見出し画像

ロストアビスのカードを語る

はじめに

 ポケモンカードの新弾パック「ロストアビス」のカードリストが出ましたね!
 今回はホントに面白いカードがたくさんあって、色々思うことがあるのでいっぱい書きたいことがあります。
 個人的な意見もあるので暖かい目で見ていただけると嬉しいです♪

今回のパックについて


 「ロストゾーンへの扉が開かれた!」

 この売り文句から分かるようにロストアビスは剣盾環境に入ってから初のロストゾーン関連のカードがメインのパックです。
 過去にも何度かロストゾーン関連のカードは出ていました。
 記憶に新しいのはサンムーン環境のBレギュレーションで出ていた「プリズムスター」のカードと「ロストマーチ」のテーマですね。
 それでもこれらのカードですら登場は2018年。
 約4年程の月日が経っているわけです。
 久しぶりのロストゾーン関連のカードが登場したということで、ポケカ界隈は一段と盛り上がっていてプレイヤーとして嬉しい限りです♪

 少し長くなってしまいましたがここから気になるカードについて書いていきます。


V・VSTARポケモン

ギラティナV・VSTAR

 先ずは今回の表紙にもなっているメインポケモン、ギラティナですね!
 表紙ポケモンとして恥じない性能!!!
 圧倒的火力を出せる「ロストインパクト」!
 [自分の場のポケモンについているエネルギーを2個選び、ロストゾーンに置く。]というデメリットはありますがダメージの素点が280もあるというまさしく脳筋。
 VSTARパワーもワザ「スターレクイエム」で[このワザは、自分のロストゾーンにカードが10枚以上あるときにしか使えない。相手のバトルポケモンをきぜつさせる。]というあまりにも強力なもの。
 ドラゴンタイプなので必要なエネルギーが草と超で2タイプありますが、同じパックに入ってるミラージュゲートでエネ加速が可能ですので比較的準備しやすいと思います。

キュレムV・VMAX

 キュレムVMAXは特性とワザの相性がよくとても強力ですね!
 特性「はくぎんせかい」は[自分の番に1回使える。自分の山札を上から1枚トラッシュし、そのカードが水エネルギーなら、自分のポケモンにつける。]という効果で山札の上を水エネルギーにするギミックと合わせれば安定してエネルギーを加速できます。
 いっしょに使えるおすすめカードとしてはヤレユータンのさるぢえスマホロトムすりかえカップ辺りでしょうか。
 ワザも[このポケモンについている水エネルギーを好きなだけトラッシュし、その枚数×50ダメージ追加。]と青天井なので場面ごとに火力の調整が出来るので器用に立ち回れると思います。

ドラピオンV・VSTAR

 ドラピオンは特にVが特徴的ですね。
 特性「ワイルドスタイル」は[相手の場の「いちげき」「れんげき」「フュージョン」のポケモンの数ぶん、このポケモンがワザを使うための無色エネルギーは少なくなる。]でミュウVMAXやうらこうさく型のデッキにメタを取れる効果になっています。
 デッキによってはピン採用しておくなんて事も多いんじゃないかなと。
 VSTARを使うならDレギュレーションからいるもう1枚のドラピオンVの採用も同時にすると相性がいいかと思います。
 VSTAR自体が条件付きとはいえワザで250、VSTARパワーでどく(のせるダメカン3個)とマヒ特性で与えられるので強力ですよね!

DレギュレーションのドラピオンV

プテラV・VSTAR

 プテラVSTARは非常に珍しいVSTARパワーを持っています!
 それが「エンシェントスター」です!
 効果は[このポケモンは、場をはなれるまで「相手の場の『ポケモンV』(『プテラVSTAR』をのぞく)の特性は、すべてなくなる。」という効果の特性を持つ。]というもの。
 元々は特性を持たないポケモンですが、このワザを使うと場を離れるまで特性を得る一時的な特性持ちになるんです!!!
 しかも効果も非常にロック性能が高いのでこれを使われたら早めに対処したいところです。
 きぜつさせられたり、ワザの効果で場から離されると特性はなくなってしまうのでVSTARパワーを使ったらどれだけ長く守りきれるかが鍵になります。
 そこで相性がいいのが同じパックに入ってるメリッサ、闘タイプでは使いやすいストーン闘エネルギーエイチ湖、ダメージ軽減できるかがやくサーナイト、ポケモンのどうぐはビッグパラソルですね。
 これらのカードを使えば受けるダメージを大幅に軽減したり、相手のワザの効果を受けなくなります!

