見出し画像

経営活動の重要な要素

昨日書いたノートで経営活動の重要な三つの要素はミッション、ビジョン、バリューと書いた。 これらは人間の主観的な思い、理想、情念、洞察に由来する。

「我々は何の為に存在するか」「何の為にそれをやるか」という問いの答えがミッションだ。

ウォルト・ディズニー社は明確なミッション
「時間を越えた家族的エンターテインメントを創造する」を持っている。

創業者のウォルトは家族が共に楽しめる経験を生み出すことを常に心がけていた。

「子供だけをターゲットにしては駄目だ。
大人も一緒でなければ。大人は大きくなった子供なのだから」とウォルトは語る。 家庭的エンタ―ティンメトを創るというミッションは彼の実体験から生まれた。

「私の二人の娘が幼なかった頃、休日に私は二人をメリー・ゴー・ラウンドに連れて行き、娘達がそれに乗っている間、ベンチに腰掛けて
ピーナッツを食べて待っていた。一人座っていて、何か親と子供が一緒に体験できる夢の様なパークが必要だと感じたのだ」

スターバックスのハワードシュルツは、家庭と職場に次ぐ第三の場であるコーヒーハウスを作ろうと考えた。 その思いは雑踏から逃れ「信頼と安心の関係を確立させ、安心して行ける避難所を提供する」という彼の言葉に凝縮されている。

ディズニーとスターバックスのミッションには
企業の思いが反映されている。「我々はこういうコンセプトに基づいてこの様な事業を展開している」という主張だ。

そこには、よく見られる「株主価値の最大化」
や最近流行の企業の社会的責任に関しての記述は見当たらない。

経営者的観点を持つ時に大事なことは明確な目標、コンセプトとそれに向けての強い意志である。

(ある書籍の記述を再構成したもの)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?