大山崎山荘

山崎の地は、明智光秀と豊臣秀吉の天下分け目の戦いが行われた歴史の場所であり、また、自然と水に恵まれ、サントリーウイスキー山崎蒸留所が置かれる土地である。

山崎・天王山の山麓に立つ「大山崎山荘」は、もとは関西の実業家・加賀正太郎の別荘として、大正から昭和にかけ建設された。

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大山崎山荘入り口

1954年に加賀正太郎が亡くなり、ついで夫人がこの世を去ると、1967年に加賀家の手を離れることになった。幾度かの転売ののち、建物の老朽化が進んだこともあり、1989年には山荘をとり壊し、大規模マンションを建設する計画が浮上した。

しかし、地元有志を中心に保存運動が展開され、財界・行政の支援を受けて復元のうえ、1996年にアサヒビール大山崎山荘美術館として一般公開となった。

そんな「大山崎山荘」の入り口のドアは、春の芽吹きをイメージさせる、再生の色である「萌黄色(もえぎいろ)」です。

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萌黄色の入り口のドア

2020年1月19日撮影

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