 ワザも240ダメージを安定して出せるので、相手をロックしてる間に自身は好きに動いて突き放すことも出来そうです!
 ワザエネルギーに無色が2つあるのでダブルターボエネルギーを付ければすぐに準備することも可能で、闘エネルギーはガッツのつるはしで加速を狙えますね!

マフォクシーV

 マフォクシーはワザ「マジカルファイヤー」がとても強いです!
 ワザのダメージが120出て、効果が[このポケモンについているエネルギーを2個、ロストゾーンに置き、相手のベンチポケモン1匹にも、120ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。]]です。
 エネルギーはロストしてしまいますが、ベンチにもダメージを出せるので一気にサイドを取ることも可能になりますね。

ロトムV

 ロトムVも特殊な特性とワザをしていますね!
 特性では使ったら番は終わってしまいますが山札から3枚引くことが出来ます。
 ザシアンVの「ふとうのつるぎ」を彷彿とさせる効果で、エネルギーこそ付けられませんが1ターン目などで安定して手札を増やしておく事が可能です。
 ワザも[自分のトラッシュにある「ポケモンのどうぐ」を好きなだけロストゾーンに置き、その枚数×40ダメージ追加。]でトラッシュにポケモンのどうぐを貯めて置ければ、その場に応じて出したい火力を出して相手のポケモンを一撃できぜつまで持っていける可能性があって面白いです!

 実はロトムは8月5日に発売のVSTARスペシャルセットでロトムVSTARが出るので、そちらが発売して完成に迎えるといった感じなんですよね。

VSTARスペシャルセットのロトムVSTAR

ガラルニャイキングV

 鋼タイプのポケモンなのでメタルソーサーでエネ加速が出来るのはいいですね!
 ワザ「おたからラッシュ」は自分の手札の枚数を参照して高火力を狙うワザなので、手札を増やせるサポートやポケモンを使っていきたいですね。
 また「しずくのまもり」のミロカロスをベンチに置いておけば相手のマリィツツジを防げるのでより安定して戦うことが出来ると思います。

ピジョットV

 このポケモンは特性「きえさるつばさ」を使うとベンチにいるときこのポケモンと、ついてる全てのカードを山札に戻すことが出来ます。
 1パンされなければ山札に戻ってダメージを帳消しといきたいのですが、今の環境は280ダメージ前後をポンポン出してくるのでそういった戦略は取りづらいかもしれないです。
 なので他の方法で活用する手を考えるのがいいかもしれません。


ルールを持たないポケモン

きままにおよぐ

 今回のパックで新しく登場したテーマですね!
 自分のはとても強力だと思っています!
 先ずはデッキのエンジンとなるケイコウオ!
 特性「うみのばんそう」は[自分の番に何回でも使える。自分の手札から水エネルギーを1枚選び、自分の場にいるワザ「きままにおよぐ」を持つポケモンにつける。]という効果でこのポケモンが1体場にいるだけでエネ加速をすることが出来ます。
 ルールを持たないたねポケモンでこれが出来てしまうのがホントに衝撃です。

 アタッカーとなるポケモンもいて、それがジュゴンですね!
 「ひょうかいリターン」は[自分の場のポケモンについている水エネルギーを好きなだけ山札にもどし、その枚数×40ダメージ。その場合、山札を切る。]というもので場のポケモンに水エネルギーを貯めておいて欲しい火力を各場面で出して行く事が出来るのが強いですね♪
 シードラも「ハイドロショット」でベンチ狙撃が可能な上に、同じパックの「さかまくかいりゅう」キングドラはドローソース兼妨害効果、Eレギュレーションの「かいていのぬし」のキングドラもいます。
 なのでエネルギーを持ったポケモンを狙われてもエネルギーを失うことなく立ち回れたり出来るので意外と器用な動きも可能なのでは?

 これはたのしみですね~!

キマワリ

 1進化で条件を満たせばダメージを刻みながら最高220ダメージ出せる優秀なポケモン。
 ワザに必要なエネルギーも無色2個でツインエネルギーダブルターボエネルギーで準備可能。
 手札からトラッシュするエネルギーも指定がないので特殊エネルギーを採用しやすいのはグッドですね!

