初午祭

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                       2019/03/22 第510号
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【 初午祭 】

和のこころアドバイザーのゆうです。

新年を迎えたと思ったら、もう3月です。
学生時代は、一月は往(い)ぬる二月は逃(に)げる三月は去(さ)る、と三学期の初めによく聞かされたものです。
元旦から3月までいろんな行事があって、あっという間に過ぎていきます。

今回は、その中で初午(はつうま)のお話をします。

社会人になって1年ほど経った頃、突然会社で紅白まんじゅうをもらって帰りました。何だろうと思っていたら、初午祭とのこと。今から思えば、数百人分の紅白饅頭・・壮観です。
会社の敷地内にお稲荷さんがあることは知っていました。お稲荷さんの周りは、春には桜がきれいなので、お昼休憩にお弁当持参で花見をしたこともありました。
では、「初午」って何?
二月最初の午の日をさします。
昔、日付は数字ではなく、十二支を使って表現されていました。
現在でもカレンダーに、ね、うし、とら、、、と書かれているものもあります。
寅の日は、金運を高める吉日といわれていますので、この日に宝くじの購入や財布の購入をした方も多いのでは?

「初午」ですが、この日に各地の稲荷神社でお祭りが行われます。稲荷神社の総本宮、京都・伏見稲荷大社の神様「稲荷大明神様」が稲荷山に鎮座された日が七一一年二月の初午の日だったのがお祭りの由来だそうです。
では、ご利益は?
五穀豊穣以外に商売繁昌・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能上達などです。そのため、お稲荷さんをお祭りしている会社は多いようです。
稲荷神社というと、狛犬ではなく、狐が鎮座しています。
「稲荷大神様」のお使いは狐とされています。この神様の御遣いをする動物を「眷属(けんぞく)」と言うようです。
但し野山に居る狐ではなく、眷属様も大神様同様に我々の目には見えません。
そのため白(透明)狐=“びゃっこさん”といってあがめます。
京都・伏見稲荷大社は朱塗りの美しい千本鳥居が有名ですが、境内を歩けば至るところで、稲荷大神のお使いである狐に出会います。楼門前には阿吽(あうん)の狛犬ならぬ“狛キツネ”が鎮座し、向かって右は「玉」、左は「鍵」をくわえています。他にも「巻物」や「稲穂」をくわえていたり、格好もさまざまなので、チェックしながらめぐるのも楽しいですよ。


最後にご存じの方も多いと思いますが、改めで、参拝の仕方を。
一、参道は真ん中を避けて、端を通りましょう
(真ん中は、神様の通り道とされているからです)
二、鳥居をくぐる前に、神前に向かって軽く会釈をしましょう
三、手水舎で手と口を清めましょう
(自分で手水を使うときの作法は、まず右手で柄杓を持って水を汲み、左手にかけて左手を清めます。次に柄杓を左手に持ち替えて、同じように右手を清めます。再び柄杓を右手に持ち、左の手のひらに水を受け、その水を口にふくんですすぎます(このとき、柄杓に直接口をつけることは誤りです)。
口をすすぎ終えたら、もう一度水を左手にかけます。最後に水を入れた柄杓を立て、柄に水を流してから柄杓置きに伏せて置きます。)
四、本殿前で鈴を鳴らし賽銭を入れた後、『二拝二拍手一拝』の拝礼を行いましょう
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