自分にとっての合成の誤謬とは

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                    2019/09/27 第537号
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【自分にとっての合成の誤謬とは】

こんにちは。リタイヤアドバイザーのタムタムです。

生きるとは、どういうこと。日々の生活でふと立ち止まって、考えることがあります。毎日なにをしているわけでもなく、ただ時間だけが過ぎて行く。

地球温暖化の影響かもしれませんが、特に今年は猛暑日が続いている気がします。私の日課として、一汗かいた後のシャワーを浴びている時はすごく幸せ感があります。そう、何気ない一日の、何気ない事に喜びを感じられることが、素晴らしい事だと思えます。サラリーマン時代には感じられないことです。

私たち個人や企業(ミクロ) の視点から正しいと考えておこなった行動でも、それが積み重なった結果、経済全体(マクロ)としては、好ましくない事態をもたらしてしまうことを、「合成の誤謬(ごびゅう)」といいます。

一定期間に渡り、物価が持続的に下落する現象で、貨幣価値が上昇する状況のことをデフレと言います。その逆で、経済成長が続いて貨幣価値が下落している状態のことをインフレと言います。
デフレ時は、お金の価値が上昇傾向にあるので、物を買うより、貯蓄した方が、個人や企業にとって得と考え、消費を控えます。その結果、全体としては、経済成長が停滞している好ましくない事態へと導いてしまうのです。

対処法は、第三者による介入が必要と考えられています。このケースの場合は、政府の介入となります。インフレ率2%の目標を掲げて金融緩和政策を行っています。でも、なかなかうまくいかないようですがね。

「自分にとって得と思って行動することが、全体としてはまずいことになる。」ことってありますよね。
日常のことでペットポトルの廃却の仕分けはメンドウですよね、自分にとっては、可燃ごみとしてまとめて廃却した方が楽です。しかし、積もり積もって地球温暖化に悪影響をあたえてしまいます。

今回は、自分にとって「合成の誤謬 なるほどね」という言葉の意味に、何気ない喜びを感じとれましたので報告となりました。
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