40代新人ライダーの北海道ツーリング日記22.10.2

今回からタイトルパターンを変更しまして、心機一転やっていこうとは思うのですが。北海道はもうじきバイクには厳しい季節となってきます。
本日はその片鱗を味わった、そんなお話。

今年度のバイク日和は、どうにも今日までっぽい。
昨日のマスツーリングでは出来なかった事をやるために、本日はソロツーリングです!
少しずつ距離を伸ばすため、目的地は旭川から片道60~70kmのあたりで探してみます。
富良野方面は昨日行ったし、札幌方面は車多いから国道走りたくないし。
名寄方面か北見方面となると・・・この辺かな!

はい、ダムです。
この先には三国峠という大変景観の素晴らしい峠があるのですが、そこまでは行かず。そこまで行く体力はまだ自信がないので。
手前には層雲峡という観光名所があるのですが、そこもスルーです。
なぜここに行くのか。

それは、ダムカードがもらえるから!

そう、それだけです。別にダムマニアでもないし、なんならダムカードは他に一枚しか持ってません。 まぁ、道の駅スタンプみたいなもんですよ。

昼ごはんを食べてからの出発だったのですが、なんだか汗ばむくらいの陽気。 いつもは上着の上にジャケットを着てたのですが、今日はまぁ大丈夫だろうとTシャツの上にジャケットを着ていざ出発。
この判断がのちのち、私を苦しめることとなります。

家を出発して10秒で、「懐に吹き込む風が涼しいなぁ」と思いつつ。
東旭川に入り、旭山動物園近くの当麻から愛別に抜ける道を走ります。

この道は旭川から東に抜ける国道39号線の抜け道として結構オススメ。
愛別からは遠軽方面へ無料の高規格道路を利用することが出来ます。
今回はあえて、下道を走って層雲峡を目指します。
決して怖いわけじゃありません、ええ。
普段車ならここから高速に乗るんですが、今回は曲がらずにまっすぐ・・・はて、この先どうするんだっけ?
軽く愛別駅に迷い込んで、現在地を確認。 初めて来ました愛別駅。
せっかくなので新兵器のスマホホルダーにスマホをセットして、出発。

国道に合流して、途中の目的地は「北の森ガーデン」です!
出発して程なくして、スマホホルダーが風圧に負けて倒れてきました。
まぁ、この先は迷う道じゃないからいいんですけど、次回の課題かな。

北の森ガーデンに到着して、端っこの方にバイクを止めて、さて売店でも・・・あれ、真っ暗? そういえば、閉店したと聞いた気が。
そうなんです、北の森ガーデンは2021年10月31日で閉店してたんです。
熊牧場も閉まってましたが、アイスパビリオンは営業してました。
一応駐車場併設の売店と自販機は動いてたので、冷たいお茶を買って一休み。 半分ほど飲んだところで、新兵器その2シートバッグにペットボトルをしまって、層雲峡方面へと再出発。

紅葉が始まりかけの層雲峡の道は、車の時には気づかなかったんですけどバイクだと非常に楽しいです。
森の匂いと木々の色めきを感じつつ、適度に緩いカーブが多く、木陰に入るとひんやりと涼しい風を感じることが出来ます。
当然バイカーも多く、すれ違いの挨拶もそこそこありました。

なにやらヤエーという名前がついているらしいですが、個人的にはDSのすれちがい通信みたいなもんだと思って、すれ違いポイントが溜まったなぁ、という感覚です。
ちなみに自分からはしないけどしてもらえると少し嬉しい。
相手が乗っているバイクによって、される確率が結構違うと感じましたね。

覆道をいくつか越えたあたりで、異変を感じました。
あれ、なんか結構寒いのでは?
気がつくと日差しはあまりなくなり、涼しいと思っていた感覚が寒いに変わっていました。
天気が悪いわけじゃないはずだから、たまたま日がさしてないからかなぁ。
そんな気分でいたんですけど、層雲峡にたどり着いたときには引き返すかどうかを考えるくらいまで体が冷えていました。

ここまで来たらあと10分くらいだし、とりあえず行ってみよう。
寒かったら帰りに日帰り温泉にでも入ればいいんだ。
そんな風に思いながら、銀河・流星の滝を横目に・・・トンネルへ!
いやここでトンネルかい!
トンネルさんはねぇ、とても寒いんですよ。
更にこのトンネル、銀河トンネルと行って、この国道最大の長さを誇るらしいんです。
いやもう、地獄でしたね。 目的地に着いたら温かいコーヒーでも買おう。
そう思ってトンネルを抜けました。
トンネルを抜けて程なくして、国道の分岐する交差点に差し掛かります。
ここは39号線側の真っ直ぐの道を選び、目的地の入り口を例によって通り過ぎてUターン。 急勾配の坂を下って目的地に到達!

バイクを止めて、ダムの写真を取り。

マイクラっぽいと言われたボート

施設に入って、ダムカードをゲット!
しかし、自販機や休憩スペースは全くありません!
トイレはあるけど。 軽く絶望しつつ、外に出ます。

車と違って体を温める術がないことを痛感しつつ、私は気づきます。
さっき抜けたばかりのトンネルをまたすぐに引き返すということを!
念のため地図を確認しますが、帰るためには引き返すほかありません。
意を決してトンネル向けて走り出します。
そこで私は、行きには見なかった恐ろしいものを見てしまいました。

絶望の標識

標高800m!?

そう、今更ですがここ、山の上だったんです。
そうだよね、ここ大雪山だもんね。 北海道で一番高い山の。
そりゃね、寒いわけですよ。 山を舐めるな、そういうやつですよ。
車では全く気にしてなかったことが、バイクだとその身をもって思い知らされました。

ある意味納得しつつ再び銀河トンネルを抜けて層雲峡へ。
ここで温泉に入るかどうか悩みましたが、湯冷めの可能性と日没の危険性があるため、立ち寄ることを断念。 来た道をひたすら戻ります。

愛別からは裏道を通らず、あえて永山方面を抜けます。
可能な限り行きと帰りは違う道を通りたい派なので。
帰り道はほぼノンストップで帰宅しました。

ということで、片道70kmの旅は、とりあえず無事に終了しました。
今年度中に次回があるかは怪しいもんですが、次は片道80kmと考えれば留萌ぐらいまで行けそうな予感です。 行って富良野かなぁ。

今日の教訓:防寒対策はしっかりしよう!

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