新型コロナウイルス感染症後に思うこと

こんにちは。リタイヤアドバイザーのタムタムです。

新型コロナウイルス感染症報道に接し、1年間がたちます。なかなかコロナ禍、収まりそうにないですね。コロナ疲れ、報道にたいして反応が鈍くなってきているのを感じます。唯一明るいニュースとして、高齢者へのコロナワクチンの接種が始まったことです。全員の接種が終わるのには今年一杯かかるとのことのようです。

消費生活アドバイザーの資格更新講座「ニュースから世界を読む」(池上影氏)より、「歴史に学ぶ感染症後、世界では何が起こったか。」に興味がわきネットなどで調べてみました。

8世紀 奈良時代 天然痘で当時の人口の約3割が亡くなった。当時の医術では、大仏を建立して祈るしかなかった。経済立て直し策として、「墾田永年私財法」(開拓した土地は自分のものにしてもよい)などで経済を回復、町を守る武士のような職業も生まれた。

14世紀 世界中でペストが流行、当時の世界人口20%超、約1億人死亡した。当時のヨーロッパでは、疫病は神が下した罰とみなされていた。しかし、ペストを契機に、教会権力の存在意義と疑念が、白日のものとなった。多くの農奴が死亡したことにより、労働者不足が発生など、潜在的に構造転換を必要としていたこともあり、労働者の地位向上など社会変化の必要を「加速」させた。そして、ルネサンスへとつながっていく。
しかし、仕事ができなくなり、創造的休暇期にあった時、人々は何をしたか。ニュートンの万有引力の発見、英国「ロミオとジュリエット」(ペストにより手紙が届かなかったことによる悲劇)などが生まれた。

19世紀 コレラ流行、日本でも明治以後数万人単位の死者がでた。
明治政府は、「公衆衛生政策」で、上下水道の整備、衛生意識を高めた。

20世紀 第一次世界大戦末期 世界人口の1/4 約5億人が感染した。中立国のスペインが実情を報告したため「スペイン風邪」と呼ばれた。
日本でも、第3波に分かれて流行、第2波の死亡率が高かった。変異により毒性が増したと考えられている。インフルエンザというと、どうしても体力が弱い高齢者とか幼児があぶないと考えられるが、「スペイン風邪」は若い人ほど免疫力が暴走して死亡している。

第一次世界大戦以後の世界は、各国とも戦争債務に苦しみ、不況下で反グローバリゼイション化、第二次世界大戦へと進んだ。

21世紀 2021年 新型コロナウイルスで世の中どの様に変わっていくのでしょうか。コロナウイルス対策によって支出が膨らみ、各国とも債務が積み上がっている。

コロナ後の米中対立を、古代ギリシャの覇者スパルタと新興国アテネが激しい戦争を繰り広げた故事にちなんで「トゥキディデスの罠」(古代アテナイの歴史家、トゥキディデスにちなむ言葉)と警告している。

2021年を未来から振り返ってみると、何が見えるでしょう。どんな新しいビジネスが生まれているでしょうか。
働き方改革、リモートでの仕事が主流になっているかも? 通勤時間が節約され自由な時間が増え、子育てと両立した新しいライフスタイルへの変革が加速するかも?

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