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サラ女日記#05 貯金がいつのまにか200万貯まるまでにやったこと

#お金について考える


貯金ゼロ民からの脱却


20代(新社会人)の頃、入った給料は全部使って銀行残高3ケタ。給料日前はカツカツで、銀行のATMで硬貨を引き下ろせると知ったのもその頃でした。

それから20年弱。
いつか120万貯めたいと思い続け、つい先日資産を総ざらいしたところ、
「ん? 待ってこれ…200万いってるじゃん!!」
と嬉しい悲鳴を上げるにいたりました。

金額が世間的にどうかはともかく、銀行残高数百円時代に硬貨をおろしていた私には感動でした。

世間で話題になるような「短期間で」「何千万」というわけではありませんが、調子に乗ってこの先を試算してみれば、退職時にいわゆる2000万も達成が見えました。

何をしたのか、そして何が効果的だったのか。

おそらくほかのみなさんとも共通する部分があると思いますが、次の3つが大きかったです。

  1. おかねの勉強

  2. 積立貯金

  3. 投資デビュー(ロボにおまかせ)

この3つがなければ、いつの間にか200万!? な今はありませんでした。

世の中にはもっと短期間でもっとたくさんお金を貯められているひとがいますが、貯金ゼロからスタートして、なんとか200万超えの数値を見るには私の場合、実に20年近くの年月がかかったという。

まぁ、その間、欲しいゲームは際限なく買いましたし(一時期毎月2万予算くんでた)、ハープだ二胡だと楽器を習ってみたり、モデルウォーキングスクールや占い教室(←授業料高額だった)に通ったり、整骨院に数十万を複数回注ぎ込んだりしてますからね。※毎月の給料は常に手取り20万前後

それでも、と思えばかかった年月に特段後悔もなく。

もともと、貯金自体にはあまり魅力を感じないんですよね。
明日死ぬかもしれないのに、使わないお金持ってても意味なくない? とやっぱり今でも思ってしまいますし。

120万貯めたいという動機も、とりあえず毎月残高ないのはさすがにヤバイ。貯金100万あったら、それ以上は貯めなくていいよね? もし120万たまったらそれ以上は使いまくっていいんじゃない!? と若かりし頃に思ったからです。
※いちおう、年収の半年分という意識もあるにはあり。

こんな私がいつのまにか200万の数値にたどり着いていた理由。

もしかしたら誰かの参考になるかもしれない&目標達成記念に詳しく公開しちゃいます。

①おかねの勉強


なにはともあれ、まず、「おかねの勉強」です。やはりこれは重要です。

どうすればお金が貯まるのか?
世の中には情報があふれています。得ようと思えば様々な知識や技が入って来ます。

ひとつだけ、情報を受け取る身として注意しなければならないと思っていたのが、いわゆる「財テク」に走らないこと(←そもそも走るためのお金もありませんが)。
堅実に、お金をためるためにどうするか、という視点で書かれた本を読みあさりました。

この手の本は、まずアマゾンでレビューなどをみながらめぼしい本を探し、図書館で検索するのがおすすめです。
今の時代、図書館の在庫もネットで見れますから、地元の図書館のサイトで見て、図書館にあればリクエスト(無料で読める!)、なければ中古、どうしても欲しければ新品購入です。

お金の基礎的な知識は時代を超えても変わりません。気になる本は片っ端から読みました。

その中で、自分でもできそうなことから少しずつチャレンジしては、自分流にアレンジ。

細かい家計簿なんてつけられないから、まずはざっくり毎月の支出だけ計算して、毎月使える金額を計算したりは、感覚として身につくまでしていました。

また、どの本でもたいてい出てくる投資のお話。これついては、正しい知識がないのに手は出せないと思い、並行してFP2級を取得しました。(2度目でなんとか💦)

まぁ、今ではFP2級取得のための知識、活用していないのですっかり錆びついてしまいましたが、無駄ではなかったと思ってます。

そのほか、民間でやっているお金について教えてくれる無料セミナーに参加したりもしました(コロナ前)。

セミナー自体は講座受講者勧誘が目的だと思いますが(結構高額でした!)、無料セミナーの内容でも十分勉強になりましたし、刺激を受けました。

とにかく基礎知識をつけること。
変に財テクや節約にかたよらないようにだけ気をつけて知識を吸収していきました。

②積立貯金。


この効果は絶大です。

積立貯金といっても、自分で口座のお金を移したりするのではなく、自動でつみたててくれる自動積立貯金!!

貯金なんてできない! と毎月給料日が来るのを切望していたり、貯金があるという経験がそもそもない場合、はじめの一歩として特に効果的です。

私も銀行の自動積立貯金で初めて、6万円(5千円×12か月)という貯金を手にしました。※少額スタートがコツ

少額でも、貯金があるかないかでは気持ちが違います。

人間、お金がないとやっぱり心がすさむんですよ。10万円の貯金があるときと、ないときではなんといいますか、心の余裕が違います。 

どうしよう! 給料日までお金ない!!
と思いながら過ごす日が毎月あるのと、

今月キツいな〜。まぁ、いざというときは出せるお金はあるし、
と思える日常を過ごせるのとでは、人生の安定感が違うといいますか…。

この違いは、貯金ゼロ族のままだとたぶんわからなかったと思います。

少なくとも、私は数万でも貯金があることで心の余裕をもてるタイプであることはわかりました。それに気づいたのもこの積立貯金のおかげです。

以来、自動積立貯金はずっと続けています。
そして何度も助けられています。

ちなみに、えらそうに自動積立貯金! とか言ってますが、たまっては欲しいものができて解約したり一部おろしたりは何度かしまして、安定的に10万円が貯金額としてあるようになるには時間がかかりました。

