本気を出す

ビジネスで成功するか否かの要因には様々な物がある。何によって決まるのだろう。

様々な論はあるが概ね異論のないところでは、
「成功」=「能力×運×執念」である。

京セラ元会長の稲盛和夫はこう言っている。

「人の信念や意思で成功か不成功か分かれることが多いと思います。意思というのは魂からほとばしるものです。魂の叫びみたいなものです。その強さが周囲を駆り立て、勝負に勝たせていくという気がします。情熱は頼まれたから出るものではない。内から出るものだから、そういうものには無限の力がある様な気がします。情熱を失った時は、たとえ肉体はあっても、死んだも同然です。だから情熱を常に持ち続ける。情熱は際限もなく火のタマみたいに大きくなる。結局そうした人の情熱が凝縮したものが集団の力となった時、それがスポーツのチームであれ、会社であれ成績を大きく伸ばすことにつながっていくのだと思います。」

こういった情熱を燃やすという経験は大小の差はあれど、これから戦っていく相手は経験しているはずだ。

人間を成功に導く最も大切な要素のひとつは
「こうしたい、ああなりたい」という執念である。

人間の能力は、少し本気を出すと2倍の仕事ができ、もう少し本気を出すと3倍の仕事ができると言われる。

本気の元は執念である。

(ある書籍の記述を再構成したもの)

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