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暮瀬堂日記〜冷し麺

 半夏雨の翌日、都下は晴れ渡った。と言っても油照に近いくらい、じめつきに満ちていた。

 羽田を出て、川崎武蔵新城、鷺沼で仕事を終える。
 まだ昼前なので、休憩スポットになっている蒲田西口まで移動し、欅の木陰で休息。

 ライフに赴き、買物のついでに冷たいビビンバを購う。揖保乃糸もあったがスパイシーなものが食べたかつた。

   冷し麺木陰で喉をすり抜けリ

 「冷し中華」が季語に採用されてどのくらい経つのだろうか。そんなことを思いつつ、この日記を綴っていると、いつかまどろんでいた。

  (旧暦五月十ニ日 夏至の節気 半夏生の候)

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