シニア向け講座にも卒業規定あります!

こんにちは。ゆっくりシニア生活アドバイザーの花です。

今回も大学で開催されているシニア向け講座についてお話します。履修規定・卒業規定・卒業後の継続履修についてです。

この大学の講座は正式な大学教育課程ではありませんが、大学として実施しており、個別のコースとして履修規定が定められています。本コースに在籍していると学生証が発行されて大学内の学生食堂や図書館も自由に利用できます。

卒業要件として「毎年2科目(通年科目換算)3年間で6科目以上の履修を必要とする。履修認定は出席状況(3/4以上)、受講態度、レポート提出等による」とあり、出席状況がとても重要です。私が今回受講している科目でも、先生が毎回出席を取っておられます。また別の先生は、出席名簿を講義中に廻したり、教室の入口に名簿を置き出席を確認されています。

いま受講している講座の先生は、毎回講義用にプリントを作成され、スライドを準備されています。90分間しっかりと講義される充実の内容です。私自身は、文学歴史学科のうち日本史を主に受講しております。まだコロナ禍であった昨年は「歴史2」が中世史で鎌倉時代を取り上げていました。昨年のNHK大河ドラマが、「鎌倉殿の13人」でまさに同時進行でドラマをみる楽しみが出来ました。ある時先生に「大河ドラマは観ておられますか?」と尋ねてみますと「あれは、あくまでフィクションのドラマですからね。事実に基づいてのみ書かれているわけではありませんから・・・私は基本的に観ません。」とのお答えでした。あくまで研究者は、実際のエビデンスによって積み重ねられた歴史考察をされるべきというお考えでした。

3年間履修して卒業すると、「研究生」として引き続き本コースで学び続けることができます。「研究生」の在籍期間は1年間で毎年1科目以上履修し、更新手続きをすることで継続して学ぶ事ができます。このコースを卒業した先輩たちの中には「私は今年で10年目ですよ!」「ここで友達になり毎年連絡と取り合って継続受講しています」「倶楽部を続けるためにも継続受講しています」等、長い期間にわたり在学されている方も大勢おられます。まさに『学びに定年なし!!』です。

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