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企業のバリュー
企業のバリューと言われると事業価値や時価総額なんかを思い浮かべるだろうが、ここで述べるバリューとは価値観や信条のことだ。
「我々が社内で共有している大切な価値観、信条は何か」という問いの答えがバリューだ。
ディズニー社のバリュー(価値観)は礼儀正しさとショーマンシップだ。
従来遊園地と呼ばれたものをテーマパークと位置づけ、働く人は「キャスト」と呼ばれ、ユニフォームは全て「コスチューム」と呼ぶ。
パーク自体は「ステージ」と呼ばれ、そこで働くことを「オンステージ」と言う。
その他にウォルトはチームワークを重要視した。
先輩が後輩を指導する仕組みを作り、フレンドリーでかしこまらない雰囲気を浸透させる為、ウォルトは誰もが彼自身をファーストネームで呼ぶ様に強制した。
ウォールマートの創業者、サム・ウォルトンは、92年にこの世を去ったが彼のバリュー(価値観)は受け継がれている。
彼は「米国一の金持ち」でありながら、倹約家として知られていた。それでもケチではなく、恵まれない人々には多額の寄付を惜しまなかった。
売上げ高世界一の小売業になった今日でも彼の倹約精神は受け継がれている。3代目社長のリー・スコットでさえ出張時はエコノミークラスに乗り、安宿に2人1部屋で泊まり、ファミレスで食事をし、3人入るのがやっとの本社オフィスの彼の部屋ではコーヒーを飲む時は他の従業員と同様に10セントを払う。
この精神が無ければ、小売業で価格競争に勝つことはできないという信念に基づいているのだ。
価値観と信念。
企業の風土、格式はコレが大きく左右する。
(ある書籍の記述を再構成したもの)
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