ダーテング

 2進化かつこのポケモンと付いてるカード全部ロストではありますが、草エネルギー1枚で210ダメージという破格の性能!
 スタンダードレギュレーションではサブアタッカーとして活躍出来そうで、殿堂レギュレーションでは他のカードと合わせてメインアタッカーにもなれそうですね。

オーロット

 相手がポケモンVをメインに使うデッキで、こちらの戦略がハマれば完封することも出来そうな特性。
 ワザも150ダメージ出るので2パンで相手を倒すことも可能です。
 「はるらんまん」のチェリムと組み合わせるのが相性良さそうですね。

キングドラ

 「きままにおよぐ」でも少し紹介しましたが、とても強力な特性を持ったキングドラ。
 [自分の番に1回使える。自分または相手のどちらかを選び、選ばれたプレイヤーは、手札をすべてウラにして切り、山札の下にもどす。その後、選ばれたプレイヤーは山札を4枚引く。]
 この特性は1ターンに1度自分か相手にマリィのような効果を使えるものです。
 自分に使えばドローソースとしての起用、相手に使えば手札を入れ換えさせて必要札を埋め込める妨害になれるので2役こなせます。

ホエルオー

 ルールを持たない1進化ポケモンでありながらHP200で特性「ジャンボサイズ」で受けるダメージを-30するという高耐久。
 ワザ「スペシャルウェーブ」も水エネルギー3個と無色エネルギー1個と重いですが、特殊エネルギーがついてれば240出せて非常に高い火力を誇ります。
 このポケモンの一番の特徴である耐久を上げるためにポケモンのどうぐのなべメットやスタジアムのエイチ湖かがやくサーナイトを採用するのがおすすめです。
 これらの効果全て合わせると特性込みで受けるダメージを-100出来るので、実質HP300になります。
 1パンされなければもう一度軽減出来ますので、その度に耐久は上がっていくのでルールを持たないポケモンとは思えないほどの耐久力に。

ウッウ

 ロストゾーンに4枚以上カードがあればワザに使うためのエネルギーがすべてなくなる、優秀なサブアタッカー。
 ロストゾーンを使うデッキなら1枚入れとくだけで奇襲を仕掛けることが可能に。

 なんならこのウッウをメインにデッキを組んでも充分に戦えるというトンデモ性能。
 こだわりベルトを付けたり「アイスシンボル」のフリーザーを出せばVSTAR、VMAXを2パンすることも出来そうです。

スリーパー

 ワザでとはいえ山札から直接1進化ポケモンを2体出せるという強力なもの。
 スタンダードレギュレーションでは「げんえいへんげ」のゾロアークがいて似た役割を持ってしまっているので採用は低いかもしれないですが、殿堂レギュレーションだと悪さをすることも出来そうでたのしみです。

ヤミラミ

 ワザの条件が自分のロストゾーンにカードが10枚以上あるときと重い条件をしていますが、超エネルギー1個でダメカン12個を相手のポケモンに好きなようにのせるというぶっ壊れ性能。
 ミュウツーV-UNIONの「サイコプロージョン」が超エネ2個と無色エネ1個でダメカン16個だと考えるとよく分かると思います。
 超タイプのたねポケモンでHP80、これだけの条件を持っているので霧の水晶レベルボールクイックボールで準備可能。
 レスキューキャリーにも対応してるので倒されてもすぐに出て来ます。
 ロストゾーンの準備さえ出来てしまえば「ロストマイン」連発で相手の盤面をボロボロにすることも可能でしょう。

ジュペッタ

 特性が強力でトラッシュからサポートを1枚手札に戻すことが出来ます。
 特性を使うとこのポケモンはロストされてしまいますが進化したときに特性が発動するわけではなく任意のタイミングで使えるので、このポケモンがベンチに出てきた時点で相手には圧力をかける事ができます。

キュワワー

 ロストゾーンを使うデッキならほぼほぼ確実に入ってくるであろうこのカード。
 特性「はなえらび」があまりにも強力で、このポケモンがバトル場にいるとき山札の上から2枚をみて1枚手札、1枚ロストゾーンに置きます。
 デメリットに見えるであろうロストする効果もロストゾーンを使うデッキではただのメリット。
 つまり特性を使うとメリットを得ながらメリットを得れます。
 しかもキュワワーをたくさん並べてポケモンいれかえやあなぬけのひもふうせん回収ネットを使えば1ターン目からロストゾーンに複数枚のカードを送ることも可能。
 最近流行りのターボ構築に、ロストゾーンを起点とした新たな形も出てくることが予想できます。

