?

そんなことはないですよね?

失礼ですが、成績は良かったけど、たいした人生を送っていない人なんて腐るほどいるんじゃないですかね?
いや、もちろん成績が良くて大成功している人もたくさんいるとは思いますよ。
けど、良い大学を卒業してるけど、仕事は全然できない人って会ったことありませんか?

なんか、ディスってるみたいになってしまってすみません(>人<;)

僕が好きな斎藤一人先生は、最終学歴は中卒で、その中学校すらまともに行っていなかったそうです。
それでも、「銀座まるかん」を創業し、1993年から12年連続、長者番付10位以内という結果を残しています。
1997年・2003年は納税日本1位になっていて、全国累積納税額日本一の大実業家になりました。
時代は違いますが、松下電気器(現パナソニック)創業者の松下幸之助さんや、車の本田技研工業株式会社創設者の本田宗一郎さんは2人とも中学校にすら行っていません。なので、最終学歴は小卒です。
最近の人だと、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」の社長の家入一真さん(1978年12月28日生)、株式会社アドウェイズCEOの岡村陽久さん(1980年4月8日生)、株式会社LIG/TRIPの代表取締役社長の吉原ゴウさん(1982年4月17日生)、株式会社アップル(アップル引っ越しセンター)の代表取締役社長の文字放想さん(1984年10月19日生)といった人達も中卒の社長さんです。
それぞれ、高校中退だったり、そもそも高校に行っていなかったりと経歴は人それぞれですが、学校の成績が良くなくても、学歴が良くなくても、成功している人はたくさんいるんです。

だから、僕は学校の成績なんてどうでも良いと思っています。


とは言っても、僕自身は学校の勉強はそこそこできる方でした。
どの科目も平均点以上の点数は取れるくらいでした。
最終学歴は大卒で、一応、明治大学理工学部機械工学科を卒業しています(拍手)

けど、正直、親には申し訳ないのですが、大学の5年間(ちゃんと留年してます(-_-;))はあまり意味のある時間だったとは思えません。

そして、全科目平均点以上は取れるけど、100点を取れる科目が1つも無かった事はコンプレックスでもあります。
今、世の中で活躍している人、1つだけ100点を取れるけど、あとは0点みたいな人が多いと思います。

全てを平均的にというのが、今の日本の教育です。
なので、僕は日本の教育によって作り上げられた理想的な人間なのかもしれません。
しかし、実際に世の中で活躍するのは大きな強みを1つだけ持っている人です。
僕もそんな人間になりたかったし、息子にもそんな人間になってもらいたいと思います。
ですが、今の日本の教育の中にいては、なかなかそのように育つ事はできません。
だって、5教科で1つだけ100点、残りは0点の人と、全教科20点の人は合計点は同じですが、日本では後者の方が評価されます。
1つだけ100点の人より、すべて21点の人の方が合計点は上回るので、後者が選ばれます。
そして学校では、得意科目だけをやる事は許されません。
むしろ、苦手科目を伸ばすようにと言われます。

そんな教育で、本当の個性は育つのでしょうか?


長男が学校に行けなくなり、すぐにそこまでの考えに至った訳ではありません。
当初から日本の教育に疑問はありましたが、やはり学校に行かないのは良くないよなぁ…という気持ちはありました。
勉強だけでなく、気の合う友達を作ったり、コミュニケーションを学んだりするといった意味でも、学校には通った方が良いと思っていました。

ですが、学校に行けない期間が長くなり、客観的に見れるようになってきた時に、僕の考えも変わってきました。


さて、冒頭に書いた通り、学校に通えなくなってからしばらくは壮絶な生活が続くのですが、今日は日本の教育の話で長くなってしまったので、続きはまた後日。

最後までお読みいただきありがとうございます!

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