見出し画像

若い時から準備しておこう!

こんにちは。リタイヤアドバイザーのタムタムです。

最近、「インフレ」「デフレ」という言葉をよく耳にしますよね。インフレとは、物価が上がり、お金の価値が下がることで、その逆がデフレで、物価が下がり、お金の価値が上がることです。

日本では、長い間デフレでしたが、コロナ禍や、ウクライナ戦争などにより、輸入への依存度が高いエネルギー資源や食料が不足するなど、さらに円安などにより、22年度は消費者物価指数(CPI)が上昇しました。

インフレには、良いインフレと悪いインフレがあります。「需要過剰」と「供給過少」の状態により引き起こされます。需要の増加による「ディマンドプル・インフレ」と供給の減少による「コストプッシュ・インフレ」とがあります。ディマンドプル・インフレとは、景気拡大により購買意欲が高まり、需要(ディマンド)の増加で価格を上げることができ、物価が上昇する現象です。その結果、賃金上昇への期待と、消費拡大という好循環が生まれます。

一方、コストプッシュ・インフレは、物不足等により供給サイドのコストが上がり、企業努力だけでは対応ができないと、物への価格転嫁となり物価が上昇する現象です。「スタグフレーション」とは、実は、「コストプッシュ・インフレ」を言い換えたに過ぎません。

今回の日本のインフレは、コストプッシュ・インフレで悪いインフレになります。過去にも1973年から1974年のインフレ、1978年から1980年の高インフレは、エネルギー価格や食料価格の高騰に起因したものでした。

そこで23年度の賃上げに関して、政府からの物価上昇に見合った賃上げ要望もあり、久しぶりに大幅アップの見通しとなりました。賃上げにより消費を拡大させ、良いインフレへの転換を期待しています。

政治が大いに関係する経済のお話は、非常に複雑で理解しがたいものです。
でも、関心を持つことで自分自身の生活に少しは役に立つこともあります。
身近な問題として、インフレと年金の「マクロ経済スライド」制度のお話があります。物価や賃金が伸びるのにそこまで年金受給額は増加しませんし、また、インフレになると貯えが目減りするそうです。

老後のお金が大変!。今更そんなこと言われても!、若い時から準備しておけばよかった! 

(参考)マクロ経済スライドとは、
マクロ経済スライドとは、平成16年の年金制度改正で導入されたもので、賃金や物価の改定率を調整して緩やかに年金の給付水準を調整する仕組みです。将来の現役世代の負担が過重なものとならないよう、最終的な負担(保険料)の水準を定め、その中で保険料等の収入と年金給付等の支出の均衡が保たれるよう、時間をかけて緩やかに年金の給付水準を調整することになりました。 
以下、続きは、日本年金機構ホームページを参照下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?