ミミッキュ

 使われるデッキは選ぶと思いますが、相手にダメカンを多くばらまくデッキの大ダメージを出せるアタッカーになれると思います。
 同じパックに入ってる「すなつぼじごく」のシロデスナ「まるごしおんぱ」のコロモリと組み合わせるのも強いかと。

ドラパルト

 めちゃくちゃ面白いワザを持っていますね!
 「ドラゴンランチャー」はベンチのドラメシヤを消費してしまいますが、100ダメージという大きなダメージを複数の相手ポケモンに飛ばす事が出来ます。
 個人的にはスタンダードレギュレーションではなく殿堂レギュレーションでこそ真価を発揮しそうなカードだと思っています。
 ドラパルトは優秀なカードが多く、スタンダードレギュレーションでもメインアタッカーではなく、奇襲用のサブアタッカーとしての採用なら入れやすいと思います!

ガメノテス

 稀に見るクソガード。
 とても優秀な妨害カード。
 このポケモンをベンチに置いておくだけで、相手はサイドから取れるカードをロストゾーンに置かなければなりません。
 ロストゾーンはトラッシュと違って一度置くと回収する手段がないので、実質そのバトル中封印されてしまいます。
 ホントに対面したくない。

シロデスナ

 上ワザの闘エネルギー1個で打てる「すなつぼじごく」かとても強力です!
 相手のポケモン全員に30ダメージのばらまきを1進化で出来て、HPも140と1進化では高い方です。
 ミミッキュのときにも言いましたが、ばらまきをするシロデスナと対面に大ダメージを出す「ワーストギフト」のミミッキュは相性バッチリです!
 Eレギュレーションには超タイプのスナバァもいるのでミミッキュとスナバァ両方を霧の水晶で持ってくることもでします。

ワルビアル

 2進化と少々重いポケモンではありますが、進化したときと相手のワザのダメージできぜつするときに相手のハンデスを出来る優秀なポケモンです。
 ワザも160ダメージと申し分ない火力を出せるのもいいですね!

ドヒドイデ

 相手のポケモンがどくならという条件付きではありますが、悪エネルギー1個で130ダメージが出てどくのダメカンと合わせれば140ダメージになります。
 かがやくヒスイオオニューラをベンチに出せばどくのダメカンが2つ増えて合計160ダメージ、こだわりベルトを付ければ190ダメージまで上がるので充分に戦える性能をしていていいですね!
 個人的には殿堂レギュレーションにして使いたいです♪
 殿堂レギュレーションまで落とすとどく関連のカードがかなり増えるのでもっといろんな事が出来そうです!

メタグロス

 このポケモンの特筆する点はやはり特性ですね!
 自分の番のはじめにこのカードを引いて、ベンチに空きがあればそのまま出して山札を3枚引く事が出来ます。
 かなり特殊ですが、効果としては過去何体かいたポケモンの特性「トップエントリー」やグッズのきんのたまと似た効果ですね。
 このカードを使う際は「さるぢえ」のヤレユータンすりかえカップスマホロトムと使うと成功率がグッと上がると思います。

ポリゴン2

 何といってもワザ「ガベージアタック」が面白い!
 お互いのロストゾーンにあるポケモンのどうぐの枚数で火力が上がっていきます。
 運用としましては、同じパックに入っているロトムVやVSTARスペシャルセットのロトムVSTARと組み合わせて後半用のアタックにするのがいいと思います!
 ワザに必要なエネルギーも無色エネルギー1個なので、構築に邪魔することなく組み込めるのがいいですね!

ヤヤコマ

 このヤヤコマ、歴代初の逃げるエネルギー0なんです!
 エクストラレギュレーションや殿堂レギュレーションでファイアローを使う際も、多くのデッキはこのヤヤコマを採用すると思います。


グッズ

ツールボックス

 山札の上から7枚見てその中のポケモンのどうぐを全て手札に加えられる効果をもつグッズ。
 通常のデッキでは、ポケモンのどうぐは多くても5枚程しか入っていないため採用することは少ないと思います。
 しかし一部のコンセプトデッキでは待望といっていい程のサーチカードです!
 例えば同じパックのロトムV「ガベージアタック」のポリゴン2「からくりサンダー」のパチリス「とんでけラッシュ」のエルフーンなどですね!
 こういったデッキではポケモンのどうぐが10枚以上入ってたりすることもざらにあります。
 そういった場合に複数枚のポケモンのどうぐをグッズでサーチできる可能性があるのは大きいですよ!

