前世紀のお話

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だいぶご無沙汰しました。
再開したばかりで早くもネタ切れ状態で。

前も書いたことですが、昔のことを少し。

夏休みはどこにも行かず、自宅でごろごろしてました。
昔のフェチ仲間の手紙を引っ張り出して、寝っ転がって読んだりしてね。

一番古いのはインターネット普及以前の紙の手紙です。
時代を感じます。

パンプスさんの手書きのメッセージが一番古いか。
ビデオのカタログも紙の印刷物でした。
パンプスさんは注文してもなかなか送ってこないんで、イライラさせられたました。
詐欺かと思うぐらいね。(笑)
その分、ポストに荷物が届いてるのを目にした時の嬉しさはひとしおでしたけど。
真昼間から部屋の雨戸を閉めて、部屋を暗くして食い入るように鑑賞したもんです。
ティッシュの箱を横に置いて。(笑)

哀しい性さんの手紙は紙ですが、ワープロ打ちです。
お付き合いは性さんがまだ販売を始める前のことでした。
フェチの情報交換をする相手なんていませんから、直接電話で盛り上がったりもしました。
懐かしい。

GENさんとはネット時代になってからです。
手紙じゃなくて、やり取りはメールに変わりました。
パンプスさんはフェチのデパート。
性さんは踏みメイン。
GENさんと知り合って、初めて自分の本領の巨大女で情報交換できる相手ができました。
GENさんはハイヒールでもサンダルがお好き、自分はパンプスのハイヒール派という違いはありましたが、破壊系、クラッシュ系の巨大女好きでは一致していました。
オーダー作品も何度か撮っていただきました。
同好ならではのツボを心得た魅力的な映像に酔い痴れました。

クラッシュに目醒めたのは、性さんが送ってくれた洋物ビデオがきっかけ。
アナログのテープを何度もダビングしたらしく、とてつもなくクオリティが低くて観づらいものでしたが、すごい破壊力をもった映像でした。
この地球上でこんな性的行為が行われてるんだという事実に眩暈すら覚えました。

それからは、巨大女趣味を捨てたわけではありませんでしたが、クラッシュ作品を見たくてたまらず、むしろクラッシュの方が頭の過半を占領したように思います。
そういう時に出遭ったのが、「女神のなんとか」というサイトでした。
一〇法〇さんとのメールの記録を見たら、前世紀の日付でした。
そんなに昔のことなんだなあ。

全部は書きませんが、けっこうメジャーな方々とお付き合いしました。
皆さん、個性的な方です。
業界人みたいなオーラを発散してるパンプスさん。
どこか営業マン的な俗っぽさを感じさせる性さん。
古い言葉で言えば、職人的、今風に言えば、エンジニア的なGENさん。
そして、サイエンティスト的な一〇法〇さん。
クリエーターもいろいろですね。
ちなみに実際にお会いしたのはパンプスさんだけです。

数多くの思い出の手紙やメールを読んで一番心に響いたのは、一〇法〇さんの言葉かな。

販売用とは別にプライベートな映像をかなり撮りためておられたようで、そのビデオ・コレクションがあれば、「自分としてはそれだけで十分満足なんです」と書かれてました。

今の自分の境地はそれに近いです。
フェチは所詮パーソナルなもの。
願望を満たしてくれるのは、結局自分以外にはないと思っています。

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