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#54 12年前の自分へ…

どうも、元不登校中学生と歳の差兄弟の父、栗ワッショイです。
今日もお読みいただきありがとうございます。

このブログでは、昨年の4月から高校生になった元不登校中学生の長男と、13歳差の次男の子育てを通して感じたこと、学んだことを中心に、色んな事を自由に発信していきます。

前回の記事では、一回り下の後輩から、突然、

「12年前の自分にアドバイスをするとしたら、どんなアドバイスをしますか?」

と質問された時にどんな回答をしたかについて書きました。
興味がある方は、是非、1つ前の記事をお読み下さい。

その時は、僕はまだ独身でした。
なので、その質問をされた時、単純に12年前の自分を思い出しながら回答を考えました。

その質問をした後輩の意図は、恐らくそれで正解です。
その質問自体にそんなに深い意味はないと思いますし、単純に、12年の経験を積んだ上で昔の自分にどんなアドバイスをするのかを聞きたかったのだと思います。

なので、前回の記事に書いた僕の回答で間違いはありません。
同じ質問をされても、人それぞれ回答は違いますが、どの回答も正解です。間違いなんてありません。

けど、今、同じ質問をされたら、僕の回答は変わると思ったんですよね。
その質問をされた時から、更に6年の月日が経過しました。
なので、その6年分の経験が積み重なっている訳ですから、回答が変わるのも不思議ではありません。
不思議ではないのですが、むしろ、この6年で回答が変わるのも当然という経験をしました。

それは…

親になった事。


しかも、ただ親になっただけではありません。シングルマザーの妻と結婚したので、その時点で長女は中学1年生、長男は小学5年生。
36歳まで独身貴族で好きな事をやって生きてきたのに、突然、中学生と小学生の2人の親になっちゃいました。

更に、新たに次男も生まれました。

この6年間で、大きく価値観が変わる経験を積み重ねてきたつもりです。
そんな今だからこそ、思いつく答えがあると思うんですよね。


という事で、改めて質問です。

「12年前の自分にアドバイスをするとしたら、どんなアドバイスをしますか?」

今の僕なら、こう答えます…


「早く親になれ!」


いや、まさか自分がこんな事を言うようになるとは、12年前の自分はまったく思ってなかったですね。
結婚願望はあるにはありましたが、「どうしても結婚したい!」とか「絶対に子どもが欲しい!」とまでは思っていなかったですね。
甥っ子姪っ子とかもいなくて、小さい子どもと接する機会もほとんど無かったので、子どもとの接し方も分からないし、どちらかと言うと子どもは苦手でした。
実際に自分に子どもができた時も、生まれてくるまでは、自分の子どもを本当に愛せるのか?どうやって接したら良いのか?と不安な気持ちがありました。

それでも、いざ生まれてきたら、もう可愛くて可愛くて(*≧∀≦*)

本で読んだことがあった、「無償の愛」ってのはこういうものなんだ!
と初めて実感できました!!

子どもが生まれて、価値観が変わりましたね。
今までの自分の人生の主役は当然、自分でしたが、大袈裟に言うと、自分の人生の主役が子どもに変わった様な感覚です。
今までは何をするにしても自分の事しか考えていなかったけど、今は子ども中心に考える事が増えました。
仕事だって、子どもがいるから頑張れます!

こんなに価値観が変わる事って、人生の中で何回も起こることでは無いと思うんですよね。
少なくとも、僕の人生の中では、最も価値観が変わった事件です。
そして、これは自分で自覚している訳ではありませんが、恐らく、仕事のやり方だったり、職場の人との接し方とかも変わっているのだと思います。
自分では無意識だし自覚はありませんが、僕の周りの親になった人たちはみんな、行動や考え方や話し方や人との接し方が変わっていたので、恐らく、自分もそうなんじゃないかなと思っています。

それだけ価値観が変わるって凄いことだと思いませんか?
経験しないとなかなか理解は出来ない思いますが、経験すると、本当に素晴らしくて尊い経験だと実感出来ると思います!

さらに言うと、結婚した時に妻には子どもが2人いたのですが、長女が中学生1年生、長男が小学5年生でした。
詳しくは最初の頃の記事に書きましたのでここでは割愛致しますが、長男はその後、不登校になりました。
それから不登校のこと、教育のこと、学校のこと、社会福祉のこと、発達障害のことetc...
色々調べたし、色んなことが分かりました。
そのお陰もあって、長女も長男も、今の時代に合った良い高校に入学出来たと思います!

恐らく、長男の不登校が無ければ、普通の公立高校に行くか、昔からある伝統的な私立高校に行くのが当たり前だと、今でも思っていたと思います。
けど、それは当たり前ではないし、それ以外の選択肢もたくさんある事を知ることができました。
それも、長男の親になったからこそ知る事が出来た世界です。

あとはね、長男は不登校だったので受験生になっても塾とかに行く事もなく、そんなに教育費はかからなかったのですが、長女はお金がかかりましたね(^_^;)
いや、他の人と比べて特別掛かった訳では無いと思います。
受験生は誰でもお金が掛かります。他の家庭がどのくらいお金を掛けているのか詳しくは知りませんが、中学2年生の途中から学習塾に通い、普通に夏期講習とか冬季講習を受けたくらいで、他にはお金は掛けていません。
それでも、まぁお金は掛かりましたよ(-_-;)
なので、12年前の自分へのアドバイスに一言、付け加えさせてください。

「計画的に貯金をしておけ!」

独身時代は自分のためだけにお金を使っていたし、それ以外のお金の使い方なんて考えた事もありませんでした。
しかし、子どもがいると、当たり前ですがお金が掛かるんですよね(-。-;
自分の事以外に使うお金が増え、自分の事に使うお金が減る…

言葉だけ見たらネガティヴに聞こえるかもしれませんが、自分以外にお金を使う事って、視野が広がるし幸せな事でもあります!
決してネガティヴな事ではありません!!

もちろん、価値観は人それぞれなので、これはあくまでも僕個人の1つの価値観です。
絶対に誰にとっても良い経験になるかと言われたら、それは違うし、自分の価値観を押し付けるつもりはありません。
それでも、やはり、親になった事って自分にとっては凄く良い経験だったなと強く思ってきます。

だから、12年前の自分にアドバイスをするとしたら…


「早く親になれ!そして、計画的に貯金をしておけ!」

みなさんは、12年前の自分にどんなアドバイスをしますか?


今日も、最後まで読んで頂きありがとうございます!

最後に、もう1つだけ質問をさせて頂いてもよろしいでしょうか?


では、20歳以上離れた自分の子どもにアドバイスをするとしたら、12年前の自分へのアドバイスと答えは同じですか??



今日も最後まで読んで頂いた皆さんに、全ての良き事が雪崩の如く起こりますように!

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