ミラージュゲート

 個人的に今回のパックの一番のぶっ壊れカードです。
 使用条件に自分のロストゾーンのカードが7枚以上とあって重たいですが、それを準備してでも使いたい1枚。
 山札からそれぞれちがうタイプの基本エネルギーを2枚まで選び、自分のポケモンに好きなようにつけるとか言うどう考えてもやりすぎ性能。
 明らかにグッズでやっていいエネルギー加速の範疇を越えてます。
 このカードの登場でロストゾーンを肥やすギミックさえ組み込めれば、どんなデッキだろうとエネ加速方法を確保することが可能。
 これにより様々なファンデッキ、コンセプトデッキが救われました。
 ありがとうございます、ホントにありがとうございます...…!
 スタンダード、エクストラ、殿堂どのレギュレーションでも腐らないどころか、明らかに1つステージを押し上げそうな予感すらします。
 今後がたのしみでしょうがないですね♪

ロストスイーパー

 盤面のポケモンのどうぐ、スタジアムを除去することの出来るグッズ。
 ポケモンのどうぐを除去するならツールスクラッパーの方が優秀なので、スタジアムの除去をしたいデッキに入れる事が多くなるのかなと思います。
 もちろんロストゾーンを肥やすことも出来るので、ロスト関連のデッキに採用されることもあると思いますがそこまで重要な1枚ではなさそうな印象。

 ただこのカードが真価を発揮するのはエクストラレギュレーションと殿堂レギュレーション、ここにあると思っています!
 スタンダードレギュレーションではポケモンのどうぐやスタジアムを使い回せるカードが少ないので、トラッシュに行こうがロストゾーンに行こうがそう大差はありません。
 しかしエクストラレギュレーションと殿堂レギュレーションでは別です。
 トラッシュからの回収方法が豊富で、デッキからのサーチも充分にあります。
 なので1~2枚のポケモンのどうぐやスタジアムを使い回す事が多いです。
 そのカードたちをロストスイーパーでロストゾーンに送ることが出来れば、厄介な動きを封じ込めたり、相手のリソースを削ることが出来ます。
 今後のスタンダードレギュレーションでもトラッシュから回収するカードが出るかもしれませんので、そのときは評価がグッと上がると思います!

パニックマスク

 強そうに見えますがたぶん対面で見ることはほぼほぼないので評価を図りかねそうなカード。
 サンムーン環境のCレギュレーションのスタジアムブリザードタウンがほとんど同じ効果を持っていますが使用されてるところを数回しか見たことがありません。
 それも殿堂です。
 つまりポケモンのどうぐになろうと余程見ることは少ないかと。
 採用される場合はHPが低いデッキへのメタとかは殆どなく、相手のポケモンのHPを10にするといった効果のワザを使うデッキになると思います。
 強化拡張パック「Pokémon GO」で「いかりのまえば」を持つアローララッタも登場しているので、もしかしたら使われることもあるかもしれないですね。


サポート

アクロマの実験

 ロストゾーンを貯めたいデッキでの採用が主になると思われます。
 山札の上から5枚を見て、その中の3枚を手札に残りをロストゾーンに置きます。
 結果だけ見ると手札は3枚しか増えていませんが、バトル中の相手のデッキだったり使用したときの自分の状況を省みながら5枚の中から選べるのでかなり強力な効果をしていますね。
 「はなえらび」のキュワワーと同時に採用されることになると思いますので、アクロマの実験で手札に加えるカードが少なくても、特性「はなえらび」でも手札補充できるので充分かと。

おじょうさま

 今回再録されたサポート。
 山札から基本エネルギーを4枚まで手札に加えられます。
 なので手札に基本エネルギーがたくさん欲しいデッキや手札の基本エネルギーをポケモンにつけることが出来るデッキでの採用が多いと思います。
 例えば「ライブペイント」のドーブルのデッキ、「はるらんまん」のチェリム「ひょうせつのまい」のモスノウを採用したデッキ、同じパックで新登場したテーマきままにおよぐなどですね。

