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モデルを混ぜる『マージ』のやり方 / Stable Diffusion

複数のモデルを混ぜ合わせることができる「マージ(merge)」のやり方についてのメモ。とっても簡単。

実写モデル5割:アニメモデル5割

実際に、実写系のモデルとアニメモデルを混ぜ合わせた例です☝️


マージのやり方の流れ

モデルはCivitaiからダウンロードする。


①Checkpoint Mergerのタブをクリック


②マージしたいモデルを選択する

3つまで選択できるが、コツがいるため最初は2つがおすすめ。
今回はアニメ調とリアルな実写モデルをマージする。

使用したモデル↓


③マージ後のモデルに適当な名前をつける

後から自分が何をマージしたか分かるように名前をつけておく。


④マージの比率を調整する

A × (1 – M) + B × Mの数式で配分される。

M = 0 → Aが100%の割合でモデルになる
M = 0.3 → Aが70%・Bが30%の割合
M = 0.5 → Aが50%・Bが50%の半分の割合
M = 0.8 → Aが20%・Bが80%の割合

数値を大きくするほどモデルAの割合が減っていく。


⑤補完方法を選択する

マージする時は加重平均を選択する。

補完なし / No interpolation
補完なし。VAEを使用する際に使う項目なので、今回は関係なし。

加重平均 / Weighted sum
2つのモデルを加重平均で補間する。マージする時はこれを選択する。

差を加える / Add difference
3つのモデルをマージするときにはこれを選択する。


⑥checkpointのファイル形式を選択する

『safetensors』のままでOK。ckpt形式はセキュリティ上のリスクが高い。


⑦「Save as float16」にチェックを入れる

モデルの容量を軽くできるため、チェック推奨。


⑧「Copy config from」の項目を選択する

元モデルの設定をマージ後のモデルに引き継ぐかどうかの設定。
基本的には「しない」でOK。


⑨「マージ」を押す

マージを押すとモデルデータが自動で保存される。


右上のモデル選択プルダウンバーから、マージしたモデルを選択することができる。
③で付けた名前のモデルが表示されているはず。


生成結果

tx2imgタブで通常通りプロンプトなどを入力して、画像を生成する。

実写モデル8割:アニメモデル2割
実写モデル7割:アニメモデル3割
実写モデル6割:アニメモデル4割
実写モデル5割:アニメモデル5割
実写モデル4割:アニメモデル6割


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