【イベントレポート】木曽で話そう×暮らすroom’s vol. 2 「 子育てを外に開くソトイクの話」 ゲスト:ゴレイコさん
こんにちは!暮らすroom'sです。
2023年9月28日に開催した木曽で話そう×暮らすroom's vol.2 「子育てを外に開くソトイクの話」のイベントレポートをお送りします。
9月28日 13時半~ ふらっと木曽にて、「子育てを外に開くソトイクの話」を開催しました。
リアル参加者12名+お子様1名にご参加いただきました。
講師はソトイク代表のゴレイコさんにお越しいただきました。
ゴレイコさんによる自己紹介とソトイクプロジェクトの紹介
講師のゴレイコさんは、2021年に東京から長野県塩尻市に移住。
子育てを通して時代が変わっても育児のスタイルの変わらなさや、コロナ禍もあり様々な影響で悪化する育児環境を感じ、コワーキングスペースの育児版のごとく「みんなで育児をシェアしたい」とう想いからソトイクプロジェクトを始めました。託児付きモクモク会、ソトイクお茶会、ソトイク文庫、ソトイク祭などをご紹介頂きました。
ソトイクプロジェクトは、街の人に育児に近づいてもらうこと=まちづくりの面もあるそうです。
参加者さんそれぞれの感想やお話をご紹介します。
木曽郡内(南木曽地域、大桑、開田高原)では実家や祖父母がいることが前提の町の制度づくりになっていて、核家族の移住者が子育するための受け皿が少なく、育児しにくい現状。ファミリーサポートやこどもの一時預かり制度が町村にない地域もあり、親が未就園のこどもを24時間こどもをみなくてはならない状況も。少しずつでも意見をだして町の制度も変えていくことが必要。
個人事業主として働いているので、(育休制度もなく)仕事が休めない。子育てするためには、町からのサポートがないと大変。2人目のこどもが欲しいけれど、自分が仕事している間、妻一人で二人のこどもをみることはできない。何をしたらよいのか…。
都会から移住して木曽に来てからのほうが孤独感がある。
木祖村は託児サポートが手厚いけれど、ママ友、横のつながりがもっと欲しい。
子育てする女性の声を届けたくて最近、村会議員になったけれど、まだまだ封建的な雰囲気で先輩の男性議員には育児当事者や移住者のニーズが理解しづらい。でも、議員になることで、友人や近所のおばあちゃんたちが議会傍聴に参加してくれ、議会に関心が集まるだけでもよいこと。
開田ずんね市のとりくみー開田小学校の校庭で定期的に開田の人たちのマルシェを始めた。こどもマルシェがあることで親子3世代が遊びに来て、縦、横のつながりができる。こどもを皆でみながら出店できる様子も子育てを町に開くソトイクに通じる良さがある。
木曽の地元民であり、長く都市部で働いていたので、地元民と移住者の両方の気持ちがわかる。移住者と地元民はうまく交わらないことも現状であり、うまいところで折り合いをつけていくことがよいのでは。地元民は都市部へのコンプレックスもある。
田舎に仕事がないこと、手に職がないと移住できないので数は少ないけれど、Uターンの人が地域の鍵となる。
ふらっと木曽の運営をするなかで、木曽青峰高校に関わっている。高校の授業の時間だけではできないことを外に出て様々な企画をしている。ふらっと木曽でイベント的にモクモク会などをして、高校生がこどもの見守りをする機会など作れないか?
小さい子を育てながら、現状を変えようとするのはすごいことだし、しんどいよね。
自分のこどもたちは小学4年生から不登校になったけれど、学校に行っていないと居場所がない。でも不登校の子は沢山存在している。居場所の選択肢も少ない。
場所をつくっても、世の中の人、町の人、そこに関わる人の考えが変わらなければ同じ。
伊那でおこなっている「たき火の日」は不登校の子たちの居場所にもなっている。
ゴレイコさんのソトイクのお話に触発され、参加した皆様が自分のことをお話し下さった大変貴重な機会になりました。時間が足りず、まだまだ話したいことは沢山ありましたが、話すことでお互いの地域やお互いの現状をきけました。自分の地域でもできそうなこと、ヒントがもらえたり、今後のお互いの取り組みにも繋げられそうなお話会になりました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?