ネジキ

 来ましたね。
 スタンダード、エクストラ、殿堂どのレギュレーションでも新しい可能性を感じさせてくれるサポートカード。
 ホントにありがとうの一言に尽きます。
 このカードを使うと自分のトラッシュのたねポケモンも自分の場のたねポケモンを入れ替えることが出来ます。
 その際ついているカード・ダメカン・特殊状態・効果などは、すべて引きつぎます。
 ですので自分の場にいたポケモンが前の番からいた場合は、ネジキを使ってトラッシュから入れ替えられたポケモンはすぐに進化することが可能です。
 多くみられる使用方法としては、ベンチに出したクロバットネオラントを退かしながら、他のポケモンを展開するという形になると思います。

 他には相手に倒されづらいたねポケモンをベンチに置いておき準備をしたあとに、ネジキを使ってVポケモンをすぐにVMAXやVSTARに進化させるというのも使用方法としてありそうです。
 こうするとよくある準備中のVポケモンをボスの指令などを使って倒される事が減りますね。
 倒されづらいたねポケモンとしては、相手のポケモンのワザのダメージできぜつすると山札から好きなカードをサーチできる「のろいのことづけ」のミカルゲ、相手のVポケモンからワザのダメージを受けない「ミラクルボディ」のミルタンク、バトル場で相手のポケモンからワザのダメージを受けてきぜつしたとき、ワザを使ったポケモンにダメカンを6個のせる「はれつばり」のハリーセン、バトル場で相手のポケモンからワザのダメージを受けたとき、ワザを使ったポケモンについているエネルギーを1個トラッシュする「トラバサミ」のガラルマッギョなどがいます。

メリッサ

 ロストゾーンにカードが10枚以上ないと使えませんが、その分得られる効果は群を抜いた性能をしています。
 次の相手の番、自分のポケモン全員が、相手の「ポケモンV」から受けるワザのダメージは-120されます。
 これには新しく場に出たポケモンも含まれます。
 自分のポケモン全員ですので、ボスの指令やクロススイッチャーでベンチのポケモンを呼ばれても守ることが出来るのがいいですね!
 また耐久力の高いカードと組み合わせることでより粘り強く耐えることが出来るようになるので、火力が低めのデッキではダメージを与えることすら難しくなることも考えられます。


スタジアム

ロストシティ

 ロストゾーンを活用するデッキに入るというよりは、メタとしてのピン差し採用が多くなると考えています。
 今のスタンダードレギュレーションにはかがやくポケモンというデッキに1枚しか入れられない強力なポケモンがいます。
 特にかがやくゲッコウガかがやくリザードンは環境でも見ることが多く優秀なアタッカーとして使い回されているので、ロストゾーン送ることで使い回しを防ぐことが出来ます。


エネルギー

ギフトエネルギー

 新しい特殊エネルギーが出ましたね。
 効果は[このカードは、ポケモンについているかぎり、無色エネルギー1個ぶんとしてはたらく。このカードをつけているポケモンが、相手のポケモンからワザのダメージを受けてきぜつしたとき、自分の手札が7枚になるように、山札を引く。]といったものです。
似た効果を持つカードとして、ポケモンのどうぐのしあわせたまご、特殊エネルギーのラッキーエネルギーがあります。
 しあわせたまごは最近は強いポケモンのどうぐが増えてきたこともあって、採用することが難しかったルールを持たないポケモンのデッキも多かったのでワザに必要なエネルギーに無色を含むならこのカードを採用出来るかもしれません。
 ラッキーエネルギーは耐久力が高いポケモンにつけて継続して山札を引くことに特化しているので、倒されやすいポケモンにつけたいギフトエネルギーとは使い分けが出来てていいですね。


おわりに

ここまで読んでくださりありがとうございました!
 色んなカードについて語りたいことが多くて、めちゃくちゃ長くなってしまいました...…!
 文字数は10000万を越え、仕事を挟んでいたとはいえ書き上げるのに1日かかってしまいました。
 誤字脱字もあったらコメント等で教えていただけると嬉しいです♪
 語りたい枚数が多くて1枚辺りを駆け足で書いてしまったので、このカードについてもっと聞きたいよ!とか今回触れなかったカードについて聞きたい!などあれば言っていただければ書こうかなと思います。
 なんなら今回のパックのカードじゃなくても全然大丈夫です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?