やっぱり、元・貯金ゼロ族ですし。はじめの10万円の壁が一番キツかったですね…。

それでも、すこしでもたまると、だんだんくずすのが嫌になってきますので、そこまでくれば自動積立貯金作戦はほぼ成功かと。

たまった貯金をとりくずしたくない。
そう思えるようになったら1段階レベルが上がった感じですね。

派遣社員&契約社員だった時代は銀行の積立貯金にお世話になりました。
正社員になってからは、幸いにも財形貯金が使えるようになったのでお世話になっています。

銀行の自動積立貯金のいいところは、銀行の窓口さえ開いていれば、即日取り崩せること。(うちの会社の財形は1か月弱かかる)

財形のいいところは、給料から天引きしてくれるので、もともとないものと自分を錯覚させられることです。(銀行は給料全額一度入金されるので自分をだましにくい)

少しおかしな話かもしれませんが、私にとってこの錯覚が非常に有効です。

今月の給料これだけか……
と毎月切ない気持ちで過ごしながらもその実、裏でちょこっと貯まっている。

そのことに気づいた(思い出した)ときのプチハッピーな気持ちといいますか。知らないほうがいい幸せ、みたいなのがそこにはあります。

調子に乗って増額すると苦しいのが玉にキズですが。

③投資デビューはロボにおまかせしてみた


お金をためる本を読むと、かならず出てくる投資のお話。
今の世の中、「お金に働いてもらうんです!」
と銘打っている記事、たくさんありますよね?

毎月、コツコツ積立貯金(月1万)してても、1年で12万。目標の120万貯めるには最低10年。ていうか、途中でおろしてるしさらに遠のく目標金額。

そんなわけで、やっぱり、どうしても気になるのは投資ネタ。

けれども、まともな本には必ず、「余裕資金でやれ」とあるわけですね。

余裕資金……。そんなものありませんよ。

貯金額の20%? 私の場合、それって1or2万なんですが…。というジレンマ(当時)。

株式優待 一口30万から? ないから!!(無理)

個別銘柄? え? もうわけわかんない。でも、やってみたいよ〜!! 早く始めたほうがいいって書いてあるし!!

そんな私が選択したのが「積立投資」+ロボ運用でした。

まず、積立投資についてですが、これはマンガでわかる系の本がわかりやすかったので気になる方は読んでみるといいかも。

毎月一定額を積み立てていくことで、投資のリスクを減らして長期で得を取ることを狙う方法です。

感覚としては、自動引落なので積立貯金と同じなんですが、たまってる金額が日々上下してます。

コロナ前に初めたんですが、コロナのときは一気に私のためた金額が目減りして、「やば!」となりました。

ただ、始める前に読んでいた本で、むしろそういうときこそ追加投資のチャンス! とあったので、そのまま特に増額はせず(←なんだかんだ怖かったので)に続けて無事、盛り返してくれてます。

コロナから盛り返してくれた図

で、ロボット運用についてなのですがこれは、初心者の私にはとっつきやすかったです。銘柄選びはロボにおまかせ! という。
ズボラな私にはありがたい。たぶん、私よりロボのが頭いいと思いますし。

もちろん、色々考えられる人であれば、ロボじゃないほうが圧倒的に儲かるんだと思いますが、何も考えずとも、毎月一万円ずつ積み立てた金額が、明らかに銀行に預けている利息よりプラスになってくれているのは嬉しいです。

さらに、ロボット積立投資で少し慣れた私は、NISAも始めました。

こちらは、3000円からスタート。始めるにあたってはこの本↓を参考にさせていただきました!(私が読んだのは数年前のです)

3000円とはいえ、始めると始めないとでは大違いですね……。

何を投資先に選ぶか、については本やネットの体験談などを参考にしました。

もちろんこちらも積み立てNISAです。
ロボ投資でだいぶ抵抗感が薄れたおかげで気軽な気持ちで始められました。

結果、2019年に積立投資デビューしてから5年。
ときどき増額したり、減額したりしつつも、積立投資が着々と資産を増やしてくれています。

おかげさまで、財形とあわせていつのまにか、目標金額を上回ってくれるまでに!

ロボット投資や積み立てNISAは、なんどか周りの人にも勧めてますが、やってみたいと思ってる人はいても、やってみました! という人にはなかなかお会いできないです。

積立投資も本当は、余裕資金ができてからのがいいんだと思いますが、私のようにはじめから貯金はなくても並行でなんとかなりました。

今のところ、積立投資は崩してないのですが、あまり貯金っぽくない(←事実貯金ではない)のも私には良かったように思います。

ただの貯金より、なにやら楽しいです。

まとめの感想


貯金数百円(銀行残高3ケタ)から「貯金額目標いつのまにか超え」まで、時間はかかりましたが、ようやくここまでこれたかと思うと達成感があります。

まぁ、近々大型出費があるかもなので結局また総額が減っちゃう可能性はあるのですが。
この調子で少しずつ増やしていけるといいなぁと思っています。

やはり大事なのは、いつの間にかたまるしくみづくり、ですね。

今回の件を機に、また色々と私自身、今後に向けて見直しもしました。

視点はもちろん、どうしたら自然とたまるか(=いかに自分に、貯金をしていないという認識をもたせるか)です。

貯金が苦しい! となったら絶対続かないので、知らぬ間にたまる仕組みをつくっておくのがとても大切です。

一度しくみを構築しておけばあとは何も考えなくてすみますし。
毎日お金のこと考える人生も嫌ですしね。

今後とも、お金のことで苦労するのは嫌なので、そうならないためにも、うまく自分を(いい意味で)だまして、次はいつの間にか1000万たまりました! と言ってみたいです。

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