失敗を呼ぶシナリオ、成功を生みシナリオ
「自分の人生のなかでは、我々は稽古をすることなく、自分が主役を演じていかねばならない。我々の人生には、台本もなければリハーサルもない。次の瞬間に、どんなことが飛び出してくるのか、一寸先は闇である」(亀井勝一郎のエッセイ)
何事もやってみなければわからないのが、この世の中だ。ただ、わからないからと言って、「失敗するのでは」と悲観的になって実行を躊躇し、消極的になれば失敗の確率がかえって高まる。
逆に「わからないからこそ可能性があるのだ」と自分に言い聞かせて、前向きに取り組んでいけば、成功の確率が高まる。
人間は心理の動物だ。
何事もはじめから成功と失敗が分かれているのではない。自分自身が「ダメだ出来ない」と思えば失敗し、「絶対できる」と思えば成功する確率はグンと高まる。
そんなバカな、と思う人もいるかも知れない。
だが、これは論理的に次の様な説明が可能だ。自分を「ダメだ、できない」と思っている人は、一度失敗するとやめてしまう。だが「絶対にできる」と思っている人は、人生の中で失敗しても成功するまで何回も繰り返してチャレンジできるのだ。だから成功の確率は高い。
この世に、最初から条件が整っていることなど、まず無いと思った方が良い。その中で自らが、どれだけ道を切り開いて行けるかが、人間の器量だ。
(ある書籍の記述を再構成したもの)
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