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マイナスポイントで自分と相性のいいものを見つける
仕事で海外のTikTokの情報を調べていたときに、Glossyの記事で"De-influencing"がトレンドになっている記事を見つけました。
Influencingに否定を意味するDeが入っているので、"De-influencing"は「オススメをしない」こと。
インスタやTikTokを開くと、常に誰かが何かをオススメをしたり、新商品、新しい店舗やスポットなどのレビューを見ることが多いと思います。
ブランド側ではなくインフルエンサーやコンテンツクリエイターが発信することでユーザーの声として説得力もあるけど、おすすめ情報多すぎやしない?という傾向も。
確かに私も保存タブを押しまくってる割には情報整理ができないまま、実際に購入していないことが多いです。。
そこで、TikTokで登場したのがDe-influencing投稿。
De-influencing投稿は化粧品やヘアケアなど美容のカテゴリで流行っていて、実際に使ってみてリピ買いしなかったアイテムを紹介しています。
いわば口コミ動画になるのですが、今までの良い物だけを紹介するマストハブアイテムではなく、肌質、髪質に合わなかった商品を紹介することで視聴者は何を買うべきかの判断材料になるのです。
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キラキラした世界よりもAuthenticity(リアル)を好むZ世代にとってTikTokはリアルの極みとも言え、更なるリアルな声を目指したDe-influencingの投稿の反応は良く、#De-influencingでの再生数は3月下旬の時点で4.2億回以上、通常のlike数が100以下の投稿の人でもDe-influencingの投稿でのlike数は8万超えしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1680154147941-4C1PRbSkQy.jpg)
セフォラの店員が個人アカウントでよく返品される商品を紹介。
確かに、海外旅行先のホテル選びでもすごくすごく細かく見るのがレビュー内容でのマイナスポイント。
100点満点のホテルを選ぶのは難しいですが、マイナスポイントを見て許容範囲かどうかをチェックしています。
例えば、シャワーのお湯が出なかったりトイレが流れないというレビューが多かったら宿泊候補から即脱落し、朝食が質素だったとかのレビューであればカフェや他のホテルの朝食を試したいので許容範囲でリストに残すなどしたりね。
私自身もホテルのレビューに関しては、良いポイントと気をつけた方が良いポイントを伝えたく、良い点と悪い点を書くことが多いです。
ただ、旅行サイトやAmazonなどの口コミレビューと違い、TikTokは顔出しでマイナスポイントをレビューしているのでかなり勇気がいること。
一方、批判を受けたブランドはクレイマーとして片付けず、今後どういう形でレスポンスするかでブランドの質が見られ、マイナスポイントにうまく向き合ったブランドは賞賛されよりファン層は厚くなるでしょう。
最後に、このブログを書きながら昔、友人が「恋愛では相手との好きなことの共通点を見つけるより、嫌なことや苦手なことへの共感が多い方が長く付き合える」と言っていたことを思い出しました。
恋愛の始まりは相手との好きな共通点を見つけて喜んだりしますが、交際、同棲、結婚など関係がより深いものになれば、相手がされて嫌なことや苦手なことを知ることが大事だなと思います。
共感までできたらもうそれは文句ない関係でしょうが、そう完璧になんでも合致する関係は難しいと思うので、知ることが大事。
そんなわけで、今日もベッドのシーツを綺麗に整えてから出社する彼とは反対にベッドの上に脱ぎ捨てたままのジャケットをピックアップして出社する自分に対して、「そう、知ることが大事、大事」と言い聞かせています。
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