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「正しさ」を追求していたあの頃の話|1ヶ月書くチャレンジDay5


今回もいしかわゆきさんの『書く習慣』からお題をお借りします。本日は「昔はどんな子どもだったのか」について。


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皆さんは、「MBTI診断」という性格診断をご存じでしょうか。

この診断によると人間の性格は16タイプに分けられるとのこと。

MBTI診断では、いくつかの質問に答えていくことで、自分がどのタイプに当てはまるかどうかを探っていきます。

インターネット上にはこれと同じく「性格を16タイプにわけて考える」
性格診断がいくつか見られるのですが、正確には、インターネット上にある性格診断とMBTI診断とでは似て異なるものなのだそうです。

・・・・・・というのを踏まえた上で、先日、インターネット上で人気の、16personalities性格診断テストに挑戦してみました。

その結果、私は「INTP」だとのこと。

INTPの特徴として挙げられていたのは、大体以下の通り。

  • 一匹狼

  • 論理的思考

  • 知性を重視する

  • 間違いが許せない

  • 人の感情を軽視する

  • 良心が欠落している

・・・・・・なるほど。

正直、当てはまっているな、と思いました。特に幼い頃の私に。


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小学2年生の頃。当時の担任の先生から、指摘を受けました。

「正しいことを正しいと言うのは大事だけれど、きっと今のままだと将来困ることになるよ」

その頃までの私は、特に”悪気もなく”人の間違いを指摘する子どもでした。当時の私にとっては、人の感情より何より「正しいか正しくないか」が私の中で最も大切なものだったんです。

しかし、担任の先生に指摘されたちょうどその頃、家庭内で大きな環境の変化がありました。詳しいことはここでは控えますが、この環境の変化によって、私はそれ以降、「そんな自分」を隠すようになります。

人の間違いが目に入っても、敢えて目を逸らすようになりました。それまでは一人でいても平気だったのが、急に一人になるのが怖くなりました。人の目を気にして、愛想笑いを振りまくようになりました。ぐっと自分の本音を抑え込みました。

そんなこんなで、今。

きっとそうやって、自分の本当の感情を抑圧してきたから、精神的に滅入ることになったのだとも思いますが、割と「これはこれで良かったかなあ」と思っている自分もいたりします。

今まで生きてきたなかで、人間にはさまざまな特性を持ったさまざまな性格の人がいることがわかったし、人には人の悩みがあることがわかった。人間「正しい」だけじゃやっていけないし、何より、何が本当に「正しい」かなんてわからない。

そんな人生において、「正しさ」を追求するよりは、少なくとも今の私の方が生きていきやすいのかなあ、と思ったりしたのでした。まあ、それもあくまで結果論なのだけれど。


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昔はどんな子どもだったのか。

人の感情よりも「正しさ」を追求する子どもでした。

今も根っこには、そんなところが隠れてはいるんだろうとは思います。けれどだいぶ柔らかくなりました。へにょへにょ。

あくまで「正しさ」って、「自分の思う正しさ」で、それが人にとっても正しいとは限らない。それにもし「言い分は正しい」としても「それをそのまま指摘することが正しい」とは限らないじゃない?

そんな感じのことを、人生で学んだのでした。

けれどこれも、あくまで「私」の話。あなたにはあなたの正しさがあって、あなたはあなたの人生で学んだことがたくさんあるのだと思います。

人生いろいろ。難しい・・・・・・!

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