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■ショルダーの接ぎ足し

ショルダー部分の修理、丸々新しいものに作りかえる時もあれば、状態に応じて部分的に革を「接ぎ足し」て直す場合もあります。

ショルダー部分で特に傷みやすいのが、根革と呼ばれる革パーツとショルダーを繋ぎとめておくための、四角い金具に巻きついている部分です。
ここは金具が擦れて、しかも一番負荷がかかる箇所なので、ここから革が切れてしまった…というお声を本当に沢山お聞きします。

ショルダーを全部作り替える修理は、よほど全体が劣化してしまっている場合ならおすすめなのです。
しかし、切れてしまっている部分以外は比較的綺麗なのに…という場合は、この「接ぎ足し」による修理をお勧めしています。

その方が費用もお安く済む場合がほとんどで、まだ使える革を無駄にする事もなくお使いいただけるからです。


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