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カメムシ大量発生!!

こんにちは。和のこころアドバイザーのゆうです。

今回もムシのお話です。
今年はカメムシが全国的に大量発生している、というニュースを耳にしますよね。カメムシは晩春から初夏にかけ、成虫はいろいろな植物に卵を産み落とします。孵化した幼虫は、その植物を食べて夏の終わりには成虫になります。今年の夏は全国的にかなり気温が高かったことで、卵から順調に成長して成虫になる数が増えたと言われています。

カメムシはかなり種類が多く、色や形、大きさ、模様は様々で、呼び名も地方によって異なり、ヘッピリムシ、ヘクサムシなどと呼ばれています。
西日本に住んでいる私の近くでは、ガイダと呼ぶ人もいます。

カメムシはセミに近い昆虫で、どちらもカメムシ目(半翅目:下の翅は上の翅の半分位の大きさ)に属しています。セミと違うのはあのニオイです。敵の攻撃など、外部からの刺激を受けると分泌され、鳥などの捕食者に対しての防御であると考えられています。
セミに近いと書きましたが、セミとは違い、不完全変態の昆虫で卵から孵った幼虫は、成虫とほぼ同じ形をしています。

成虫は、植物の汁や昆虫の体液などをストローのような口で吸って生活し、寒くなってくると越冬場所を求めて、寒風の当たらない場所に移動し、そこでじっとしたまま冬を越します。この時、家屋内に侵入してきますので、注意が必要です。また、この侵入した成虫が春になって家屋から外に飛び出しますので、この時にも注意が必要になります。

寒くなり始めたころは、洗濯物にも注意です。カメムシは白っぽい明るい色を好む習性があります。シーツやタオル、ワイシャツなどは白いものが多いので、外に干しているとカメムシも集まってきます。洗濯物を取り込む際、カメムシまで一緒に家の中にいれてしまわないように注意してください。

カメムシの発生源は、屋外にありますので、基本的には発生源をなくすことができません。
私たちができることは、家の中に入ってくるのを防ぐこと。入ってきてしまったものを外にだすのか、駆除するのか。

家の中に入ってくるのを防ぐには、入ってきそうな隙間をなくすことや、その隙間に効果が長く続く殺虫剤をあらかじめスプレーしておくことです。
それでも、家の中に入ってしまったカメムシは刺激をしないようにそっとティッシュなどで包んで、外に出しましょう。粘着力の強いガムテープで捕獲し、くるんでそのまま捨てるという方法もありますが、この方法も刺激を与えないようにしないとだめです。

たくさんいる場合は、やはり殺虫剤の出番でしょうか。お店にはカメムシと大きく書いたものを置いていると思いますので、そういった専用のものや、不快害虫用と書いたものを選んでくださいね。
カメムシが大量発生すると大雪になると言われていますが、もしそうであればこの冬は大雪の対策も考えておかないといけませんね。

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